フリン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.17
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本棚登録 : 160
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740616

感想・レビュー・書評

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  • フリンにまつわる6話からなる短編集。

    息子の友だちにキュンとする母の話は微笑ましいものだった。

    あとはけっこうフリンだった。
    純愛風もあったけど、やっぱりそういうのはダメだよと思ってしまう。

    登場人物はリバーサイドマンションに住む人たちで、ラストの話で勢ぞろいするのがよかった。
    ちょっと丸く収まりすぎ感もあるけれど。

  • 13/03/08 様々な男女関係。

  • 表紙が印象的な1冊。
    同じマンションに住む人たちの「フリン」の形。
    どろどろしたものもあったが、息子の同級生にくらっと来る「年下の男の子」や、離婚しても結ばれたいと思う相手との出会いを描いた「さいごの恋」などハッピーエンドの話は楽しめた。

  • 装丁の雰囲気に惹かれて読んだけど
    読みやすかった。

    葵さんの初恋が面白かった。
    あとは、あんまりかなぁ。

  • 最後の管理人さん夫妻のがいちばんすきかなぁ。
    基本的にはフリン許さない派なので、もにょもにょな話も多かったです。

  • "「この通り、許してください!」
     と、フローリングの床に額をこすりつけた。夢を見ているようだった。昼ドラで見たことある、と友美は思った。"

    黒いバックに定規で書いたような赤いカタカナの「フリン」の文字。
    同じ色合いの帯を読んで、ちょっと興味を持ったので手にとってみました。

    不倫関係を素材に同じ「リバーサイドマンション」に住む住民で描いた短編集。
    不倫の真っ最中のもの、始まろうとするもの、妄想、過去のもの、それぞれ違ったシチュエーションの物語だけど、どれも消化不良。帯に書かれているような"反道徳小説"というほど眉をひそめるような物語も少なく、寧ろもっとドロドロとした書き口で良かったんやないかなぁと思いました。

    最後の短編「二人三脚」は、リバーサイドマンションの管理人の老夫婦の物語なんですが、その話を聞いている他編の登場人物たちの発言がそれぞれの考え方を示しているんですが、これがあまり気持ちよいものじゃなかったなぁ。まぁ、"フリン"がそういうものだと言うたらそれまでなんやろうけど。

  • 2012/01/15 こんな設定ありえない、と言うのは簡単だが、共同住宅つながりの連作はツボ。

  • ■ 11102.
    <読破期間>
    H23/11/26~H23/11/26

  • 純粋、初々しい、きらきら。そんな十代の恋愛の対極を描いた物語たち。今ひとつはいりこめなかったのはそんなところにあるのかnな

  • 短編集だとわかっていて読んだのだが。

    テーマがテーマなだけに、もう少し書いてないと入り込めない。

    消化不良という感じがした。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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