- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738071
感想・レビュー・書評
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主人公は被害者なんだけど、すぐ感情的になるので
好きになれず同情できない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつのまにか悪者にされ知らない間に裁判が進んでいる。そんな恐ろしい事態にたまたま気がつく事が出来た。理詰で銀行側の矛盾を追求し、銀行優位だったものをひっくり返していく。下巻に向けてまだまだ予断を許さないが面白いじゃないか。
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銀行のご都合主義がよく分かった。こんな貸し方としていては、銀行マンもレベルが相当低いね。こんな人ばかりではないと思うけど・・・
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(処分済)
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元銀行員と銀行の法廷闘争という地味な題材なのだけど、詳細な描写が読ませる。
「巨大投資銀行』でもそうだっけど、事実とうまくシンクロした内容が面白い。 -
739
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200805
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三和銀行がモルガンの杉山氏が脳梗塞で判断力がないのをいいことに、25億円を貸し付けたという事件を題材にした小説。一応、仮名にはしているが、裁判資料や細かなディテールは当事者ならでは、という内容。単に担保を貸しはがそうとした事件だと思っていたが、実は融資直後に巨額の定期を積立させたり、一部を抜き取って隠した行員がいたり、かなりドロドロしていたようだ。上巻は裁判が始まるまでを描いている。
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この話の基になった話は、作者の実体験らしいです。流石、元三和銀行エリート社員だけあって、細部がしっかりしているので、金融関係者でも面白く読めます。只、枝葉のどうでもよい部分を、もう少し刈り込んでくれると読みやすいかな。大銀行がどんどん合併し、業界内勢力図が大きく変わった面白い時代ですが、もうこの手の話は古臭く感じますね。まだ10年もたってないのに。投資銀行部門では、この手の話は嫌というほど見聞きするはずなのに、外部に、特にマスコミに公表しようと考えるのは、珍しい人です。自分のせいにされているとはいえ、業界内結構狭いので、こんなことすると転職不可能じゃんと思ってたら、作者は商社に転職してました。