5年3組リョウタ組

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738378

感想・レビュー・書評

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  • なんか………ほもくさかった…
    失敬。学校ものとして書かれたやつでは、面白かった。問題をありがちないじめや援交(舞台が小学校だからか)に当てていなくて、二話目以降は教職員間でのエピソードが中心だったので、リアルかどうかは措いといても、飽きずに読めた。染谷先生には裏があるとしばらく疑っていたよ。
    後半に行くにつれて、だれるというか、なんか「いい話」っぽさが鼻についてきて斜め読み。文章は普通にうまいと思うけどやっぱり好きじゃない作家さん。

  • やっぱり石田衣良は子ども物がいいな!

    小学校5年3組の生徒と、その若き担任中道良太が
    さまざまな問題を通して成長していく話

    先生という職業は、子どもの成長を時には親よりも
    近くで見れるという特権がある一方、
    小学校のクラスという独立国をやっていく上で直面する問題は
    私たちが考えているよりもずっと多いようで

    多少物事がうまく運びすぎるところもあるけど
    物語を作ろうと思ったら仕方ない部分だし、
    それを考慮すれば結構リアルな作品なんじゃないかと
    実はちょこちょこ泣いたぐらい、いい場面もあります

    ただ、それまではちゃんと心境の変化などを追って
    丁寧に描かれていたのに
    「尺足りなくなったの?」と聞きたくなるような
    あまりにも駆け足の終わり方だったのがかなり残念でした

  • 公立の小学校なのに進学率なんてあるんだ!!!
    軽くてベタな展開だが、まあ楽しめたかなー。

  • 石田衣良、すごい久しぶりに手に取った。

    公立小学校のリョウタ先生にいろいろ試練の起きる一年のお話。
    5年3組だけに留まらず、先生のイジメ問題や同学年他クラスの先生との友情やほのかな恋心なんかも交えて、笑いあり涙ありでおもしろかった。

    先生って本当に毎日大変そうだな~。
    でもやっぱり小学生にとって担任の先生ってすっごく重要だと思うので、惰性で先生やってる人より理想のある先生が増えてほしいなと願っています。
    染谷先生がいい。

    みんなで家を建てる話がなんか尻切れトンボなのがちょっと気になる。

  • 2009.3.5

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99055393

  • 星を五つつけるほどやられてしまった……。

    自分では気づいていない力を持ってる、ごく普通の一人の人間の葛藤と成長の物語。その主人公が持っていたのは「人を動かす」力だと思いました。愚かすぎるほど不器用にまっすぐ、人に真っ向勝負で立ち向かう姿を見て、「自分はこんなに頑張ったことあっただろうか」と問いたくなる。

    この本の作者は夏目漱石の『坊ちゃん』を意識してこの本を書いたらしいので、作者の思いをもっと知るために、坊ちゃんを読もうかなと思います。

    本という木の根っこは、また別の本の根っことつながっているのかも。

  • ★2009年2月12日 17冊目読了『5年3組リョウタ組』石田衣良著 評価B
    ブックオフで半額セール200円で買ってきました。内容は、4年目位の若い男性教師の5年生担任の1年間。教師の苦労、楽しさを明るく語った物語。IWGP(池袋ウェストゲートパーク)を書いた人とは同じとは思えない、全く違う作風。大したものです。読み物としては面白かったと思う。青春ものに近いですね。

  • なかなかありえない話。
    でもよかった。

  • 良太先生が担任を持つ5年3組のお話。
    何度か重たい問題も発生するけど、真っ直ぐな良太先生が誠実に対応していく。
    ライバルで親友のエリート教師、染谷先生も良い味を出していた。
    感動はそれほど無いけど、読後感は良いお話でした。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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