- 本 ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048741057
作品紹介・あらすじ
酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋達の狂想曲。
感想・レビュー・書評
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/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
私は、777から読んでいますが、皆さんがマリアビートルも面白いということで、777を読み終わった勢いで、手にしました。
今作も、次が気になって、他のことが手につかなくなりました。すごいですね、次が気になる展開が、夢中になりますね。しかし、465ページと、なかなかのボリュームでした。時間に余裕がないと、ちょっと手にしちゃダメな作品ですね。
登場人物は少ないですが、場面が、次々に変わっていき、ハラハラ感がすごいですね。
やっぱり、七尾がいいですね、すごい強くてかっこいいです。この、しれっ〜とした感じが、なんとも言えないですし、笑い担当としても、大活躍ですね。今作も人が死んでいく、バイオレンスな作品のはずなのに、アクション映画を見終わったような、読後感でした。
/_/ あらすじ _/_/_/_/_/
新幹線内で物語が展開していきます。
木村チーム、果物チーム、天道虫チームの3つに別れて展開していきます。
ハラハラ、ドキドキの展です。
/_/ 主な登場人物 _/_/_/
■天道虫
七尾 天道虫
真莉亜
狼
■果物
檸檬 男、180センチ近い、業者 ×
蜜柑 男、180センチ近い、業者 ×
峰岸良夫息子、×
桃
■王子
王子さとし 中学生
木村雄一
木村茂
木村あゆむくん 息子
朋康
■槿 あさがお
槿 -
殺し屋シリーズ第二弾!
前作よりも今回の殺し屋たちはキャラが立ってて面白い。
特に好きなのは七尾と檸檬かな。
七尾のあまりのツキのなさっぷりと檸檬のトーマス好きでわかりやすいキャラクターに引き込まれて楽しく読めました。
憎たらしい中学生をスカッとやっつけるフィナーレを期待しすぎて星四つでしたー^_^ -
この本はとても中味が濃い内容だった。
私が伊坂さんの殺し屋シリーズを読む
のは、初めてだ。他にも何冊か順番が
あるかも知れない、とは思ったがこの
作品を読むには理由がある。
777トリプルセブンの予習本として
読むにはどの本がいいのか?
フォロワーさんに聞くと、私にはこの本では?と選書してくれた。まことさん
ありがとう!――さてどんな本だろう?
東北新幹線「はやて」東京発ー盛岡行。
この新幹線は盛岡到着時には、死体列車
と化する。そして、盛岡駅ホームでは
一大事件が・・・・
こんな新幹線なんてあるだろうか?
元殺し屋、現役の殺し屋が最終的には
いったい合計何人乗車しているのか!
生意気な中学生までいる。死体を見ても
慌てるでもなく、怖がることもない。
この中学生には罰を与えたい、と思い
ながら読んでいた!
「蜜柑」と「檸檬」。このふたりは楽しい。
まさかここで、機関車トーマスが登場
するとは嬉しくなってくる。昔、良く
息子と一緒に観ていた。パーシー、ゴードン、ヘンリー、エドワード etc.
このふたりが殺し屋の中で、一番好ましく思えた。ふたりの個性が良い!
この新幹線に乗っている殺し屋は、本当
に個性的な殺し方をする奴がいる!
書きたいが、それはネタばれになって
しまう!
このような恐怖が隠された新幹線、私は
絶対に乗り合わせたくない!
――木村は良かった!それだけでも
言いたい!
2023、12、5 読了-
ウルトラマンさん('-^*)/
こんにちは!「777」読み始めました!・・・・まだ1/4ですが。
昨日も一昨日も、昼間は落ち着かず夜に読んだ...ウルトラマンさん('-^*)/
こんにちは!「777」読み始めました!・・・・まだ1/4ですが。
昨日も一昨日も、昼間は落ち着かず夜に読んだだけ。図書館本なので、返却まであと一週間、まぁ、読めるでしょう。
――それにしても、新しく殺し屋が出現しましたねぇ~2023/12/20 -
もう読まれてるんですね!
新しい殺し屋、また、名前がユニークですね。
天道虫さん、相変わらず、外に出れません…笑
楽しんで下さい!もう読まれてるんですね!
