純潔ブルースプリング

  • 角川書店 (2009年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784048739382

作品紹介・あらすじ

刻一刻と"終わり"が迫る世の中で、不格好ながらも、曇りのない正義感と友情、そして不器用な恋に生きる6人仲間のひと夏を綴った、とびきりポップな青春グラフィティ! 十文字青、幻の受賞作、ついに登場!!

みんなの感想まとめ

終わりゆく世界を背景に、正義感と友情、不器用な恋を描く物語が展開します。個性的なキャラクターたちが織りなすストーリーは、時に長ったらしく感じられるものの、彼らの生き様や感情が色濃く描かれています。特に...

感想・レビュー・書評

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  • 【2024-082-1740】図書館より。

  • 膜を一枚隔てたような、うっすら関節的に伝わってくる「世界の終わり」。
    言いたいことがどうもわからないまま読み進めるうちに気になる一節を見つけた。

    親になりそこねた大人たちが輪になって踊っている。
    輪の中で子供達が泣いている。
    大人たちは踊り続ける。こっちへおいでと子供達を誘う。

    この文がこの物語の答えであり、敵の正体なのかなと思った。


    ふらふら徒然とした主人公たちの日記のようなものが長ったらしい。そして逆に終盤の詰め込みがすごい(すごい面白いわけではなく唐突さがすごい)。
    長ったらしい物語手前の話はいらないのでは?番場の恋とか二年F組とかリトルベイビーって結局何が言いたかったんだ。書いたはいいけど後で拾いもしないで書きっぱなしになってる話ばかりというか。ここから終わりゆく世界を読み取れってことだったんだろうか…?とにかく、ピース作ったなら最後にちゃんと繋げるくらいして欲しかった。

    キャラは個性的だけど全くおすすめできない作品。

  • キャラが個性的でスイスイ読めた。

  • 全く前知識無しに装丁だけ見てふと買った本だったのだがライトノベルっぽかった。話の方は導入部がつまらなくどうなることかと思ったが、際物だらけのキャラ設定をそれなりに楽しんで読めた。

  • キャラが個性的でぐいぐい読めるんですが、なにぶんキャラが個性的ですので。
    好き嫌いわかれるかもしれません。
    わたしは途中で西園寺の個性的すぎるキャラについていけなくなりぺらぺらぺら~っと…読みとばしました…。

    しかし倉田君の描写がいちいち可愛いのでどうしたものか。
    ★5つのうち3つは彼が持っているようなものです個人的には。

  • ライトノベルなどで活躍してる作家さんの03年に
    書かれた角川学園小説大賞受賞作。

    ポップでクレイジーな青春小説ってことですが
    ハチャメチャなキャラの高校生たちの奇妙な
    学園生活を描いています。確かにポップっていえば
    ポップなんでしょうが...。軽すぎる(笑)。

    この前読んだ入間人間氏もそうなんですが、この
    感覚には流石に着いていけてない自分がいます。
    読みやすいし、ストーリーもシンプルでキャラと
    会話のテンポも良いので苦ではないんですが、
    全てに於いて重みがなくて、一見いい文章を
    書いていそうなんですが、響くほどの重みや厚みが
    自分には響いてこないんですよね...。老いるって...悲しい。

  •  個人的にはかなりオススメです。
     さすが十文字先生の原点。「薔薇のマリア」「ぷりるん」「ヴァンパイアノイズム」等などに繋がる考え方などが一冊につまっています。しかし、特筆すべきはやはりキャラクターでしょうか。
     一定距離を保って人と接する現代っ子、真南了。ビッチ且つ囚われのお姫様七瀬林檎。リーゼントでバカですごいイイ奴、番場公威。この三人だけでもキャラの濃さは窺え且つ、どう絡むのか不明です。これに加え自分帝国の誇り高き支配者、西園寺。現実に現実感をもてない真南とは別パターンの現代っ子、暮林。ともすれば忘れられがちになるプリティブラックホース、倉田君。この6人まとめて主人公なんです。
     主人公達が自分達なりに考え必死に過ごす。酸いも甘いもところどころ鉄の味も味わえる一品。これがいわゆる青春小説なんですね。きっと。

     いや、しかし確かにラノベのレベルじゃないよね。これ。

  • まあ、なんという、まさしく青春小説にピッタリのペンネームだこと、書店で見つけたとき、わあ、すごい、と思わず声を出してしまいました。今年デビューのルーキーらしいですが、本作品で第七回角川学園小説大賞を受賞とのこと、おめでとうさんです!ひといきで読了、まるで絵に描いたような、みごとな比類ない青春小説でした。迫り来る終末、そして、今じゃ格好の悪いことといったらない極め付きの正義感および友情、初心者の恋をめぐる6名のメンバーのある夏の物語・・・・・トラウマに呪縛されて悲観的にしか世界を見られない真南了、懐古趣味のポマード・ワックスべたべたのとさか髪でしか自分を目立たせられない情けない男・番場公威、麻薬患者のような飛んでる/とっぽい雌犬・七瀬林檎ほかの、うっすらとした絆があるような、そんな雰囲気の気がするだけか勘違いか錯覚している6人の同級生たちが繰り広げる青春の1ページ。このペンネームは、とても爽やかな心地よいもので、たいへん気に入りました。・・・・・

  • 2009/
    2009/

    ニコ生

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著者プロフィール

作家。北海道生まれ。
北海道大学文学部卒。
北海道在住。

「2024年 『私の猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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