狙撃 地下捜査官

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 78
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740562

作品紹介・あらすじ

東小金井署刑事課の上月涼子はある日、署に籍を置いたまま本庁勤務という異例の配置転換を告げられる。しかも、彼女に与えられた任務は警察官を内偵するという特別監察官だった。涼子の直属の上司は、東大卒のキャリア・鎮目竜二警視正。鎮目は組織の罪を暴くために、囮捜査や公安との容赦のない駆け引きを平気でやってのける。涼子は必死にこの苛酷な任務をこなそうとするが、やがて14年前に発生した警察庁長官狙撃事件の「真相」につきあたる-。著者渾身の超本格警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁長官の狙撃現場に居合わせたキャリア警察官が復讐と警察の改革の為に、特別監察官として真相に迫る。最後は立場を超えた警察組織に阻まれるが。。。

  • 特別観察室とそこに集まったメンバーはそれぞれいいキャラしているし、テンポよくすらすら読める。ただ、主役の女がいまいち精神的弱さが目立つのと、最後のほうでいきなり上司に気があることに気付く展開と、改革をしようと立ち向かった上司が結局死ぬのが面白くない。死んで結局警察内部の改革を完遂できないパターンは飽きた。扱ってる題材は長官狙撃事件、現実の真相はどうなのだろう。

  • 2016_10_18-0108

  • 2016 9 7

  • 涼子のキャラが今一歩魅力に欠けます。ストーリーはあり得るなぁと。

  • 予想していたより面白くて一気に読んだ。設定、人物、ストーリー共に良かったと思います。

  • 乃南アサを思い出した・・・・

  • 警察の意外な面がおもしろく記載されている.

  • 短篇を繋げてひとつの物語にしているので少し解りにくかったけど、
    警察内の醜い争いや、陰謀、過去の事件の隠蔽などなど・・・
    「こんなことありうるのか?」と思うようなことばかりだったけど
    最後の方は、犯人が意外な人物でいろいろ想像しながら読んでる間はドキドキ感があって面白かった。

  • 監察官のお話
    公安と警察庁との勢力闘争

    刑事課から特務観察室に配置転換になった上月涼子
    武道もできる。美人。
    でも直情タイプ過ぎやしないか?
    冷静沈着からは程遠くて正直うんざりした
    まるで10代の子供
    子供って言ったら失礼か
    大人でもざらにいます。こんな人

    組織を運営する側が組織の甘い汁に溺れ
    是正しようとした人を抹殺しようとする
    そして組織は腐敗する
    腐敗してるがゆえか
    浄化なんてよっぽどの事がなければなしえない
    日本の役所、政治家もこんな状態

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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