あなたの獣

著者 : 井上荒野
  • 角川グループパブリッシング (2008年11月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739016

作品紹介

恋を拒んで、愛を乞うた-。櫻田哲生の生涯から切り出された、10の物語。

あなたの獣の感想・レビュー・書評

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  • 櫻田哲生の生涯。10章。最初そのことに気がつかず「なんじゃこりゃ…」と思ったけど、4か5章あたりで「櫻田」が出てると知り帯を見てなるほどなぁ…と読み返しました。(もっと早く気つけよ!)荒野さんの作品はホラーじゃないけど恋愛ものでもホラーに感じる時がある。静かで不穏でハラハラする。幽霊みたい。

    砂・飴・桜・窓・石・南・祭・海・声・骨

    時系列がバラバラなので一度読んでから「飴」→「窓」→「南」…とか読んでいけば、雰囲気が変わると思う。(気力がなくって読めなかったけど)

    村上春樹っぽい空気で、奈央子、昌、璃子との3人の女性が入れ替わり立ち代わり出入りして、本当に他人の人生をチラッとのぞいているみたいだった。

    璃子が絡む話が好きで「窓」と「南」がむちゃくちゃよかった。「声」や「骨」は気が触れてしまったのかと勘違いしたし狂気じみていて少しこわかった。タイトルがどうして『あなたの獣』なのかわからなかった…。

    短編は面白いけど物足りない。長編は気が張る気力が必要…。けど短編でも長編でも、細かい場面のなめらかな描写が良くって荒野さんの作品好きだなと思う。

  • 「あなたの獣」。タイトルが素敵ではないか。

    助詞「の」は、並列の「の」と捉えて、「あなたという獣」(つまり、あなた=獣)と解釈できる。または「あなたの中の獣」くらいの。

    表題と、表紙の色が好きだなあ。(中身いっさい関係ないw)

  • ひとりの男をめぐる連作短編集。かさついているようでどこか粘ついた、こちらが不安になるような文体に、思わず引き込まれる。

  • いつも感じる、ドロッとしてるけどサッパリ感。
    井上さんの本を読むとちょっと大人になれた気がするw
    今回のは背景の時期が前後左右してちょっと難しかった。。

  • 一人の男としての様々な女性遍歴を時系列を入れ替えながら語った短編集。

    妻も子供もいるのにどうして男の人って浮気するんだろう。
    過去に付き合っていた女の人と、いつでも関係を復活できるってよく盲目的に信じられるな、とは私は日ごろ思っています。

    男性と女性の脳の違いかなー。
    男の人って身勝手だなと感じました。

  • 構成がすばらしい!面白かったー!

  • 井上さんの本、もういいや~と思いつつ、また読んでしまった。

  • 「あなたは、いつも、どこにもいなかった」

    自分を自分でもわからなかった櫻田の女たちとの一生。

    小学生のときの音楽の先生。
    劇団で知り合った昌。
    妻の奈央子と息子。
    ずっと思っていた璃子。
    自称女優の女。

    空っぽな男は何を考えているかわからなくて魅力的よりも不気味。

    はじめ短篇かと思ったら違っていて櫻田の一生だった)^o^(

  • 短編集かと思ったら櫻田さんの一生が描かれていた。じめっとした話が多くてどうも好きじゃない。

  • 櫻田の生涯に関わる10の物語。あまり共感できないし、曖昧な部分も多いのだけれど、だからこそ気づいたことがある。こんな男は確かに存在するのだ。自分が櫻田ではないことを願って止まない。

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