左近の桜

著者 :
制作 : 望月 通陽 
  • 角川グループパブリッシング
3.62
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本棚登録 : 883
レビュー : 161
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738279

感想・レビュー・書評

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  • 書き方うまいなぁ。。。ため息が出た。正直カテゴリをBLにしたいなぁ~と思った。「咲くや、この花」を手にしたら、シリーズ第二作とあったので、図書館のお兄さんに調べてもらって「左近の桜」を予約しました。

    主人公、左近桜蔵16歳。いい名前。弟、千菊(ちあき)。どの話も美しい情景がふわ~っと目に浮かぶようで、続けて3話くらい読むと酔いそうになる。お耽美。


    「六月一日晴」「骨箱」「瓜喰めば」「雲母蟲」「空舟」「一夜半」「海市」が好き。


    あやかし、死者、異界のものとの交信。渋い柾と浜尾のダンディーな二人が好きだ。男同士のお話なので苦手な方はご注意を。

  • 自分の気持ちとは裏腹に異界の男を拾ってしまう桜蔵。
    拾う、というより勝手に異界の男になつかれてしまう質のようで…。

    長野さんは初読み。
    連作短編全体の妖しい雰囲気にぞくぞくしてしまう。
    「女の子はだめだよ。女性は現実的だから、魂のありかなんて見えない」には思い当たる節あり。
    『骨箱』『瓜喰めば』『海市』が特に印象に残った。

    異界のBLもの…いまいち気持ちが入りにくかった。
    物語がBLでなければもっと読み込めたのかも。
    文章や描写が美しかっただけに残念。

  • 「海市」、その次に「骨箱」「秋草の譜」が好み。

    「海市」は、読みながら眼前に広がるイメージの美しさに恍惚となった。金銀御殿、宴の喧騒、純白の花嫁衣裳、盃から溢れる桜の花びら。身に纏い付く花びらの重みすら感じられた。本の世界を「体感」できたのは久しぶり。
    映像化してほしいが、映像ではとても表現できないと思い直した。

    残念なのは帯。「交わりを求めてくるのは、あやかしの者ばかり。その気はないけど、ちょっといい感じ?!」って…。作品の情緒をぶちこわす軽薄な文句に、鼻白む。

  • 少年×怪しい×怪しい。謎が気になる。

  • 文章が美しく、読んでいて引き込まれました。不思議な雰囲気が好きです。
    続編が気になる…。

  • 以前の作者に比べると難しい漢字を使わなくなったなぁという印象があった。あやかしに捉われてあちらの世界へ足を踏み入れてしまう桜蔵の描写は映像で見てみたいと思うような雰囲気をまとってるけど、まぁ無理だろう…。

  • ある種の男をひきつける何かを持つ少年。肝心なところのぼかし方がとても巧み(笑)。今のところ良い様にされておりますが、それはそれで満足なのか桜蔵・・・。弟も利発で可愛くて良いですな。文章がとてもきれいで読んでいて気持ちいい。

  • ざっくり言うと、主人公の桜蔵が無意識・無自覚に<男>を拾って
    色々戸惑いながらも色々されちゃう話。
    出会い頭は奇妙な<男>達に戸惑い抵抗するんですが、コトに対してもう少し抵抗があっても良いんじゃないかと思う程、桜蔵は冷静。うーん…桜蔵にとってはやっぱり男でもキスはなんでもないようなことなんだろうか。所々に花や香りがあるのもまた妖しい空気を醸し出してます。長野さん独特。

    物語における女性の存在も気になります。なんだろう…彼女たちの彼らに対する寛大さは…。もしかして女将や遠子達はカッコ付きの<男>なのか…。

  • あの世の誰かを引き寄せてしまう桜蔵。幽霊譚?でも男色でもあるし、不思議な世界観にはまってしまう。

  • 武蔵野にたたずむ料理屋「左近」。じつは、男同士が忍び逢う宿屋である。宿の長男で十六歳の桜蔵にはその気もないが、あやかしの者たちが現れては、交わりを求めてくる。そのたびに逃れようとする桜蔵だが…。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの まゆみ)
1959年東京生まれの小説家。女子美術大学卒業。1988年『少年アリス』で文藝賞を受賞。2015年、『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞する。『新世界』『となりの姉妹』『箪笥のなか』『よろづ春夏冬中』『メルカトル』『カルトローレ』『45°』『ささみみささめ』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『左近の桜』シリーズなど著書多数。

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