Another

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.92
  • (455)
  • (696)
  • (425)
  • (70)
  • (8)
本棚登録 : 3590
レビュー : 709
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740036

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ただならぬ不穏な空気を纏ったホラーミステリー。眼帯!眼帯!

    〈what〉〈why〉〈how〉〈who〉と順番に謎が解けていく構成がとても面白い。ぞくぞく!

    ただついこの間読んだ作品と設定が酷似していたので、ある程度予想がついてしまった。

    災厄はやっぱりまだ続くよなぁ。

  • 転校生榊原恒一は不思議な少女ミサキ・メイと仲良くしようとするが何故かクラスの連中の様子がおかしい。彼らは言う。『彼女は存在しない』と。実は三年三組には怪談めいた秘密があって。

    恐ろしい雰囲気は日本というより海外のホラー映画テイスト。話のテンポが遅くてもう少し展開早くても良かったのかと。伏線が分かりやすくて謎解きもサクッとしてました。

  • ホラー・ミステリー。普通の男子高生が転校、違和感のある学校生活が始まる。あの子がいないもの扱いをされるのは何故……。そして3組に相次ぐ人死に……。

    厚い本で、読み終えたことにまず充足感。
    でも読み飽きない独特の語り口。
    佳境の館はちょっとわかりにくい、結末と後日談があっけなくあっさりで。
    アニメ化されていましたね。
    映像で見るのと小説で読むのとまた別の面白味があります。映画は未見。

  • アニメの「Another」を観ていたので、なかなか面白い話じゃん原作あるじゃん読んでみようって思ったんだけど、アニメの方がずっと面白かったです。

    設定はとても面白いんです。ある中学の3年3組は、毎月人がバッタバッタ死ぬ。その現象は毎年起こってしまう。唯一、その現象を防ぐには、クラスに一人「いないもの」を作ってしまうことだ、というもの。謎めいていてワクワクします。

    こんなに設定が面白いのに、読んだ後味が悪いんです。それを通り越して、私は読み終わった後に腹が立ちました。作者に意地悪された、と思いました。

    とにもかくにも、「神としての作者の意志」が物語の筋にめちゃくちゃ感じられるんです。そんなミステリーってそもそも読んだことあります?

    問題解決のキーになるような謎がいくつかあるんですが、謎の答えを「作者が故意に読者から隠していた」ように見えてしまうんです。ミステリーって、「作者が謎の答えを隠しているようには見えず、本当に誰も知らないみたい」という状況が面白いんだけど、この話は終始「誰かが真実を知っている感じがする」という状態で、その真実について誰かに尋ねると、核心に迫る前に携帯電話が鳴ったり、急用が出来たりしてはぐらかされる。

    携帯電話が鳴っても急用が出来ても、本当に重要なことなら一言だけでも伝えておく努力をすると思いませんか?でも彼らはしない。作者が神の視点から「もう少し時間稼ぎまーす!」という判断を下しているようにしか見えない。このはぐらかしがなければ、この物語はもっとページ数を削れたはずです。無理やり読まされたような気がしてしまいます。

    またはぐらかす方法だってもう少し何とかならなかったのかと思ってしまう。ヒロインの中学生女子が、「謎の答えはずっと知っていたけど、言ってもどうしようもないと思って言わなかった」などという高度に文学的な理由により、謎の答えを物語の序盤から終盤までずっと隠しているんです。リアリティがなさすぎる。そんな気持ち悪い駆け引きができる中学生女子ってどれほどいるのか。

    私は本当に腹が立つ小説だと思ったのですが、この小説が好きだという方の気持ちは結構わかります。設定が魅力的です。全体にゴシックな雰囲気が漂っているし、球体関節人形とか出てくるし、ヒロインは可愛いし、人がいっぱい死にます。そういうのが好きな方には結構おすすめできます。分厚い割に内容が薄いので、読みやすく感じますよ。

  • 学園ホラーミステリーってかんじでしょうか。
    アニメがとても面白く原作が気になり手に取りました。
    おちを最初から知っている中で読み進めたにも関わらず、現象によって人が死ぬたびに気持ち悪さや不快感を感じつつどんどん引き込まれていきました。
    最後の謎解きを読むと、最初からその謎を解明するヒントがあったことや謎の言葉がそのままの意味だったことがわかる瞬間は爽快!
    ホラーとしてもミステリーとしても私はとても楽しめました。
    でも、設定はなんだか中二な感じで最初にちょっと笑ってしまったことは内緒です。

