- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738811
作品紹介・あらすじ
全てを試す-ゆえに「試全倶楽部」と名付けられた非公認サークルに所属した5人が、大学を卒業して7年、ふたたび集結した。サークルのカリスマであり、大手製薬会社の御曹司である桜正武の号令の下に…。ニート生活を送っていた美輪貫太郎は、行き先も告げられぬまま、ある孤島へと導かれた。そこで待っていたのは、桜の驚愕の命令だった。「5人の中にはスパイが紛れ込んでいる。そいつと一緒にこの中の人間を殺害し、デスマスク写真をメールで送れ-」サークルの最後の遊びは殺人ゲーム。極限状態に置かれた5人の中で、果たして誰がスパイなのか?その矢先、暗闇の中で最初の殺人が起こった…!逆転に次ぐ、逆転!あなたはこの謎を解くことができるか。
感想・レビュー・書評
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「インシテミル」に続く、閉鎖空間での連続殺人物です。アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」、綾辻行人「十角館の殺人」の系統ですね。
この著者の別に作品である「そして粛清の扉を」が面白かったので期待していたのですが、残念ながら、期待通りとはいきませんでした。
意外な展開というのがないままに話が続き、気付いてみたら終わっていたという印象です。
「インシテミル」もそうでしたが、もうこの設定では意外な展開というのは望めないのでしょうか・・。
最初にクリスティ・綾辻系統と書きましたが、この作品は推理小説ではないため、厳密に言うと系統は異なります。
しかしサバイバル物、サスペンス物、あるいはホラー物の成分はどうかというと、ドキドキハラハラ感も薄く、濃度が濃いとはいえません。
結局、作品としてどうありたいかが見えてこないままに、ずるずると話が進んでいく。
もちろんジャンルが明確であるべきだとは思いませんが、なにを楽しめば良いのかが分からないというのは正直な感想です。
むしろ一人の「ニート」の再生の物語である・・というと語弊があるでしょうか。
「インシテミル」同様、オチに一ひねりあれば・・・という作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しめました
ハードカバーで持ちにくかったですが・・・
他のかたの評価はなぜか低め
閉鎖空間(ここでは島でしたが)での殺人
そこまでの流れもよく、また終盤での攻防も
読み応えありました -
うーん、桜のゲームの目的ってそんだけ?みたいな、どうも動機がいまいちな感じ。
登場人物も魅力を感じないせいか、あまり話が入ってこなかった…。 -
大学時代のサークルメンバが孤島の施設に集められて,元サークルのボスの指示で生き残りバトルっぽいことをする。
バトルロワイヤルっぽいことをするでもなく,石持某的な密室論理バトルをするでもなく,いい年した大人が田舎のヤンキィのような口調で暴れて,展開もオチもよろしくない。
そこらの中二病が書いた携帯小説レベル。
この作者の「そして粛清の扉を」はよかったが,他はイマイチ。 -
なんかヌルかった。
まあ暇つぶしには最適な程度の先が気になる感だった。
はじめて登場人物で玄みたよ!
死んじゃったけども〜( ´ ▽ ` )ノ -
黒武洋作品初読。読メをうろうろ見てて知った作家さん&作品。
意外に面白くて一気読み(笑)
誰も死んでないんじゃないかという予想は半分当たってたけどラストのどんでん返しまでは予想しきれてませんでした(;´∀`)
他の作品も読んでみようかしら(*´∀`*) -
パニックサスペンスもの。描写は悪くないが登場人物の背景が少し薄いかな
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島っぽいから読んでみた。先が読めちゃった。
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バトルロワイヤルっぽいものかと思ったけれどそうでもなく展開が中途半端
人物の心理描写に全くリアルさが無いからこんなことで人を殺すだろうかと考えてしまい内容が薄く感じる -
登場人物に魅力がなく、個性の強調もないので興味がわかない
全てに対して動機が薄い、タイトルにやられた