- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048740722
感想・レビュー・書評
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私がもっと若い感性を持っていたら、すごく面白かったと思う。
残念だが、私の感受性は丸くなりすぎた。
最後の落とし所は素晴らしかった。 -
「ともだち同盟」という約束の元いびつに結びついた女2人と男1人の青春ホラー。同盟の名の下のともだち関係はひどく危ういものですが、それは現実もいっしょな気がしました。
自称魔女・千里の愛は、捻くれてて、攻撃的で、でもとても純粋に感じました。 -
引き込まれます、世界観に。怖いけど、面白い。最後は結構、ベタな予想外で好き。暗くて痛い子大好き。
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新しい感性なんですかね??限りなく紺に近いブルーのイメージでした。静かででも全然穏やかでなくて。でも、確かに、ともだちって呪いみたいなものだなと思う。友達なのに、友達なのに、友達だから?搾取されているって感じる時点で、友達ではないんだろうな。
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丁寧に縁どられた「ともだち同盟」に属する二人の女子高校生と一人の男子高校生は清廉潔白な関係を協定に基づき繰り返す
はずもなく
芽生えた愛憎と煮詰まった欲望に
その美しい関係を半強制的に壊さなければならない
そうして醜く変動していく中でも
鉄道だけはひた走る
動的な人間関係と、静的な鉄道の印象にも関わらず
本文中の描写では、なだらかに下降していく三人の関係と
プラットホームを通過していく鉄道が特に目立つ
ともだち、という呪い
鉄道という、線路の繋がり
本作にはこのような印象を抱いた
植物的な青春とは恋愛とは、こうなるものなんだろうか
そう、彷彿させられる -
twitter読書会って物の課題図書だったので、図書館で借りて読んでみました。
青春物なのか、ホラーなのか良く分かりませんが。
女2人と男1人の「ともだち同盟」。
非常に微妙な、不思議な関係。
三角形各辺の価値がどんどん変化していき、
最後どういった線になるんだろうか???
って思いながら読んでました。
とりあえず魔女にむちゃくちゃにされたいかな。 -
一見仲良しに見える2人は決して「ともだち」ではなかった。
何もない駅に行ってごろんと寝そべる小旅行はいいなと思った。
ジュニア向けホラーか。 -
好きな子に素直に「好きだ」と言えないのは高校生だけの特権ではないけど、やっぱり高校生が一番似合うなぁ。関西のローカル線が出てきて、なかなか電車オタクっぽい所がイイですね。無人駅でおりてボーっとするのは北海道のイメージですが、関西でも十分出来るんですね。イジメの問題を物語に組み込んだ話は割と見かけますが、この本ではいじめた側といじめられた側の関係も面白い(?)です。「同盟」って言葉は高校の世界史でよく見かけましたが、裏が無い同盟なんて存在しないんですよね。