  • 実体なき幽霊かと思いきや、しっかり足があり、されど世界はミステリーな超常現象。熾火のように燻ぶる恐怖が最後まで興味を引っ張っていってくれる。ホワットホワイの1部、ハウ、フーの2部。めまぐるしく獲物が変わる展開は最後まで飽きさせない。中盤あたりからは意想外の真実がこれとリンクし始める。終章では伏線がしっかり回収され結末はがっつり意表を突くもの。エンタメを存分に楽しませてもらった。

  • 最初は「こわいな」とおもいながら読んでいました。
    しかし読み進める内に謎がとけて「なるほど!」てなりました。
    鳴が実際にいてほっとしました。

    最後の結末はとても驚きました。
    この作者のミステリー物を読んでみたいです。
    2013.12.19

  •  この本は、本当に怖かったです。いわゆる海外のような、悪魔やモンスターが出てきて怖い、というのではなく、日本らしい怖さでした。この話の中心になる、某中学校の三年三組に伝わる”ある年”の言い伝えは、きっと多くの人が耳にしたことのある”学校の怪談”の類です。ただ、その言い伝えが怪談の数々と違うのは、噂ではなく事実であり、三年三組は”ある年”には確実に災厄に見舞われます。この言い伝えが特に怖いのは、誰かの祟りであるとか、災厄に法則があるわけではないことです。自然発生的であるから避けようがなく、だからこそ怖いのです。逃げられない恐怖、と言うのでしょうか。
     主人公の榊原くんがこの三年三組に転校してくるところから、物語は始まります。この某中学校は、彼の母親も、彼の叔母も通った学校で、”ある年”の言い伝えは、彼の母親の頃から言われるようになっていました。榊原くんは転校してきた当初から、そのクラスが理由のわからない緊張感に取り巻かれていることに気づきます。そして、三年三組の謎や、不思議な女の子の存在の謎を、解き明かしていきます。私も読者でありながら、榊原くんの疑問や恐怖を共に感じ、謎に迫っていく臨場感がありました。読み終わってみれば、謎は解き明かされてすっきりとした気持ちになりましたが、今後の三年三組はどうなるのか?今はそれがとても気になります。
     恐怖に苛まれながらも、答えを求める好奇心で読み切ってしまう、そんな本でした。面白かったです。 [ペンネーム・ringo]

  • 「この中に一人死者がいる」― 連続不審死を止めるために奮闘する主人公達と共にハラハラしながらいっきに読めます。ホラーですがミステリー要素が強く「このミステリーがすごい」上位です。橋本愛さん主演で映画化、アニメ化もされました。

    北九州市立大学:other

    • librarylovers13さん
      「死者は誰ー!?」クラスの誰か一人を「いないもの」として扱うことで厄災から逃れられる。アニメ化・映画化された注目の作品です。
      熊本学園大学...
      「死者は誰ー!?」クラスの誰か一人を「いないもの」として扱うことで厄災から逃れられる。アニメ化・映画化された注目の作品です。
      熊本学園大学:(ななしさん)
      2013/10/26
    • librarylovers13さん
      [ホラーな芋] 初めてホラー小説を読んだけど、この本は怖いだけじゃなく、感動できた。謎が深まっていくにつれ、手に汗を握りました。ホラーが苦手...
      [ホラーな芋] 初めてホラー小説を読んだけど、この本は怖いだけじゃなく、感動できた。謎が深まっていくにつれ、手に汗を握りました。ホラーが苦手な人にも読んでもらいたい作品。

      佐賀大学:ユウ
      2013/11/05
  • なんとなく前から気になって読みたかった本

    面白かった!
    いろんなことが奇妙だったけど、その奇妙も話が進むにつれて
    実態が見えていくかんじ
    そもそもなぜその学校が存在し続けることが出来たのかかは
    世間一般的に分からないところではあるけれど

    もし私がその学校に行かなければいけないとしたら
    分かった瞬間に引越す。怖いわ!

全709件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

綾辻行人の作品

ツイートする