Another

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 3591
レビュー : 709
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740036

感想・レビュー・書評

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  •  
    そのクラスには
    秘密がある。
    繰り返される死。
    止められない連鎖。
    ホラーとミステリの融合
    このミス2010 国内部門3位
     
     
    誰かが起こすミステリー
    とは違って
    なぜか起こってしまう現象に
    振り回され
    不思議は
    不思議として
    謎は
    謎のまま
    解決しない
    て、とこがホラーなのかな。
    怖さレベルは軽め。
     
    落ち着いた文章で
    読みやすく
    計算通りに転がされる
    気持ち良さがある。
    そこはやっぱり
    さすがの域。
    細かい設定部分に
    注目していれば
    『ひとり』はすぐ割れるが
    誰だ誰だ?
    のままが楽しくてよい。
    気付かないふりして進もうw
    先が知りたくて
    無駄に走ってしまう感覚は
    ミステリー風かな。

    伏線の回収が
    少々後付け感漂う気もしたが
    ラストの展開が
    微妙な気もしたが
    全体的には面白かったと思う。
     
    細かいこと考えず
    物語に浸ればよし。
     
     
    ★★★☆☆ 即転校で。

  • ホラー小説が読みたいという息子のためにネットでおすすめの本を調べたらこれがあったので借りた。
    うんラノベだね。
    読みやすいし分かりやすいストーリー。若者が喜びそうな片目の眼帯と蒼い瞳の少女。
    この時点でまーこんなもんだろうと思っていたけど、発想は面白いし、ストーリー展開も悪くない。
    ただ、あれ、それの多用で固有名詞を入れたらおそらくこの本の厚みは半分で収まりそうなのをむりやり数増しした感じで、最後の謎解きも「誰」かは途中で分かったけど、第四の約束とかあまりに後出しで白けた。
    なぜこれが人気あるかって、上の少女モデルの設定がいいだけだろうと想像、なのでラノベ収まり、という結論。

  • 分厚さの割にサクサク読めた。

    理不尽極まりない学園ホラー。

    そういうものと思うには死人が多すぎる。

    個人的に一番かわいそうだと思ったのは合宿所の管理人夫婦と高林家。
    死ぬだけではなく殺人を犯させるのはなんか今までと違うのではと戸惑ってしまった。。。

    来年は?と思ったけど、鳴がこれからは新しいクラスを見て眼帯外せばいいのか。
    でもラスト見る限りもう終わった感満載だし、忘れていくのかなとも思うので、
    やっぱり
    来年は???

  • 表紙から気になっていた本作。
    その後作者が「十角館の殺人」の綾辻さんだと知り、かなり気合を入れて読んだのですが、期待し過ぎたのか少し物足りなかった印象。
    ただ、雰囲気は凄く好みでしたし、サツキメイのミステリアスな魅力や前半の不穏さ、後半の「もう一人」をめぐる謎解き(ラストはさすがでした)は素晴らしかった。
    ぐいぐい読めて、主人公の母への切ない想いもあってか、グロテスクな内容なのになぜか嫌な後味が残らず楽しめました。

  • 今から二十六年前、ある学校の3年3組の生徒が亡くなった。
    ミサキという人気者の彼(彼女)の死を受け止められず、クラスメイトたちは、全員で「ミサキは生きている」ふりをした。教師も全面的に協力して。
    そして、彼らは卒業の日を迎える。
    後日、卒業式の後に撮った記念写真には、いるはずのないミサキが写っていた…。

    ある学校の7不思議の一つ。
    でも、これにはまだ続きがある。
    3年3組になり、その年、机が一つ足りなくなっていたら、そこには、死者が紛れ込んでいて、その年はクラスに災厄が降りかかる。そして、その災厄は2親等までの家族にまで及ぶという。


    父親がフィールドワークで海外に行ってしまうことと、病気療養のため、一時、母方の祖父母の家に身を寄せることになった恒一が通うことになった学校には、こんな怖い話があった。
    そして、彼は3年3組に配属される。
    病院で出会い、みんなから無視されている不思議な女の子、鳴。
    彼女はいるのか、いないのか?
    死者は誰なのか?


    久しぶりのホラー。とても厚い本だけど一気にサラサラ読める。

    具体的な事をいっさい言わずに、ただクラスの決め事は守れと言ってくる彼らにイライラしてしまったり、あれだけ死んでるのに悲壮感とか恐怖とか感じないなぁ…なんて感じつつ、面白く読んだ。

    元3年3組の一員だった彼のアドバイスは、一瞬、バトルロワイアルみたいになってしまうのかと心配したけど、そうならなくてよかった。
    このアドバイス、残すのは怖すぎる。

    ともあれ、今年の災厄は終わったけれど、来年からはどうなるのだろう…。

  • 綾辻先生の小説は「十角館」と「どんどん橋」くらいしか読んでいませんが...

