南の子供が夜いくところ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.61
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本棚登録 : 840
レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740326

作品紹介・あらすじ

「今年で120歳」というおねえさんと出逢ったタカシは、彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。多様な声と土地の呪力にみちびかれた、めくるめく魔術的世界。

感想・レビュー・書評

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  • 少し不気味な短編集。場所も時代も飛び越えていくお話し「雲の眠る海」と「まどろみのティユルさん」のラストが好き。

  • 58:ぞわっと鳥肌がたつような、気持ち悪さと不気味さ、不条理感が同居する不思議な世界。南国の島という明るいイメージはごく表面のものでしかなく、あっけなく人々は死んでゆきます。ユナさんとタカシという光の裏側で、島は残酷で、正直な面を露わにする。そのギャップが違和感をもたらし、先へ先へと読み進める吸引力でもあるのでしょう。表題作のラスト「世界の九十九パーセントは想像するしかないものばかり。」が深く、続く短編の根底に流れるものなのかも。

  • ユナさんとタカシが両方好き。

  • この世かあの世か、それとも異世界なのか。不思議な場所と不思議な人が織りなす短編集です。

    日常のすぐそばにある“あちら”っていう感じが上手くて、不思議な雰囲気が好きだなぁ~と思っていたけど
    本作は日常をとっぱらった「あちらの世界」のみな印象を受けました。
    初読みの「夜市」は衝撃的だった。まだそれを越える作品には出会っていません。
    ゆっくり他の作品も楽しもうと思います。

  • 南の島が舞台の連作短編。
    ギャグの様な設定の”フルーツ頭”が、実際に見る悪夢のように妙にリアルな仕上がりになっててさすがと思う。
    書いてたらまた読みたくなってきた。

  • 2018.3再読。

  • なんだろう?これまでの恒川さんの作品と比べてあまりゾクゾクした感じがないと言うか…私の大好きな叙情的な感じがあまり無かったような……。まどろみのティエルさんがこの中では好きかな。

  • 読み進めていくにつれて不思議な世界にはまり込んでいく気のしていく連作。

    最初は小学生のタカシが不思議な南の島にまで行く話なんだけれども、実はこの親子一家心中を考えていた。しかも読み進めて行くと、バラバラになった両親は結局離婚してしまいそう。父親も「良くぞ言ってくれた」とまで思っているし、アボカド頭になってバスに乗り遅れるしもうさんざん。

    しかし、漂う南国の雰囲気はいいですね。
    余計な文化が入らない分平和でいいような気がする。ちょっとうらやましいな。

  • 南の国での出来事。

  • 「世界の九十九パーセントは想像するしかないものばかり」とあったとき、ハッとしました。
    なんでもインターネットで調べられると勘違いしはじめてけっこう時間が経ってるなと。
    いいですよね、想像するしかないものがあるのって。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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