県庁おもてなし課

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.08
  • (1549)
  • (1904)
  • (910)
  • (101)
  • (19)
本棚登録 : 11816
レビュー : 1711
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741828

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 高知県出身有川浩さんの地元愛が伝わってくる作品。後半の対談でもあったが、有川さんの実体験をベースにしていたので、リアリティを感じてとても面白かった。
    今はやりの”おもてなし“をその部署名に既にしていた高知県は凄い。そのおもてなし課が進化して行く姿を見て行くと高知は一度行ったことがあるが、今度は親子三人で行きたくなった。

    一人の仕事人や一つの組織が成長していく姿も描かれているが、それは官民同じだと思う。まずは良くしようという想い。自分達の強みを知ること。目標を一緒に達成しようとするチームワーク。最後はお客様目線。このような気づきがあったことは大きい。次は映画を観ます。

  • 作者が好きなので読みました。
    これを読んだら高知に旅行に行きたくなります。

    きっとどこの都道府県も県民では気付かない財産がたくさんあるんでしょうね。
    死ぬまでに、日本全国の都道府県を制覇したいです!

  • お役所仕事から脱出!高知県を愛する作者の思い入れが伝わってきます大きな波風は立たないけれど感情を丁寧に折りたたむような文章が好きです

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      公僕を応援しちゃう自分に驚いた!
      そして自然が豊な高知に行ってみたくなりました!
      公僕を応援しちゃう自分に驚いた!
      そして自然が豊な高知に行ってみたくなりました!
      2013/08/23
  • 高知県県庁おもてなし課を舞台にしたストーリー。

    高知県の観光をどう盛り上げてPRしていくか、
    色々と検討して、高知県出身の著名人を特命大使にして
    名刺を配ってもらう方法を思いつく。

    ただこの方式は、他の自治体でも実践済みの方法。
    無難と思い後追いで採用するが、内容がグダグダ・・・。

    結局は”お役所仕事”。

    とある作家に発破を掛けられる、県庁職員、”掛水”。

    この作家の担当になったことで、徐々に成長し、パラダイムシフト
    していく事で、どう高知県をPRしていくのが一番良いのか、
    気づいていく・・・。

    高知県出身の有川浩らしいストーリー。
    この小説自体が高知県のPRになっていて、高知県に行って
    みたくなりました。

    しかも、この作品は、高知県のPRにもなっているのですが、
    他の県や、業態(民間企業レベルや個人レベル)にも適応できる事が描かれていて、具体的には、
    ”他者の視点に立つ”
    ”不利な状況でもそれがメリットになることもある”
    ”自分にとって普通の事が他者には特別なこともある”
    等々。

    要は、”気づくこと”

    具体例で、馬路村について書かれていたのですが、
    ここは、行くまでに山道を抜けていかねばならない、山間村。
    ここに行くまでが既に観光で、便利になるような交通整備もなし。

    ”苦労してたどり着いた時点で既に思い出になる”

    というもの。

    土産物もどこでも手にはいる様なものは無く、ここでしか手に入らないものに統一されて、ブランド化されている。

    観光資源を売りにしているので、良い印象が残れば、当然、
    リピーターが獲得できるし、口コミで見込み顧客は増えていくのは
    道理。

    ”不利な点をメリットにしている”と言うのを実践している。

    しかも、村民全てが、このことを熟知していて、
    個人で出来る範囲で実践している。

    作中にもそっと触れられているけど、もし、日本中の人達が、
    ”日本を良くするには?”とか”景気を良くする為に努力しよう”
    とか共通認識を持って、草の根レベルで活動していけば、
    日本は本当に良くなるんじゃないかなと考えさせられました。

    政治が悪い、行政が悪い、学校が悪い、会社が悪い、親が悪い
    でなくて、自分で何が出来るか、どうすれば良くなるか、
    を考えると同時に、自分や会社、地域、社会には自分達には
    見えていない良い点がたくさんある!!
    そんなメッセージが込められている作品だと思います。

  • 分かり易いし展開が爽快!!
    高知に行きたくなった。

  • やっぱりストーリーはいいけど、文章が嫌いだー(最近そればっか)。
    パンダ論はそんなにいいのか?とは思ったけど。
    だから、この人の話は映画となら結構好きになれるのかも。

  • おもろい。

    くだらんビジネス書で、寓話が出たあとに各論が出てくるものがよくあって、そのストーリーの陳腐さに辟易してた。

    小説家が書いてたら、もっと素直に響くんじゃないか、と。

    それをずばり見事に書き連ねてて、ハッピーエンドで、読むだけであやかれる感じが、とてもお得でよかった。

    もちろん猿真似はできないし、高知弁?がわからなくて、読みづらいときもあった。標準語にほっとするときもあったし、先日行った三重の不便さを思い出した。

    小説だとくくるのはもったいたい本。とはいえ、ビジネス書コーナーにあるのも味気ないか。

    私もこのマインドは、結構心がけてきたところでもあるので、主人公をみならって、自分もできるとこから取り入れて、誰かを元気にできたらな、と思います。うん。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「小説だとくくるのはもったいたい本。」
      確かに!
      「小説だとくくるのはもったいたい本。」
      確かに!
      2013/07/29
  • 高知県の県庁で新しく設立されたおもてなし課(これ、実際にあるらしい)が舞台。高知県の観光をいかにして盛り上げていくか・・・おもてなし課の面々が日々奮闘していく。最初はグダグダで失敗の連続。しかし、高知の観光特使を依頼した人気作家の吉角や、その父親であり、かつて県庁の職員だった清遠らの協力を得ることで、少しずつプロジェクトにも光が射して行く。
    主人公、若手職員の掛水君は、本当に最初ダメダメ。彼の成長ぶりがこの物語の肝。そしてそのアシスタントである多紀ちゃんとのもどかしい恋愛模様も魅力である。(有川さんの小説と言えば、やっぱこのベタ甘の恋愛がなきゃね)
    これは、小説なんだけど、新入社員研修のテキストにもなり得るんじゃないだろうか?仕事の進め方、交渉、アイデア発想法、会議のノウハウ、チームワーク、仕事の達成感、・・・などなど、さりげなく仕事の全課程が凝縮されてる気がする。彼らがつくった高知県のフリーペーパーの展開方法などを考える時、本屋の手描きPOPを言及したシーンがあったりと、自分の仕事に通じる部分もあったので共感が持てた。
    それにしても有川さん、高知県に関してかなり詳しく調べている。沢山の資料を読んだんだろうな。情報量もすごいし、設定も緻密。ミリタリーの知識もすごいけど、今回も感心してしまった。(上からですみません)
    映画も気になる。観てみよう。

  • おもてなし課にめをつけたのは、すごいと思う。
    でも図書館戦争の頃、あまり気にならなかった独特の文体が
    ちょっと鼻につく感じ。

  • 2013/6/18 読了(2013-016)

全1711件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

県庁おもてなし課のその他の作品

有川浩の作品

ツイートする