本日は大安なり    

著者 :
制作 : さやか 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.98
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本棚登録 : 4163
レビュー : 742
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741743

感想・レビュー・書評

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  • 辻村さんの作品は、なんだか心がヒリヒリしてしまう話が多い印象でしたが、こちらは心あたたまりましたね。
    初めの方はミステリな雰囲気で、結婚式をあげる全てのカップルになにやら不穏な空気を感じつつ読み進めることになります。
    「まったくこいつは!」という登場人物への心象が、ラストにころころとひっくり返されていくのが気持ち良かった。
    まあ、偶然に助けられてるというかうまいこといきすぎなような気もしますが。
    でも結婚式にまつわる話は、やっぱりハッピーなのがいいです。

    個人的には双子の姉妹はなしが好き。
    ふたりの本音が、鋭い。辻村さんらしいえがきかただなあと。

  • 2012/3/13
    やっぱりおもしろいよな。
    もちろん好き。
    どのストーリーもおもしろいのに、孝太と恭司まで出てきたのに、読み終えた後の一番強い感情は
    「映一くんかっこよすぎるやろ!」やったな。
    映一くんいいなぁ。喪女の憧れやわ。
    読んでる間、陸男と東さんに本気で腹を立て、ひやひやして、最後は納まるべきところに納まるから読後大変気持ちがいいのよね。
    これドラマ化されたんだねー
    直木賞にもノミネートされたような気もするし、ついに深月ちゃん見つかったか。
    めちゃめちゃおもしろいもんね。

  • 同じ日に結婚式を挙げる4組のカップルにまつわるおはなし。
    すべての話が最後にはスッキリ落ち着く。けどいい意味で予想を裏切られ、やられた!感が心地よい。
    面白いです。

  • 辻村深月にしては、軽いタッチの群像劇。
    新しい境地だなぁと思う。こういう辻村さんもいい!

    大安の休日。
    老舗のホテルで予定されている4組の結婚式。
    ウェディングプランナーの山井は、担当するクレイマー・玲奈に当日まで振り回される。
    4組はそれぞれ問題を抱えており、そして山井自身、人には言えない想いを胸に秘めていた。

    ドラマ第1回を見た後に読んだのだけど、原作とはだいぶ違うみたい。
    ドラマでは5組のカップルになっていたし、「脅迫状」も原作にはないし。
    (この本では途中でわかる事実が、ドラマでは最初から明らかになっていたり。)
    ドラマも面白かったので、また別のものとして楽しもうかと思います。

    山井さんの、仕事に対する姿勢が純粋にかっこよかった。
    1日のために、何か月も準備を重ね、ミスは決して許されない。
    新婦はわがままで、要求水準も高く、休日に休めない。
    サービス業の中でも、ウェディングプランナーって大変なお仕事だなと思います。

    各カップルの抱える問題が明らかとなる中盤から、解決の後半までが
    短く意外にあっさりしていたけれど、最後のエンディングもよかったし、
    面白かったです。

  • 憧れの高級結婚式場を舞台に繰り広げられる、エンターティメント。
    映画化したら面白そうだなと。
    小説ならではの心情表現の細やかさが秀逸な「相馬家・加賀山家」
    ちょっとしたサスペンス風味も味わえる「東家・白須家」が好き。
    ウェディングプランナーの奮闘振りが各章をつないで、締まりの良い感じで読みやすく、爽やかな読後感がよかったです。

  • 老舗ホテルのウェディングプランナーと4組の結婚式の1日を描いたお話。プランナーと各々のカップルの過去や秘密がミステリー仕立てで明らかになっていく展開は面白い。主人公が優香というのはイメージ通り。ただ、自分の苦い過去も思い出してしまったw

  • 一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。憧れの高級結婚式場で、同日に行われる4つの結婚式。それぞれの思惑と事情が臨界点に達した、そのとき―。世界一幸せな一日を舞台にした、パニック・エンターテインメント長編の大傑作。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    面白かった~。
    ツナグと共に、お気に入りの辻村作品になりそうです。

    「勘弁してよ」は素敵すぎて…!
    こんな余裕のある人と恋愛したい(笑)

    真空くんの話も良かった。
    大人に言えない想いがあるのって、時に辛いよね。
    東くんは実際どんな人なのか…。

    陸雄は…言葉もない。
    玲奈は辻村さんが描きそうなキャラだな、と。

    彼と彼の登場には完璧に不意を突かれて、びっくりと同時に嬉しかった!
    二度三度と出てくると、作者にとっても大事なキャラなのかなぁと思えて嬉しくなります(実際の所はわからないけれども)。

  • 請求記号:913.6/Tau 所蔵ID:50062267
    配架場所:書庫入り口横 学生選書コーナー
    【コメント】
    大安吉日に行われる4組のカップル。
    それぞれの問題や事情をテンポよく展開。
    心に残る言葉、ストーリーと魅力的なキャラクターが登場。
    男の人も女の人も楽しく読める本。

    【読書ラリー感想文 by M.J】]

    結婚式に関わる人たちの心情や背景を描いた話で、コロコロと変わる視点に混乱させられつつ、不思議とひき込まれる構成の文章でした。
    「結婚式」に結びつくキレイな部分だけではなく、人の感情や行動の汚い部分まで描かれていて、身近に感じ、共感もできるお話でした。一人一人の視点毎に短編のようになっていてテンポ良く読めるのと同時に休憩も入れやすくて、とても読みやすかったです。

  • 大安の日の、とある結婚式場で行われる4組の結婚披露宴にまつわる話。
    どのカップルも単純にめでたいめでたいとお祝いできかねるような状況にあって、無事に結婚式を終えることができるのか?!とハラハラしました。

    評判が良かったので期待度大だったためか、ちょっとがっかり。
    結婚式当日はやっぱりハッピーであってほしいので、あまりにドロドロした背景がありすぎて切なくなりました。
    特に一卵性の双子の話は、私が小さい頃、身近に一卵性の双子ちゃんがいましたが友達でも毎日会っていればどっちがどっちか分かるよ! 親が、ましてフィアンセが気がつかないはずがないよ!! って思って入り込めなかったなぁ。
    しかし、我が家には二卵性ですが双子がいるので、いろいろデリケートな問題は気をつけないといけないなと感じました。

    私が一番好きだったのはプランナーが気の合わないお嫁さんのプランを一緒に考えていく話でした。
    当日のサプライズに感動しました。
    プランナーって素敵な仕事ですね。

  • 大安の日、ある1日の結婚式場でのお話。
    それぞれのカップル、ウエディングプランナーがハプニングに巻き込まれたり感動したり、すごくおもしろかった!
    それぞれの登場人物が関わってくのとか、こういう話すごく好き。
    ウエディングプランナーの、仕事に対するプライド、姿勢がすごくかっこいい。
    私も仕事にプライド持てるように見習わなきゃ(笑)

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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