新しい殺し屋、また、名前がユニークですね。
天道虫さん、相変わらず、外に出れません…笑
楽しんで下さい!2023/12/20 -
アールグレイさん、
☆5つ。殺し屋シリーズ、楽しめましたね。
自分も毎月のように東京には東北新幹線でいきますので、東京から上野、大宮、仙...アールグレイさん、
☆5つ。殺し屋シリーズ、楽しめましたね。
自分も毎月のように東京には東北新幹線でいきますので、東京から上野、大宮、仙台、盛岡のお話しはドキドキ感凄かったです。
あの生意気な子ども、ぶん殴りたかった!蜜柑、檸檬コンビは切なかったですよね。
この後のAXは涙ものでした。
777は図書館予約中です。2023/12/30
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伊坂幸太郎さん初見昨品。
東北新幹線で繰り広げられるサスペンスエンターテイメント小説。
それぞれの登場人物の視点で切り替わり、話が展開される。
個性的な登場人物で皆魅力的!
殺し屋多数出演の殺人列車で、中学生の冷血な王子が次々に難問を投げ掛けて来て怖かった。
人が沢山死ぬのですが、こんな変わった殺し方があるのかと笑えた!
最後のふたりの活躍がカッコ良すぎでしょ!
最後の最後の檸檬のオチも【あー!!!】と唸ってしまった。
伊坂さんのグラスホッパーも読みたい。
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2025/03/16
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著者、伊坂幸太郎さん(1971~)の作品、ブクログ登録は3冊目になります。
今までに登録した2冊は、『ゴールデンスランバー』、『重力ピエロ』ですが、どちらも登録したのが2015年なので、9年前になりますか。。
ずいぶんとご無沙汰してしまいました。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込みー物騒な奴らが再びやって来た。『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。
---引用終了
本作は、殺し屋シリーズの第2作になります。
このシリーズ作品は、
第1作 『グラスホッパー』(2004年)
第2作 『マリアビートル』(2010年)
第3作 『AX アックス』(2017年)
第4作 『777 トリプルセブン』(2023年) -
伊坂さんは天才ですね。そう思いました。複数の事件が同時展開し、私の頭では、なかなか追いつくことが出来ませんでした(笑)。しかし、物語の中盤から、だんだん整理できてきて、この後一体どうなるんだろうと、胸を膨らませました。
登場人物の中学生(王子)に嫌悪感を覚え、とても腹立たしくなるほど、夢中になっていました。彼の生育歴がとても気になりました。
塾の先生(鈴木)が中学生の質問「どうして、人を殺してはいけないのか」の質問に対するくだりは、とても新鮮で、深く考えさせられませした。
「グラスホッパー」も読もうと思いました。 -
元殺し屋の木村は、幼い息子に重症を負わせた相手に復讐する為、東京発盛岡行きの東北新幹線に乗り込む…
『777』を読む為に七尾(天道虫)が出るこの作品で予習。本当に本当に王子が憎らしかった。 -
殺し屋シリーズ第2弾。軽妙かつ重層的な遣り取り、巧妙な伏線、ハラハラする展開にのめり込む。前作を読んでいた方がより楽しめることは間違いない。随所に物事の本質を織り込んでくる手法はお見事! 次作への期待値が高まる一冊。
著者プロフィール
伊坂幸太郎の作品






伊坂さん好きなのですが、そのわりに積読状態だ...
伊坂さん好きなのですが、そのわりに積読状態だらけなので、ちょっとずつ読んでいかねば…(*_*)笑
伊坂さん好きなら、もう、読まないとダメな作品なんでしょうね〜
なんか、感覚が面白い表現が多くて、場面場面で、...
伊坂さん好きなら、もう、読まないとダメな作品なんでしょうね〜
なんか、感覚が面白い表現が多くて、場面場面で、刺さるものが多かったです(^^)
個人的には、天道虫、七尾が好きなので、
この作品も、777も、面白かったです。
777方が、ページ数少なくて、サクッと読める感がありました。
ゆっきーさんは、なんて、感想あげるんでしょうね…
「私の不運は、まったく不運ではないことを知った」なんて、言いそう。