真理男

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739832

作品紹介・あらすじ

澤村勇介は、何でもごちゃごちゃと考え込んでしまう癖のある、釧路の高校生。ある日、軽音楽部の天才ギタリストJJと、美少女ミズキに出会い、さまざまな疑問に真剣に対峙する「思想結社X」を結成する。高校時代、3人は友情を育むが、それぞれが別々の道へ。数年後、再会を果たした3人。しかし、すでにあの当時のままではいられるはずもなく…。出会い、友情、別れ、裏切り、絶望、再生…世の中のあらゆる問題を解決できるシステム"究極の真理"を思いついたある男の、爽やかな暴走と蹉跌と再生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 2012/10/25
    復路

  • 悪くはない発想だったと思う。はず。たぶん。
    にしても微妙。自己満臭が半端ない。
    「真理を知ってしまった人間が周囲にそれを伝えようとする。」っていうコンセプトはおもろいけど、いい感じの仮想実験だとは思うけど、自分語りがすぎるかな。
    「思想結社X」「天才JJ」「東大くらいは行っとこうかな。」「米軍にいた。」
    などなど。厨二がうまく生かせてない。
    真理とからめるならリアリティが必要なはずだが、思想結社の存在意義が残念すぎる。基本的に空回り。
    コンセプトには4点くらい。背景、ストーリー、キャラ立ちが1・2点かな。

  • 真理を知った男の話。
    当方の理解力の問題もあり、彼が学び取った真理がよくわかりませんでした。残念。
    小説としては文章がやや荒く、構成も普通でした。
    「真理」に興味・共感がわけば、面白いと思います。

  • 考えながら、しかも全ての事を答えが出るとは
    限らない中で、考えながら生きて行く事と、何も
    考える事なく生きて行く事で、人生に於いて
    どんな結果の違いがあるんでしょう?
    そもそも結果ってなんだ?って気もしますが。

    というような事を考えさせられる作品ではあります。
    でも、流石に読んだからと言ってフィジカルに
    何かをしなくてはと思う程若くもない。自分で
    自分を残念だとは思うけれど...。

    哲学をベースにした暴走系のエンターテイメント
    な作品だという意識で読む分には非常に面白い!
    主人公の勇介が自分探しの旅に中で「真理」を得る
    事になった経緯。青臭い友情、恋愛...。人として
    何かを得る事、失う事...一連のストーリーの中で
    しっかり伝え、読ませてくれます。

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