羽州ものがたり (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 215
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741682

作品紹介・あらすじ

ひとつしか瞳をもたない鷹のアキと暮らす少女・ムメは、都から来たばかりの少年・春名丸と出会った。それが縁で春名丸の父親・小野春風にさまざまなことを教わるムメ。やがて見違えるような娘へと育ったムメは、春名丸との友情をはぐくんでいく。だがそのころ、羽州では都に対する戦いが起きようとしていて-!!それが、東北の地、羽州で起きた「元慶の乱」のはじまりだった。

感想・レビュー・書評

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  • 時は平安、羽州で起こった「元慶の乱」を、地元の村長の娘と、赴任してきた官吏の息子の視点から描いた児童書。歴史的事実の羅列ではなく、物語になっているので読みやすかった。題材をすっきり調理しているが、皆川博子的に耽美な感じにしてもいいなぁと思った。カラスとジオの関係がちょっと美味しいなと思ったのは内緒です。

  • ソニンに続き、またしても賢く素直でまっすぐな女の子が主人公。
    聞き覚えのある土地が出てきたのも、また楽しかった。

  • Thanks to 「天山の巫女ソニン」, 菅野雪虫 became one of my favorite authors and definitely on my author radar to look out for new books.

    So you can imagine how excited I was when I first heard about this book. I would have gotten it the day it was released, but unfortunately, Kinokuniya is very selective on which books can be sent/sold in America and this book happened to be one that they didn't deem worthy enough.

    After reading this book, I was glad to find that I still love this author. It wasn't as marvelous as ソニン's story, but still well done. I can't wait for what the author has in store next. *hint*moreソニンplease*hint*

  • 平安時代の東北の羽州に育った、村長の娘ムメ(梅の意)が主人公。本の裏のあらすじ見ると、恋愛ものっぽいですがぜんぜんそんなことなく(笑)、どちらかというと歴史物っぽかったです。この時代の東北地方というと、都からは遠く離れ、でもアルテイは破れて……というぐらいの知識しかありませんでした。どちらかというと本命はカラスだよね!裏表紙に鋭いまなざしのカラスが!面白かったのですが、読んでいると無性に「ソニン」が読みたくなりました。文庫ででないかな~。X文庫に合うと思うんだけど~。

  • 63:児童書のコーナーで発見。表紙イラストがすごく綺麗なのですが、きっとまた「ソニン」の時みたいに一筋縄じゃいかない展開なんだろうなあと思っていたら、案の定(笑)、大人でも楽しめました。正しいこととは、善政とは。問いかけが素直に届く、シンプルながら深い物語。

  • さすが菅野先生、面白い…。
    個人的にはムメとカラスとハルナがもっと泥沼ってるのも見たかったな・・・。

  • 天山の巫女ソニンで、ファンだったので読んでみた
    てっきりファンタジーと思ったら、実話か…
    元慶の乱。日本史とってる人も知らないようなものらしいけど、私たちがただテストで点数を取るために覚えるこの乱の中でこんな物語を紡いでくれた菅野さんはすごいなとおもった。

    カラスとムメとハルナのその後を見たいなぁ
    ハルナはずっと羽州に留まってほしいな

  • 前から読みたかった本。
    そして良い作品でした。

    上橋菜穂子さんの狐笛のかなたを思い起こす登場人物ですが、ファンタジー色は薄く史実に近い内容。
    3人それぞれの生い立ちがきちんと考えられているので、感情移入しながら読み込めます。
    登場人物が魅力的なので、続きもあったらいいのに…と思ってしまいます。

  • 菅野雪虫さんの『天山の巫女ソニン』も面白かったけど、これも本当に楽しめた。ただ主人公の少女ムメと片目の鷹アキの絡め?がもう少しみたかったな。ムメとカラスのような民は創作だけれども小野春風、アテルイなど実在の人物や争乱が出てきたりして、そこも興味の尽きないところ。作中の奥州気質も気に入ったなぁ。戦いが人の知を持って終結したところも。

  • 帯に“たつみや章 絶賛!”と書いてありますが、確かに、たつみやセンセ好きそうな良いお話でした。平安時代に秋田県で起きた『元慶の乱』を基にした、友情と治世の物語。歴史的には小さな出来事でしょうが、実に大切な事が描かれてました。主人公の賢い少女・ムメが敵対する立場の側に立っても物事を捉えられる姿勢が好ましいです。ムメ、カラス、春名丸のその後の話もあったらいいのにな。でも、そうすると歴史の話から外れてしまうかw。

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著者プロフィール

1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年「橋の上の少年」で北日本文学賞を受賞。05年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞。同作を改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。他の著書に『チポロ』『ヤイレスーホ』『羽州ものがたり』『女王さまがおまちかね』「女神のデパート」シリーズなどがある。

「2019年 『アトリと五人の王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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