ホルモー六景

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 630
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738149

感想・レビュー・書評

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  • 2012.10.18

  • 『鴨川ホルモー』の外伝。
    本編にハマった人は楽しく読むでしょうなぁ!

  • 鴨川ホルモーの世界観を背景として、舞台をよりズームアップしたり違う角度から描いている本。
    ホルモーのおまけみたいな本かと思って読んだけど、すごくウマい。
    すごくウマいんだけど、取って付けたイヤらしさが全然なくて笑えるし、読後感爽やか。

    子供が昼寝している間に、梶井基次郎の檸檬もじった?と思わせるところまで読んで、夜寝かしつけてから続きを読んだ。

    昼寝の間はよくあるオムニバス形式かと思ってあっさり読み終わりそうになりながらも、檸檬もじってるあたりからだんだん引き込まれ、早く夜になって欲しかった。読み終わったあとは「は~、面白かった~!!」ってなった。
    本当に久しぶりに新しく好きな作家に出会えて嬉しい。

    鹿男・・に登場する料亭が出てきたりして、微妙にそちらの世界観もクロスさせていて、先に鴨川ホルモーと鹿男を読んでたので、作者の遊びに気がつけて得した気分。

    子育てオンリーの、禅僧のような規則正しく健康的で当たり前の家事を丁寧に行う毎日を刻んでると、とっても幸せだけど、オリのようになんかもやっとしたものが溜まってくる性格らしく、そのオリをいくらかすくってホカしてくれるようなナイスな一冊だった!

    檸檬、再読しよーっと。

  • おもしろかった~!!
    ホルモー読んだの結構前だったので、この話がどこらへんに入ってくるのかとかがちょっとぼんやりしてはいたけど、十分おもしろかった。
    でも、ホルモー読んですぐ読んだ方がより楽しめるかも。

    「ノックした」に笑った。そーいやそーゆーシーンあったなあ。
    あのころに高校生の淡い恋がきえていっていたとは・・・・。
    もっちゃんは、結構途中まで気がついていなくて、
    太宰治の「鼻」が数日前に発売になった、とか言ってる時点で、
    おや~?とは思っていたのだが、
    すっかり合点したのはもっちゃんの小説の題名を読んでから。
    うーむ、いつもながらにぶい読者だ。
    なるほど、ずーーーっとずーーーっと前の話だったのね、と。
    でもレモンの話はなんかどっか違うとこで聞いたこともあるような気がするんだよね、実話なのか?
    丸の内、はオチがかなりツボだった。
    京都だけでなく、東京でもやってた、と。なーんか、おもしろい。
    ラストの長持の恋はなかなか泣ける感じで。
    でもちょんまげの人、覚えてなかったなあ。
    ホルモー六景、なるほど、ぴったりの題名ですな。
    とっても楽しかったです。

  • あれっ、安倍・高村コンビは何処へ行ったんだ?京産大の二人静、安倍と檸檬、楠木さんと少年、巴とイエロードラゴン、泣き虫おたま…の六話。今度は津々浦々、horumo経験者の妙ちきりんで少し切ない恋話の連続!前作の外堀を完全に埋める作風ながら、甘酸っぱくもチョッと大人目線。相変わらずの持ちつ持たれつ、押したり引いたりの笑いは止まらない。…でも、やはり戦闘布陣の鬼たちの活躍が観たかったな♪

  • 鴨川ホルモーの外伝的短篇集。
    京都以外のホルモーあり、楠木に思いを寄せる少年あり、何十年も前の安倍あり、同志社の封印もあり…。
    相変わらず話の作り方がうまいです。

  • 万城目 学 『ホルモー六景』
    (角川書店・2007年11月)

     全国のホルモー愛読者に告ぐ!! 今度は恋だ!!
     「本の雑誌」エンタテインメント第一位「王様のブランチ」新人賞受賞
     「鴨川ホルモー」続編、満を持して堂々凱旋!!奇才マキメ、今回も策謀の限りを尽くします!!
     「ぐああいっぎうえぇぇぇ」「べけっ、くぉんくぉんくぉんくぉん」
     ―――――と、オヤジのえずくような声を発しながら、BOYS&GIRLSが京の都を走る走る!
     “オニ”の大群も駆ける駆ける!!一同青春を懸ける懸ける!!
     人生は回る回る!!恋心は燃える燃える!!!奇想・純情大爆発!
     日本のヘソ京都が茶を沸かす超絶エンタテインメント!! (角川書店HPより)

    つい先頃、心のベストテン第1位に躍り出た『鴨川ホルモー』の続編である。
    同じ作家の作品を続けて読むことが少ない私には珍しく、これもすぐに読んでしまった。
    続編というからには、てっきり前作の「その後」が書かれると思ったのだが、気持ちよく裏切られた。
    実際はホルモーにまつわる短編を集めた作品集で、それぞれに味があって飽きさせない。

    第一景 鴨川(小)ホルモー
    第二景 ローマ風の休日

    このあたりは軽く前作とのリンクが楽しめるし、各個人の掘り下げが上手い。

    第三景 もっちゃん
    第四景 同志社大学黄龍陣

    この2作には唸らされた。
    実在の人物を織り交ぜたエピソードは非常に私好み。
    しかも次作に含みを持たせるところなど、ベテランか?と思わせる心配り。

    第五景 丸の内サミット

    ええっ!!こんな展開ありか!の一作。
    巧みなフランチャイズ構想に開いた口が塞がりません。

    第六景 長持の恋

    これは傑作。
    荒唐無稽ながらほろりと涙を誘う絶妙の筆捌き。


    前作であれだけ爆笑させておいて、今度は「にやり」とする笑いが多く、さらに「ほろり」も
    入っているとは、万城目学の懐の深さ、引き出しの多さに感服した。

    『鹿男あをによし』も評判よさげだし、いろんな分野に挑戦してほしい作家ではある。
    が、しかし、この世界観は本当に捨てがたい。
    ライフワークとして書き続けていただきたいものだ。
    まさに、どこまで広がる大風呂敷、いやホルモーワールド、である。

    90点(100点満点)。

  • おたま可愛いぞ!
    BGM ライトダンス/サカナクション

  • 鴨川ホルモーの番外編?短編集


    あの世界観のまま楽しめました。
    ホルモーでつながっているけど
    人がちゃんと主役なんだよねっと
    改めて感じました。

  • あああそうか「鴨川ホルモー」から読むべきだったのか!!orz
    (と、今頃言ってること自体が)

    まあそれはおいといて、とりあえず笑わせていただきました。
    「ホルモー」という要素がなければ、少女マンガ的な青春ラブコメ短編集なんだろうが、ホルモーのお陰ですっかり別次元にwwww
    オニの造形が秀逸だよね。
    最初の方は漠然と「しゃばけ」の家鳴みたいなかわゆい妖怪を想像してたんだけど、読み進めるにつれ、
    「コイツラは、違う……」
    と判ってくる。
    ホルモーのオニは全然可愛くないと思われます。
    大体、レーズンてwwww

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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