- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048741002
感想・レビュー・書評
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明るい琉球の風景が浮かんでくる。装丁のイラストも雰囲気を醸し出している。
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『唄う都は~』の方を先に読んでしまっていた。こっちを読んで、ようやく諸々の設定が分かった。
池上永一は、去年、沖縄に旅行したことをきっかけに読み始めた作家。どの作品も沖縄独特の空気に満ちていて、さすがだなあと思う。
『テンペスト』も含め、長編は、時間経過がやや分かりにくい箇所があるけれど、短編集ではその難が目立ちにくい。だから、この作家は短編の方が心地よく読める気がする。
キャラクターは相変わらずよくたっている。一人一人がコミカルで、きらきらしている。小説に重厚感を求める人は好まないかもしれないが、このスピーディーさとポップさが持ち味だろう。
そして、全体的に思う。女は強い。 -
友人に進められて読んでみました。
テンペストの続編ということでしたが、この本から読んでも問題なかったのではと思います。
昔の沖縄の話で、旅行にいったことがある人には風景が浮かんできて、より楽しい作品だと思います。
沖縄言葉が若干読みにくい部分がありますが、そういう作品だと思ってよみました。
名前が最後まで読めない人がいましたけど。
次はテンペストを読んでみようと思います。 -
イマイチ。人物が入ってこない感じかなあ。
さくさく読めるけど気分は乗らない。 -
テンペストを思い出す。琉球の庶民の生活を漫画チックに描いた短編集。真っ直ぐな主人公を豪華な脇が固める。方言や漢字の読みが独特なので読みにくい部分もあるが、その分世界にハマれる。お前が憎い!は他の言葉なかったのかなー?毎回苦笑してしまった。
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昔の沖縄を描いた小説。
きびきびとした働きものばかり出てくるので、人物はウチナンチューじゃなくて、江戸っ子みたいな人たちだと感じました。
筑佐事(警察)になりたての武太が主人公で、いろいろな事件に巻き込まれ、成長していくという物語です。つくづく日本人はお役人が好きなんだなあと思います。事業家はジュリ(遊女)にだまされる悪人として描かれています。
沖縄の食べ物の描写がうまくて、ジューシーやサーターアンダギーなど食べたくなります。 -
三線以外に取り柄のない、新米築佐事の武太が主人公の話。
話に出てくる人たちの人情味ある様子にほんわかします♪
琉球王国の様子、国の構成や食文化について触れられているので、それらを知ることができて興味深い。
また、最後にちょっとだけ「テンペスト」のネオンがでてきて嬉しかったです(笑) -
そして琉球王国にはまり続ける。。。
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ドラマ化になったら、どうなるのかな・・・・。