鼠、闇に跳ぶ

  • 角川書店 (2010年3月26日発売)
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本棚登録 : 107
感想 : 16
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740456

作品紹介・あらすじ

江戸の夜闇をわたり歩く、世に聞こえた盗賊・鼠小僧。なさけ深く、気っ風のよい次郎吉が、小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って、夜な夜な大活躍する、胸すく熱血時代小説!

感想・レビュー・書評

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  • 義賊も罪人

  • なかなか面白くて読みやすかった。
    久々の赤川次郎やったけど、さすが読みやすい。
    痛快な時代小説やった。

  • 初めて赤川次郎の小説を読んだ。
    人から聞いたように「サクサク読める」感がある。
    文章に難しい言葉がなく(ルビがふってあるのは江戸特有のアイテムくらい)、動作の描写も平易なもので、
    「頭を使って本を読む」ことに慣れている私はまったく頭が働いてないことに気づいた。
    小説って、こんなに親しみのある表現だけでも面白く描けるんだぁ。びっくり。
    内容のおもしろさもさることながら、私は文章の勉強として読んだので非常に参考になった。

  • 江戸の夜闇のなか、屋根から屋根へ風のような身のこなしで瓦をわたり歩く、その名も世に聞こえた盗賊・鼠小僧。
    しかし昼の顔は、“甘酒屋の次郎吉”と呼ばれる遊び人だった―。
    盗みに入った先で頼まれごとをして帰ってきたり、美女の誘いにたじろいだり…。
    なさけ深く、気っ風のよい次郎吉が、小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って、夜な夜な大活躍する、胸すく熱血時代小説。
    (アマゾンより引用)

    面白かったけど、時代物だった(((゜Д゜;)))
    赤川次郎が時代物手がけてるなんて知らんやったし(笑)
    図書館の小説の棚を片っ端から借りてるけど、時代物は好きじゃなくて飛ばしてたんよね
    でも、まぁ赤川次郎だけに面白くて良かった(笑)
    ただシリーズ物らしくて、これは二作目やった(´・ω・`)

  • 2巻目から読んだが特に困ることはなかった。
    時代が変わっただけでいつもの赤川作品という感じ。
    それゆえに安定した面白さ。
    理不尽まかり通る時代物なので勧善懲悪との相性が抜群。
    既存では刑事と泥棒シリーズが近いか。
    このシリーズ好きな自分としてはハマる。

  • 鼠小僧次郎吉シリーズ第2弾。

    さくさく気軽に読めるので、本読みたいけど、いきなり重いのは…って時にオススメ。
    意外と妹の小袖さんも次郎吉に加担しててびっくり。

    収録作品:鼠、八幡祭に断つ 鼠、成敗し損なう 鼠、美女に会う 鼠、猫に追われる 鼠、夜にさまよう 鼠、とちる 鼠、傘をさす

  • シリーズ第2弾。
    切ない話が多い。

    【図書館・初読・2/24読了】

  • 時代小説、鼠小僧次郎吉。
    鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。
    妹、小袖と2人暮らし。

    江戸の庶民の人情物語。
    侍や大店のご主人の無理をかわす。
    弱きを助け、強きを挫く。

    本当にあった話かのように描いている。
    ついつい、次郎吉の視点でのめりこんでしまう。

    どんどん書き継いで欲しい。

    日本のよき文化の継承。

    かっこいい妹兄の活躍にもかかわらず、
    万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。

  • NHKあたりでドラマ化されそう。

  • 次郎吉、小袖
    八幡祭に断つ
    成敗し損なう
    美女に会う
    猫に追われる
    夜にさまよう
    とちる
    傘をさす

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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