インスタント沼

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
3.71
  • (20)
  • (19)
  • (16)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 152
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739429

作品紹介・あらすじ

まさにドロ沼。沈みっぱなしのジリ貧OLにとてつもない幸せがやってきた。ミョーな雑学と生きるヒントがいっぱい!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何年か前にDVDを見たんだけど、本があったとは知らなかった。
    映像よりこっちの方が面白かった。
    まあ、映像のイメージがあるからなのかもしれないけど。
    くだらなさの中にちょっとだけグッとくることがある、
    いいなあ、三木聡作品。

  • 映画を観てから読み始め。

    監督が書いているので映画ほぼまんま。
    映画共々大好き。

    ガスが好き。
    ぜひハナメとラブを!

  • 雑誌の編集長を務めるハナメに、一気に不幸が押し寄せる。
    母が沼にはまり意識不明の状態になり、担当雑誌が廃盤になり退職することになり、同居人のウサギが行方不明に…
    更に、母の手紙とやらが発見され、そこには、ハナメには本当の父親が他にいるという衝撃の事実が。

    とにかく主人公含め、登場人物たちがぶっとんでて、その本当の父親も相当の変人。
    終始ハチャメチャで、テンポは良かったけど、個人的にはついてゆけない部分も。
    しかしこちらは麻生久美子さん主演で実写されているよう。麻生久美子さん好きなのでこれは気になる。見てみたい。

  • なーんも考えないで読める本。疲れてる時に読むのがオススメな気がする。最後はちょっとほっこりします。

  • 内容がないよう。


    映画の台本、として読むべきであったのかもしれない。

  • 麻生久美子目当てで鑑賞

    イン・ザ・プール、亀は意外と速く泳ぐはわりと好きなのだが、この作品の暴走具合にはついていけず
    ラスト、麻生久美子が大声でセリフを言うシーンは正直観てられなかった
    なんとなくサムイ感じがしてしまって
    脈絡があるんだかないんだか、ゆる〜い邦画が好きな人は楽しんで観れるのでは

  • 〈内容〉まさにドロ沼。沈みっぱなしのジリ貧OLにとてつもない幸せがやってきた。ミョーな雑学と生きるヒントがいっぱい!

  • 沈丁花ハナメのじり貧からの再生物語

  • はちゃめちゃな作品w

    ジリ貧のOLが自由気まま(?)に暮らしていく話。

    映画になったけど、映画まだ見てない。
    映像化すると面白いだろうな~って思う。

    ★「世の中の出来事のほとんどは大したことないし、
    人間、泣いてる時間より笑ってる時間の方が圧倒的に長いし、
    一晩寝ればたいていのことは忘れられるのよ!

    とにかく!水道の蛇口をひねれ!
     
    そして、その嘘と意地と見栄で塗り固められた、
    しょうもない日常を洗い流すのだ~」

  • 漫画を読んでるような感覚で1日で読了。この主人公を映画では麻生久美子がやってたのか~。似合ってるなぁ。あの妙に現実離れして淡々としてるけど、でもお茶目な性格が妙にフィットする。色んな大きな波が次々やってくるのにちょっと絶望してすぐ立ち直っちゃうところがとってもポジティブ。加瀬亮も出てるし、DVD観てみよっと。

  • 沈丁花ハナメ、電球おじさん、ガス、市ノ瀬さん

  • 勿論映画の方がええんですが、細かい設定が知れるのでノベライズは楽しいです。

  • ちょっととぼけて
    シュールで
    憎めない毒があって
    おちゃめでドンくさい
    そんなOL 沈丁花ハナメは
    雑誌の編集長

    仕事も上手くいかず
    恋も妄想ばかい
    そして
    なぜか母が
    河童を釣りに行った沼で
    溺れてしまう

    沈みっぱなしのジリ貪生活

    母の入院をきっかけに
    8歳の時に
    母とリコンして出て行った父が
    本当の父ではないことを知る

    事実を確かめるために訪ねたのは
    「電気商会」という名の
    怪しい骨董屋
    見た目 野武士のような怪しい男
    沈丁花ノブロウ


    付かず離れずの関係が続くふたり
    沈丁花ノブロウはハナメの
    おとうさん?

