テンペスト 上 若夏の巻

著者 : 池上永一
  • 角川グループパブリッシング (2008年8月28日発売)
3.82
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  • レビュー :330
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738682

作品紹介・あらすじ

珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる-。前人未踏のノンストップ人生劇場。

テンペスト 上 若夏の巻の感想・レビュー・書評

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  • 琉球版蒼穹の昴とでも呼べばいいのか、19世紀後半の琉球王国を舞台にした華麗なる大河絵巻。性を偽っての立身出世、忍ぶ恋、王府の内に渦巻く権謀術数などは韓流顔負けの面白さですが、どこか品性に欠けます。洗練された宮廷文化の描写や人物の心情をしっとりとうたいあげる琉歌が美しい世界観を作り上げているのに、地の文や人物の会話に出てくる現代語・現代的言葉遣いがそれをぶち壊しているのがもったいないなあ。

  • 宦官として科挙を受けて王宮へ上がった真鶴が琉球王朝の激動の時代を駆け抜ける。
    わくわくする。

  • ドラマ→原作  
    19世紀半ばの琉球王国。真鶴の波乱に満ちた生涯。
    原作の登場人物の設定年齢はドラマよりも低め。どうしてもドラマのイメージになってしまうのが残念だけれど、琉球王国のことよく知らないから、そのイメージが読み進める助けにはなっている。ドラマ見て、なんかギャグっぽいなぁと思ったのだけれど、原作もそんな感じ。

  • TVドラマに合わせて興味深かったので読んでみた…が、私には無理でした。
    設定、内容は面白いので続きは気になるが、主人公に全く思い入れ出来ず、
    脇も魅力を感じず、文章も硬い文と軽い文がごちゃまぜで疲れました。
    エピソードが多くそれを数頁で解決してしまう力技。消化不良をおこします。
    この作家、文上手いですか?
    なんでこの本が評判良いのか全くわかりません。

  • さしずめ琉球版【とりかえばや物語】か琉球版【蒼穹の昴】、
    あるいはシェイクスピアの【十二夜】だろうか。

    19世紀、第二尚氏王朝時代末期。
    清国の冊封体制の中に組み込まれながら、実質は薩摩藩の支配下にあり武力放棄させられていた「文化国」琉球王国はそれゆえに常に高度な外交センスが求められていた。
    そのため王国の科挙制度にあたる「科試」は清国のそれよりも何十倍も「狭き門」だった。
    一族の悲願を背負った主人公の真鶴は性を偽り宦官として科試を受け、王宮に入ることになる。

    いやー面白い!
    抱えているテーマは重苦しいものの筈なのにキャラクターがみんな個性的でその場しのぎな展開を繰り広げるので、いい意味で期待に答え、かつ裏切ってくれるのでどんどん読み進めてしまう。
    結構分厚い本ですが上巻一日で読んじゃいました。

    仲間由紀絵主演で舞台化するらしいけど、きっとコメディだな。
    聞得大君はだれがやるんだろう。あの個性的なキャラを演じ切れるんだろうか。気になるなぁ。

    話の折々に琉歌や漢文、英文も出てきてもっと勉強しておきゃよかったと反省いたします。
    候文難しいねぇ。

    この前東京国立博物館でノロの勾玉を観たばかりだったので想像力に拍車がかかったのかも。
    蝶が人の霊、というのは少しうなづける。
    今年よく蝶を見かけたけどあれは熱中症で亡くなった人たちの・・・?

  • 設定が面白い……
    でも、いろいろ無理がある。

  • 数章しか読んでないけど、読み進めるほどに私の拒絶反応がそろそろと出だしてきたけど大丈夫かしら。
    話に無理がある気がして…。もうちょっと読んだら楽しめるよね? 割り切れるよね?っと自分を騙しつつ、頑張ってみます
    中国の官吏登用試験科挙よりも難しいと設定されている、琉球の科試だっけ? 最年少合格13歳って…。2年で五ヶ国語習得って…。宦官なんて…。マンガみたいな設定だな。帯にも書いてあったけど『ジェットコースター』なストーリ展開にどうも乗り遅れそうな私です

  • 漫画みたい...アニメみたい...先が読めすぎて、恥ずかしくなってしまう箇所が多い。

  • いくらなんでも無茶な展開だろうとか、主人公に設定盛りすぎだろうとか、そういうつまらない感想はすべてこの暴力的な面白さで吹っ飛ぶ。寧温の家はどうなってるのか気になるけど、全く描写されなくても許してしまうこのスピード感。
    でもこの話は下巻で真美那が出てきてから本番だと勝手に思ってる。朝薫を始めとして男どもはあっさり裏切るけど、真美那は最初から最後までずっと味方だから好きだ。早く下巻読みたい。

  • 名もない少女が、天賦の才と知性で国を根本から変えていく国取物語。十九世紀琉球のお話だけれど、まるで異世界ファンタジーを読んでいるような感覚になった。古い信仰や君主制度、王宮の絢爛豪華な装飾、そして人々の着物のなんて艶やかなこと!
    少女の芯の強さと知識への欲求、王宮での自信に溢れた答弁は周囲の男衆を圧倒するけれど、それに比して外見は神聖な美しさを持ち、色気すら感じさせる……だれが惹かれずにいられようか。
    所々に軽さを感じる会話文はライトノベルのような印象を受けさせるが、私は読みやすくて好きだった。
    重厚な物語が、スピード感をもって目まぐるしく展開される。ある王国の栄枯盛衰を、片田舎のアパートの一室から眺めていた。

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