- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737975
感想・レビュー・書評
-
久々に買った小説。
ヒモ男子物語。ですね。
ヒモはヒモなりに気を使って生きている彼。
彼と一緒に暮らし養う看護師の彼女。
ヒモを謳歌しているバカな若者。
なんだかんだでいろいろありつつ、最後の展開はいいんじゃないかな、と。
さらさら~っと読めます。
貢ぎ体質の女子は共感できるのでは。
楽園に間借り。というタイトルも好きだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉井百輔、二十七。
無能無資格無宗教、完全無欠の無職であり、看護士の彼女の部屋に住まわせてもらっている、いわゆる「ヒモ」という人種である。
彼女のことは愛しているので、「ヒモ」なりに彼女に尽くしたりもしてみます。朝は起こしてあげるし、猫の世話もする、彼女が疲れて帰ってきたら慰めたりなんかして・・・。最強の「ヒモ」、ルイとの会話。お金の出所である彼女との関係。ろくでもない元同級生と、地元の姉の変化。幸せなような不幸のような、自由なような不自由なような、百輔のヒモライフとその終焉を綴った「ヒモ文学」、ここに登場!
ヒモなりの苦労やら、心情やらの妙な面白さもありますが、何より地の文が秀逸。言葉の選び方や軽快なテンポにセンスを感じます。一人で悩んだり、問題にぶち当たったりする百輔も見所ですが、彼女との関係もまた気になるところ。依存心とか共依存とかそういうものが絡み合うと、「ヒモ」になる気がなくても「ヒモ」っぽくなってしまう可能性って多くありそうですね。「ヒモ文学」。意外と共感する人間が多くいたりして。
余談ですが、昔やった占いで出た適職が「ヒモ」でした。「ヒモ」・・・「ヒモ」か。 -
愛すべき自堕落オトコが主人公。
分かりやすい&読みやすい。 -
彼女からお金を貰いながら生活してる男性のお話。
自分で少しだけ罪悪感を感じているけど
深くは反省していないみたい。
サラサラと読んだ。
会話のテンポが好きだった。
登場人物の気持ち、
繊細なのか単純なのか、
優しくて甘くて、、
こんなに生きれたらいいなと
思ってしまった。モラトリアム。
夢とか向上心は面倒だとか、、
単純な考えも時には大事なのかもしれない、、、
でも時には迷ったりしながらも成長するときもあるのかな。
-
書評で読んで読了。
図書館では児童書扱いだった。
ヒモとして生活している百輔の生活。最後のどんでん返しがおもしろかった。
作成日時 2007年10月13日 14:47