    ゆるーく楽しめる

  • 描写がほとんど主人公の沈丁花ハナメ視点で書かれていて読みやすい作品でした。
    ハナメの一人ツッコミに何度か笑うところもあって、全体的に面白かったです。
    「ジリ貧」のハナメの生活は突拍子も無く、
    ラストもまさかの展開でしたが是非映画を見てみたいなと思える作品でした。

    「シオシオミロ」

  • つっこみどころがありすぎて逆にすっと読める。
    映画も大変シュール。蛇口。

  • 恋も仕事もうまくいかないジリ貧OL・ハナメが、実の父かもしれないと会いに行った男は、骨董屋を営むとてつもなくヘンなオヤジだった。しかも、謎の蔵の鍵を100万円でハナメに売りつけ居なくなった!

  • おもしろいうんぬんじゃあないって思ったわ
    なんか適当に生きていけばいいかもって思えた!

  • at humax渋谷

    三木ワールド全開っていう感想は

    鉄板すぎですね。オープニングのハナメさんの語りが早すぎて、半分くらい

    ききとれなかったのが悔しい。

    というのも、細かいとこにおもしろいものがあったりするから、

    探しながら見ると、集中しきれない。

    笑いのツボがお客さんそれぞれ微妙にズレてて、客観的におもしろかった。

    さらに、にゃん子さんに言われた、亀速の「南国ムードで疲れたあなたをおでむかえ

    グランドキャバレーファイアーダンスは冬でも熱気ムンムン」

    を注意しながら見てたつもりが、完璧に見逃して、

    どこかわからなかった。TVの音とか気にしてたのに。

    あとで調べたら、ガスとハナメさんがトラックでインスタント沼を運ぶあたりらしい。

    あ〜気になる。

    あと、ハナメさんの骨董屋がすごくおしゃれで素敵だった。

    黒のときとか特に。

    もっと早く見ればよかった。

    もう一回見たい。DVD欲しい。というか三木作品もっかい全部見たい。

    それにしても、いい邦画ばっかりだ。あと、おと なりさえ見れれば、

    見たかった映画見きれる〜8月14日までなので、急がないと

    〜〜忘れないうちに、おもしろかったところまとめ遍〜〜

    ハナメさんの会社のデスクに「YINLIN-SAMA」(スペル違うかも)ってかいた

    ファイルがあったりするんだけど、触れられることもなかったり、

    「シオシオミロ」(なんでシオシオ?)とか
    「らんらからあ〜(「ら」なのかわからず)」とか
    「よろしくおねがい島津藩」(時効警察第1話でも登場)とか
    絶妙に60°くらい曲がった絶妙なさび具合の釘とか
    何か弁髪っぽい人のかぶりものとか
    インディアンサマーとか
    ファラオのゲームマシンのなんともいえない声とか
    やかんでしゃぶしゃぶとか

  • 面白かった。映画の亀は意外と早く泳ぐ や 転々などが面白いと思った人は
    確実に面白いと思う。映画はもう終わってるだろうからDVDでみる絶対に。

  • あきらかに表紙が原因。
    シュールでぐだぐだな世界観が大好き。ファラオの呪い……。

  • さらっと読める
    ぷぷっとわらったところもあったけど
    だんだん主人公が可愛そうになってきてしまって

    ほのぼのおもしろすとーりー
    でも、これ読んだら映画見なくてもいいやって気になってしまった

  • 落としドコロがさっぱり見えん。
    麻生久美子のために書かれたっぽいと言えばそう納得。
    あまりに一人ツッコミが多すぎてちょっと読みきるのにエネルギーが必要やったかなぁ。
    ぷぷっとなりたいときには○

  • 2009.6.19

  •  映画を観に行きたかったけど、迷っていたら本屋さんでこの原作を見つけ、買ってしまった。
     読み終わって、ますます映像ではどんな感じなのか?想像通りなのか?確かめたくなった。

全25件中 1 - 25件を表示

著者プロフィール

1961年神奈川県出身。大学在学中から放送作家として活動し、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組を手がけ確固たる地位を築く。『イン・ザ・プール』で長編映画監督デビュー。
『亀は意外と速く泳ぐ』『ダメジン』『図鑑に載ってない虫』『転々』『インスタント沼』『俺俺』『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』などを監督。
テレビドラマでも「時効警察」シリーズを筆頭に「熱海の捜査官」など、オリジナリティあふれる作品を作り出し、熱狂的なファンを持つ。

「2022年 『小説 大怪獣のあとしまつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木聡の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×