ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート

著者 :
制作 : 新井 素子 
  • 角川書店
3.88
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本棚登録 : 232
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (582ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738309

作品紹介・あらすじ

全世界で、あるいは全宇宙で永遠に読み継がれるべきマスターピース集。これ1冊で、星新一作品世界のすべてがわかる。星チルドレンの旗手・新井素子が選ぶショートショートの最高傑作54。

感想・レビュー・書評

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  • ショートショート54編+雑誌エッセイ数編。
    量が多いので印象に残ったの3つ抜粋。
    ・「ボッコちゃん」
    ロボット→ロボッ娘→ボッコちゃんなのかなあ。美しいがポンコツロボのボッコちゃん。
    「足元に残った酒を・・・」の時点で「マスター!!」と叫びたくなって、この辺、高級料亭とかでもあったなあとか思っていたらこれがオチに。やるせないラストだけど倦んだっぽいマスターにはお似合いだったかもしれないとも思う。

    ・「殉教」
    死者と話せるラジオが世界中の人々の手を巡る。超怖い。自分だったらどうするかな、後から行くよ、じゃ駄目だろうか。そして誰も信じない人の世界も早々に行き詰まりそう。逝くも残るも超怖い!

    ・「殿様の日」
    泰平の世のお殿様の日常が思考停止気味に語られる。レール上を鈍行で走るだけの、すっごいつまんない話なんだけど、そういうお前はどうなんだと暗に問われてるようでヒヤッとする。うだうだせずに行動せねば、と焦らせる1編。

    総評
    「ショートショートだから行けるっしょ」っと軽く見てたら結構時間かかった。殿様のなんてまだあんのかよ、てくらいだし。抜粋したのは暗めの話ばっかだけど、ほのぼのぽいのとかしんみりするのとかテイスト色々で満腹感あり。そして星新一って慧眼だなぁと。とにかくたくさんあるので、少しづつ読み足して行けたらいいなあと。

  • 星新一、凄いです。鋭い刀で、思わぬところから、一瞬で切る、という感じ。

  • 小説

  • 1つ1つのお話が短いので、寝る前に毎日少しずつ読んでいます。

    泥棒や殺人が気軽にぽんぽん出て来ますが、
    犯行の動機やトリックなんかはあっさりと流して、
    特殊な職業(?)だからこそ起きる面白い状況をネタにした小話集。
    落語を聞いているような感覚になります。

  • 帯文:”星チルドレンの旗手・新井素子が選ぶショートショートの最高傑作54!!” ”54の星があなたのなかで永遠に光る”

    目次:はじめに 新井素子、#1 スタイリッシュ! #2 スラップスティック!? #3 たいへんなお仕事、#4 神さまのニガワライ、#5 平熱の抒情、#6 よい終末を! #7 終わりなき日常を生きる

  • なじ■

    星新一をたっぷり堪能できる大ボリュームで
    読み終えて非常に満足でした!
    改めて本当に凄い人だ…と深く感じまくりでした。

    ちょっと脳が疲れてきたかな…というあたりに
    単行本初収録のエッセイが挟まっていて
    個人的に気分転換に良かったです。
    ショートストーリーのメイキング(的なもの)など、
    エッセイ内容も興味深かった。

  • <閲覧スタッフより>
    【SF文学諸作品】
    国内外のSF小説黎明期から現代まで、定番を中心に様々な作品を集めました。中には映画化されたものもあります!お気に入りの一冊を探してみてください。

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    所在記号:913.6||ホシ
    資料番号:10184835
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  • ショートショート集なので、肩肘張らずに読めて面白い。特に、私のように、空き時間にちょい読みするタイプには、大勢の登場人物や伏線を貼り過ぎると覚えられずに困るので、調度良い。
    しかし、編者の言うとおり、星新一の話は、未来を見たかのように予言しているので驚いた。

  • ユニークでユーモラスでときどきシニカルな、ショートショートの代名詞的作家。とにかく親しみやすく、読みやすい・・・などと『その程度』の認識でいた自分を鼻で笑ってやりたい。こうして短編五十余編とエッセイをまとめて読んで、『凄い』人であったことがようやく実感できた。編者によって章立てされているのだが、前半は冒頭の(たぶん「よく知られている」)星新一。そして後半は、無常観や叙情を感じられるものが集められた章。いや、これ凄い。単に好みの問題ってのもあるだろうし、そもそもそういう編み方してるのはわかってるけど。凄い。もし仮にこっち方面の作品だけを書いていたとしても高い評価を受けていただろうことは間違いないレベル。話題の提示とその説明を繰り返す一定のスタイルをとりながら、メルヘンからSFまで高純度で話を展開し、短くすぱっと終わらせる。凄い。凄い。

  • 探していたものがそこにあった気がしました。

    とても面白く読ませていただきました。

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著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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