- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739122
作品紹介・あらすじ
人が消えていく-それは長野、新潟、カリフォルニアで相次ぎ起こった。誘拐、家出、神隠し、いやそれとも…調査をはじめたフリーライターの冴子は未曾有の世界的変異を嗅ぎとる。彼女の父もまた18年前に忽然と消息を断っていた-。「リング」シリーズ以来10年ぶりに解かれた封印。超野心的ホラー小説最終形。
感想・レビュー・書評
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書き出しで引き込まれた。
下巻楽しみ! -
やっばい面白いぃ(°_°)〜
作者が宇宙や人類の起源に関心があるのがよくわかる。
「アミノ酸の濃縮スープをかき混ぜたら偶然生命ができたなんて到底考えられない」な文章は、リングシリーズのループにもあったなぁ…
久々にドキドキする。物語より作者の見解が知りたい。下巻が楽しみ(b_d) -
物語の中で、世界がとてつも無く大きな物に操られている感じ、何者かに見下ろされてる感じがする。
その辺りがオイラの大好きなループを彷彿とさせる。
一人また一人と忽然と姿を消す人々。
何らかの存在による何らかの意思が働いているのか?
上巻では、その謎が提示される。
人類の誕生、否、生物の誕生のミステリー、更に、今もこうして生存し続けていることのミステリーが最新科学諸説を基に展開され、ワクワクしてくる。
途中、霊能者が登場したり、怪しい部分は多分にあるが、少しくらい目をつぶろう。
しかしこの作品は、もはやホラー小説ではない。
太古の昔、アミノ酸のスープをかき混ぜていたら、偶然生命ができあがったというわけではないようだ。 -
すごい!全宇宙の定理の不可思議さを追求するような理系小説で、引き込まれてしまう。
後半が楽しみだ。
父と冴子との会話のなかでもこの台詞にしびれてしまった。
「太陽を直径10cmのボールだと仮定しよう。すると地球はそのボールから10m離れたところを周回する直径1mmのゴマ同然。ボールから400m離れたあたりにあるのが、一番外側を回る冥王星で、それが太陽系のおおよその大きさとなる。いいか、直径10cmのボールを中心にした半径400mの円を思い浮かべればいい。さて、とすると、そこから最も近い恒星であるケンタウルス座のプロキシマは約2500km離れたところにある。その間、何もない」 -
おもしろい! 知的好奇心が刺激される。得体の知れなさということではホラーという枠組みなのかな? でも、ホラーというより、謎を探求する、それも、宇宙、生命を読み解こうとする話と受け取れる。最新の物理は私には意味不明のとこもあるけど知りたいという欲求のほうが勝つ感じ。
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世界各地で起こる失踪事件を追う記者を中心に、番組を作ろうとするディレクター、霊能者、探偵など多様な登場人物が動く。文中の多くが記者の目線のモノローグだが、意外な知識が豊富。それらを父親に教わった初歩の段階から思い出す体で語られる部分は分かり易く、何とかついていける。
失踪はある人物の超常的な力によるものなのか、科学的に説明のつく現象なのか。冒頭では前者を匂わせて、徐々に理論的に起こり得る条件を小出しにしていく。何が起こっているのか、どういった結末を迎えるのかが全く読めないハラハラ感がいい。
ただキャラクターがあまり魅力的に映らない。そのせいか一読しただけでは登場人物の相関が把握できず、何度か捲り直した。 -
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感想は下で
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なんだコレ?我慢して上巻の最後まで読んだが、コレ以上は無理。主人公の設定にも心情にも全くハマれない。