クローバー

著者 :
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レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738170

感想・レビュー・書評

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  • 大学2年生の双子の姉弟は2人でいっしょに住んでいる。
     姉、華子は自分の思いを外に出したい人で、ボーイフレンドが入れ替わり立ち代り、そばにいる。
     弟、冬冶は、そんな姉に合わせて生きているうちに、自分が出せなくなっている。
     そんな中、華子に今までとは全くタイプの違う求愛者、熊野があらわれ、2人の日常は少しずつ変わっていく。一方の冬冶も、同じ大学の年上の女性、雪村さんにアタックされるが、はっきりできない。が、4人の関わりの中で、少しずつ確かなものを認めていく。
     人に愛される、側に自分のことを想っている人がいることの幸せ、を改めて感じさせてくれる。

  • 双子、というのは、
    ただの兄弟とは違う特別な関係だと勝手に思っている。
    だから二人を追っては何度も思わず笑ってしまった。

    青春時代を描く小説や映画に触れるたび、学生時代の自分のそれを思い返す。
    そうして、少しでもリンクすることを見つけると、ああ、そうだったなあなどと微笑ましくなる。そして、それよりもひどい状況が描かれると、ああ、私の失恋なんて可愛いものだなどと、ただそれだけで満足したりして。

    作者の小説のラストでいつも微笑んでしまう。

  • うーん。


    読みやすかったけれど。
    冬治くんがはっきりしない性格で結末もイマイチ。。。

    ストーリーに波がなくて。
    読み返したいなとは思わない。。。

  • 大学時代がものすごく懐かしくなった!

    進路のことで悩んだり悩んだり。

  • 14/01/24

    垢抜けないし根暗なかんじの雪村さんが最初はすごくすごく嫌だったけど、変身後の雪村さんの言動は可愛くてかわいくてしょうがない!
    だけどやっぱり島本理生。曇り一つない幸せでは終わらない。雪村さんが独り言のようにつぶやく。「どうして、色んなことがずっとは上手くいかないの」(P223)。
    それはね、雪村さん。人生てそんなもんなんですよ。

  • 大学生の双子の姉弟の話。その従弟もだが、自分と他者を客観視する描写が何度も見られたのも、彼らが個々を受けいれ、成長するというストーリーに必要だったのだろう。(ちなみに個人的にこの従弟は憎めないタイプで好きだ。あまり出番はないのだが。)この客観的視点の挿入は多少多いようにも感じられたが、彼ら(というか主に弟)の成長にきちんと繋がっており、そこを評価し★★★★とした。

  • 大学3年生独特の悩みに共感できました。
    あんなこと考えてたなって思います

  • 双子の華子と冬治の物語。
    主人公は大学生の冬治。恋に将来にいろいろなことに悩む年頃の冬治と双子の姉であり、冬治をはちゃめちゃに引っ張り回す華子の大学時代を描いた物語。

    面白かった!
    ひとりひとりが不器用だったり、ずる賢かったり、自分のことすらきちんとつかむことができないまま、それでもちゃんと生きようとしている登場人物が素敵だった。

  • (2013.9.29再読)
    すごーくほっこりする。 冬冶と私自身が似ているところがたくさんあり、共感するところがたくさん。華子のこと、最初はすごくわがままだな、と思ったけど読み進めて行くうちに彼女の良さもわかっていって、好きになっちゃった。雪村さんかわいい…

    わたしは華子と冬冶のご両親がとても好きで、あんなふうになりたいとおもう。特にお父さんはほんと素敵で、とてもすき。

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著者プロフィール

島本 理生(しまもと りお)
1983年東京都板橋区生まれ。都立新宿山吹高等学校に在学中の2001年に「シルエット」で、第44回群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビュー。06年立教大学文学部日本文学科中退。小学生のころから小説を書き始め、1998年15歳で「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期10月号に当選、年間MVPを受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で第128回芥川賞候補、第25回野間文芸新人賞受賞(同賞史上最年少受賞)。2004年『生まれる森』が第130回芥川賞候補。2005年『ナラタージュ』が第18回山本周五郎賞候補。同作品は2005年『この恋愛小説がすごい! 2006年版』第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」第1位、本屋大賞第6位。2006年『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川賞候補。2007年『Birthday』第33回川端康成文学賞候補。2011年『アンダスタンド・メイビー』第145回直木賞候補。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞受賞、『夏の裁断』で第153回芥川賞候補。『ファーストラヴ』で2回目の直木賞ノミネート、受賞に至る。

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