碧空の果てに (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年5月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739450
感想・レビュー・書評
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良くなかった。テーマが絞りきれていない感じとか、設定が甘いところとか、描きたい事はわからなくもないけど、もうちょっと煮詰めてから書いて欲しかった。これは、子どもにも伝わらないと思う。
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トーキョー・クロスロードで、意外に良かった濱野さんの二冊目。
設定はファンタジー系だけど、中身は実は昼ドラっぽいような少しだけ社会派入ってる・・・・?
読者層はどこがターゲットなんだろ?
そのあたりの腰の落ち着かせ場所がみつからない感じのまま読み終えた。 -
平原のはずれの自治領、ユイの領主の娘として生まれたメイリンは、誰よりも馬を駆るのが得意で、大石を抱えあげる馬鹿力の持ち主だ。17歳になっても結婚相手が見つからず、「男に嫁して従う」女の生き方に疑問を抱いたメイリンは、弟の乳兄弟のティムとふたり、国を出奔する。
見聞を広めるためにいくつかの国を訪れたメイリンは、強国の軍事力にも屈せず、独自の民主制を布いて繁栄している公国、シーハンの政に興味を持つ。
ファンタジー小説のようだが、内容はぶっちぎりの甘口ロマンス小説だった。そこに軽いフェミニズムが加味されている。
物語は明朗で読みやすい。 -
この本を読んで、なんだか全てうまく行き過ぎなんじゃないのか?とか、物足りなさを感じる人はいるんだろうなーとは思うのだが、自分にとってはツボな本でした。面白かったです。
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大力で賢いメイリン姫が、出奔して諸国漫遊…かと思ったら、割とすぐイケメン指導者のターリに出会ってラブラブになって、めでたしめでたし。
いや、つまらなかった訳じゃないけど、薄味だわ。
個人的には、行きがかりで一緒に出奔したティムくんの活躍が見たかったなぁ。 -
自分の意志を持ってまっすぐに生きている強い女性が主人公の物語が大好きなのでとても良かったです。
そういう人がある瞬間弱いところを見せたときに、ああこの人は本の中で生きていると感じます。
強さだけみていると、作りもののようで(^-^;
強いだけの人なんていませんから。 -
怪力姫さまが自分らしく生きられる道を求めて国を飛び出し、とある国で足は不自由だけど顔と頭はたいそう良い青年首長の下で従者として仕えることになりと、さくさくと物語りは進んでいく。
大人向けではないのでやっぱり多少の物足りなさはあるけれど、充分楽しめた。
物語は全く似ていないけど精霊の守り人を思い出した。
女の子が頑張る話だからだろうか?
あっちは『女の子』ではないな・・・。 -
知恵で国を守る、足の不自由な青年指導者(ツンデレ)と、凛とした少女(怪力)の恋。あの夜の展開に胸がキュンとしたのは内緒だ!!
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複数以上の男性の恋心を誘ってやまず、なお、
自分は恋愛だけにまい進するわけでなく、
ひた向きに日々を過ごす…って、ある種、
ラブロマンスの王道ではないですか。
そんな恋愛気分に浸りたい人、プラス、
外交上の政治的駆け引きについての導入部分を
軽く把握したい若者にお奨めです。
押さえとくほうがよいでしょ。
平和で豊かな国を望む若者ならば。