Another

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 3590
レビュー : 709
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740036

感想・レビュー・書評

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  • 学校の怪談としては、設定が面白かった。少しずつ分かっていく、クラスの謎。それを暴いていくと何が分かるのか。ラストのどんでん返しは分からなかったなぁ。死者は誰かということで疑心暗鬼になるのが人間らしさの醜さを描いててよかったと思う。主人公がダメだと言われても突き進んでいく性格なので、ホラー感はぶっこわしているような雰囲気だったけども(笑)

  • 描写が生々しく、ミステリーホラーの世界を作品を通して満喫できました!

  • 「来年は?ねえ来年は???」と声を大にして言いたい…。

  • ミステリーだと思い、犯人を探しながら読んでいたら、ホラーだったのですね。
    きちんとした犯人がいて仕組まれているものではなく、本当に「超自然的自然現象」だったので、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。

  • 綾辻行人さんのホラーミステリー作品『Another』を読了。2010年度にこのミステリーがすごい、週刊文春ミステリーベスト10、本格ミステリーベスト10などでトップではないが上位3位くらいにはいっていたので買ってあった作品だが、なにせ600ページをこえる分厚さなので、その厚さを畏れなかなか手にしなかったのだが、春も本格的になってきたのでホラーサスペンスもいいかなと思い読んでみた。感想としては600ページを感じさせない物語の展開のうまさと、文章の軽さには感銘を受けたがこれがベストミステリーかといわれるとちょっと??というのが正直なところだ。大人の世界のサスペンスは重すぎて、青春物サスペンスが好みというかたにはおすすめです。そんな中学生の一クラス全体が巻き込まれるホラーサスペンス物語を読むBGMに選んだのがKeith Jarettの"Paris Concert". 2曲目WIndがいい。

  • ホラー小説。中学生とかがはじめて読むにはもってこいな読みやすさ。(本の厚み、恐るるに足りずな読みやすさ)

    家庭の事情と自身の病気療養もあり、都会の有名私立一貫校から田舎の公立中学校に転入してきた榊原恒一。転入先の夜見北中学校・通称ヨミキタには学校の七不思議があったが、それよりも恐ろしい噂もある。
    そもそものはじまりは、1972年。作中の現在でも26年前の話だ。3年3組のミサキだかマサキだかいう生徒が亡くなった。当時人気者だったミサキは亡くなったにも関わらず、クラスメイトはミサキが生きている、と言い出した。机は撤去せず、行事もミサキがいるかのようにみんなふるまった。卒業式でも学校は卒業証書を用意し、ミサキは卒業した。・・・そこまでなら、よくある人情話だ。けれどヨミキタの話には続きがある。3年3組に、時にいるはずのない死者の生徒がまじることがあるのだ。4月、用意された机が足りない時・・・いるはずののない誰かが混じっている。それは過去に亡くなった死者なのだが、学校の書類上も、家族も、そして本人でさえも自分が死者だとは気がつかない。3年3組にいる1年間だけ存在する。そして、その1年間は、そのクラスの生徒、教師、家族のだれかが毎月亡くなってゆくのだ。
    そして3年3組になったものたちの間で、死人が出ないように、幾つかの決まりごとが引き継がれる。

    3年3組になった恒一。もちろん、はじめは何も知らない。肺がパンクする病気、原発性自然気肺のため、4月のはじめから3年3組におらず、かつ、病院で不思議な少女と出会った。
    その少女は3年3組のクラスメイトだったのだが、クラスのみんなは、彼女を全く無視していた。彼女はいないものだったのだ。・・・

  • 図書館の夏の怪談・ホラー企画のところに出ていた本。
    夏=暑い=涼しくなるものでも読もうかとザーッと眺めたときに目についただけで借りる。
    分厚くて読み応えがありそうだったのも選んだ理由だなぁ。
    なぜにこんなことが起こるのか? 防ぎようがないというのは恐ろしい。
    身近な人が…と考えながら読んでいたけど、この人だったなんてという終わりかただった。

  • 転校した主人公が登校すると、「いない者」として教室にいる女子生徒がいた。
    何故「いない者」が存在するのか?
    26年前の事件から続く、死の連鎖を引き起こすクラスの存在。
    ラノベの軽い読み口で、一気読みをした。
    ホラー要素はあまり強くなく(というより全く怖くはなかった)、ミステリー。
    見崎鳴の片眼が義眼で、「いない者」とされても飄々としている、そんな人物設定がラノベっぽいといえばそうなんだけど、ちょっと作り込み過ぎている気がする。
    最後、その「現象」の解決は起こらず、終わってしまった物語。
    なんか、消化不良感が残る。
    悲劇が終わったわけではないからね。

  • 分厚い本が読みたい~、ハラハラドキドキする本がいい~と内容など分からず借りてきたので、途中Amazonで内容を調べることに。ホラーでした。大好きな分野なので嬉しかったし、一気にハラハラ読めたけど、全く怖くはなかった。何でだろう。その現象の元となった事が薄すぎることと女の子のキャラクターが余りにありがちなことかなぁ。サスペンス部分は成立してるけど、ホラーとして怖くないって感じ。

  • 転校生榊原恒一は不思議な少女ミサキ・メイと仲良くしようとするが何故かクラスの連中の様子がおかしい。彼らは言う。『彼女は存在しない』と。実は三年三組には怪談めいた秘密があって。

    恐ろしい雰囲気は日本というより海外のホラー映画テイスト。話のテンポが遅くてもう少し展開早くても良かったのかと。伏線が分かりやすくて謎解きもサクッとしてました。

著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

綾辻行人の作品

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