    こんな読みやすい小説を書く作家さんでしたっけ?
    (良くも悪くもなんか自分のイメージと違う....)

    というわけで古本屋で何となく購入した(帯つき美品250円也)700P弱のハードカバーもあっという間に読み終わってしまいました。
    うん、綺麗にまとまっていて読了後の感じも悪くないです。

    ただ.....やっぱりちょっと軽いなぁ.....

    次は作中に何回も出てきたキングの小説でも久々に手を出しますかー

  • 「Another」
    その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた。


    本格ミステリー作家として著名な綾辻行人のミステリーではない1冊。どうやら映画化されていた模様で、それは読んでみたら何となく理解出来ました。映画化されそうなテーマとストーリー。映画は、良かったのかそうでなかったのか分かりませんが、如何だったんでしょうか。


    ◆あらすじ◆
    <blockquote>1998年、春。榊原恒一(15歳)は、夜見山北中学に転校してきた。初登校の前に、恒一は体調を崩してしまうが、夜見山北中学のクラスメイトがお見舞いにやってくる。不思議な質問と唐突な握手を求められる恒一は、一抹の違和感を感じながらも、お見舞いにわざわざ来てくれたクラスメイトの気持ちを素直に喜んでいた。


    しかし、初登校したその日、恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。そんな中、不思議な存在感を放つミサキに惹かれ、接触を試みるが、謎は深まるばかり。そんな中クラスの1人が謎の死を遂げた。このクラスに何が起きているのか、それを調べるために恒一は動き出すが、次々と新たな事件と謎がクラスを襲う。</blockquote>


    この恒一が在籍するクラスに襲い掛かる謎の発端は、26年前のある善意から始まっています。ある善意がきっかけで、26年間、夜見山北中学の3年3組だけに謎の事件が多発し、それが、学校の七不思議となって語り継がれている。単純に不思議という言葉では済ますことが出来ない悲惨な事件ばかり起こるこの恐怖に歴代の3年3組は恐怖し、対策を立てて、なんとか負の連鎖を止めようとしてきた。そして、対策の中で効果が最も期待されるのが、誰か1人をいないものとすること。これを3年3組の中だけで徹底する。教師も生徒もこの対策に縋るしかない。


    このいないものとされる側といないものとして接するしかない側の間に入っていくのが、主人公恒一です。厳密にいうと、恒一もクラスメイトにこの対策について話をされる予定だったが、色々事情が重なり、何も聞かぬまま、いないものとされる”ミサキ”に接触する。これが、きっかけなのか、今年は”ある年”となり、クラスメイトやその周りで人が死んでいく。


    理解しがたい現象に巻き込まれ、どうすることもできない。謎を追う中でも人はどんどん死んでいく。本書は、間違いなくホラーに分類されます。しかしながら、恒一がミサキと出会うところ、もっと言うと、恒一が入院するところから、ミサキとの会話やクラスメイトの挙動、発言に伏線が置かれていて、次々と発生する悲劇の謎を直接的に解決するものではないにしろ、恒一が抱く3年3組への違和感の解消に繋がっている点は、ミステリー要素が埋め込まれています。


    この悲劇の連鎖を止める肝は「死者は誰か」ということと「死者をどうするのか」ということ。悲劇そのものが止められない中、死者を探す恒一達の様は、探偵のようであり、後半に連れて徐々に死者に近づいていきます。


    なぜ現象が起きるのかを追及するのは困難でありながらも、起きた上での対処法を見つけ、それを実行する。どんなことでも死者を見つけ、悲劇を止めないといけない。しかし、止めたとしても、次の年にまた同じ悲劇が起きない保証はない。そんながんじがらめの中、いつかその死者のことすら忘れていく。それはとてつもないホラーだ。

  • なかなか話の世界に入り込めなかったけど、エンターテイメントホラーって感じで面白かった。
    三年三組のその後が気になる。

  • 本全体から漂う独特感に惹かれて読みました。
    ミステリー要素とホラーがあって、
    終盤には驚きました。

  • 2014/8 うーん。面白いんだけど、綾辻行人さんの割には肩すかしの感が。期待が大きすぎるんだろうなぁ。

著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

綾辻行人の作品

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