県庁おもてなし課

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 1709
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741828

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に買ったものの、有川さん的恋愛描写が心臓に悪そうなので寝かせていた。この度自虐心が高ぶったので解禁。

    高知から大学進学を機に京都へ出てきた友人が2人。2人とも大学卒業と同時に高知県内最大手の新聞社に就職。関西にひょっこり来たと思ったら、手土産は「カツオ人間」グッズ。なんなんだ、彼らの地元愛は。

    有川さんも高知出身、「空の中」で高知弁をガンガンアピールしたと思えば、次はこの「県庁おもてなし課」である。しかも堀北真希ちゃん、錦戸亮くん、高良健吾さん、船越英一郎さんで実写映画化。なんなんだ、この高知推しは。

    有川作品と言えば、恋愛きゅんきゅん要素過多で少女漫画並にかっこいい男性を描くことにかけて、定評があると思う。でも油断した。この作品には男女の愛だけでなく、家族の愛、なにより高知への愛が詰まっていた。

    お節介な人だらけだ。掛水ら県庁のお役所感覚を指摘する由門も、清遠も、多紀も、佐和も。でもお節介されないと事態は動かないし、素直になれないし、くっつかない。

    現実はじれったい人がいたとしても、見て見ないふりや個人の自由という名の放置で、進展しないまま、恋愛も事態もタイミングを逃してしまうのだろう。お節介の有り難みに気付く一冊。

    • hetarebooksさん
      amicakeさん

      はじめまして☆コメントありがとうございます♪
      なんと、、amicakeさんも高知から上洛組なのですね。ポン酢会社...
      amicakeさん

      はじめまして☆コメントありがとうございます♪
      なんと、、amicakeさんも高知から上洛組なのですね。ポン酢会社の回し者と疑われるほどの郷土愛!

      私は大阪の人間で大阪推しのつもりでしたが、彼らの高知推しに比べれば郷土愛が薄かったと思いました。。。笑

      でも同時にそこまで愛せる地元というものが羨ましくもありました。

      (※大阪にも「旭ポン酢」というものがありましてこれはたかじんさんもお気に入りの絶品ポン酢です。一度ご賞味ください☆)
      2014/02/04
  • 昔、地域おこしをかじってました。
    当時は学生で教授のお供だったので、町おこしって難しいんだなぁぐらいにしか思ってなくて…

    でも、この本読んで、ちょっとわかった気がします。
    地域の方々と行政の方々はたぶん、目線が微妙に違ってたんじゃないのかなぁ?…たぶんだけど

    今更ながら、そんな事を思いつつ読みましたが、あったかい恋のお話と、田舎がいとおしくなるお話と、がんばる勇気が湧いてくるお話で、一冊で3度おいしい 、お得な本です!

  • なんといっても、「パンダ誘致論者」の清遠和政がかっこいい♪

    退職へと追いやられた県庁に、
    途中でまた放り出されることも予見しつつ
    なんの恨み言も吐かずに協力する潔さ!

    それでいて、決して自分を安売りせずに
    自信を持った企画を通すためには
    ハッタリをかます度胸と、根回しを怠らない濃やかさを
    臨機応変に使い分ける策士ぶり!

    顔立ちや体つきがいかに厳つくても
    「3人目の妻には、ぜひ私を♪」
    と立候補したくなるかっこよさです。

    主人公の掛水⇒作家の吉門⇒清遠 と、
    底辺(掛水くん、ごめんなさい!)から天辺へと繋がる
    憧れと尊敬の図式が、グダグダだった高知の観光政策を
    根底から覆し、動かしていく原動力になっているあたりが
    微笑ましくも温かい。

    観光特使を打診されてOKしたのにも関わらず
    1ヶ月も放置されてイラっとしていた吉門同様、
    時間の価値や民意に無頓着なお役所には
    最初のうち呆れ果ててしまったけれど、

    マニュアルや正論によって必要以上に縛られた
    空疎なシステムの中での仕事を強いられるお役所の苦しさも
    有川さんらしくきっちりと公平に描かれていて、
    「お役所仕事」を色眼鏡で見ていた自分を、ちょっぴり反省したり。。。

    それにしても、有川さんが「日本三大がっかり名所の一つ」と
    バッサリ切って捨てている「はりまや橋」が
    どんなにがっかりなのか、かえって気になってしまうのはなぜ?!

    • まろんさん
      清遠さん、ほんとに惚れ惚れするほどのかっこよさでした!
      三人目の妻にたとえ立候補しても、即座に却下されるでしょうけど。。。

      そうですか、や...
      清遠さん、ほんとに惚れ惚れするほどのかっこよさでした!
      三人目の妻にたとえ立候補しても、即座に却下されるでしょうけど。。。

      そうですか、やっぱりはりまや橋って、ちょっとがっかりな名所なんですね(笑)
      イメージ的には、すごくしっとりした風情のある橋、という感じに思っていたんですけれど。。。

      あとの二つ、ほんとに気になります!
      2012/06/28
    • HNGSKさん
      まろんさん!!こんにちはー。
      そうか、まろんさん、吉門さんより清遠さんか!!そう来ましたね。
      思い返せば、「県庁おもてなし課」は、私の有...
      まろんさん!!こんにちはー。
      そうか、まろんさん、吉門さんより清遠さんか!!そう来ましたね。
      思い返せば、「県庁おもてなし課」は、私の有川さん処女作品。まろんさんに、「有川さんをもっと読んで読んで」とコメントをもらって、「うわー読もう!!!」と思ったことを昨日のことのように思い出します
      2013/05/19
    • まろんさん
      あやこさん☆

      うふふ♪ そうなのです、ダントツで清遠さんなんです!
      あの決断力、行動力、カリスマ性。
      どこまでもついて行きます!って言いた...
      あやこさん☆

      うふふ♪ そうなのです、ダントツで清遠さんなんです!
      あの決断力、行動力、カリスマ性。
      どこまでもついて行きます!って言いたくなっちゃいますよね(笑)

      私のわがまま発言を覚えていてくださるなんて感激です。
      あやこさんは作者が作品に込めた思いを、いつもとてもまっすぐに受け止められているので
      ぜったい有川さんファンになってくれる♪ と信じてのコメントでした。
      あれ以来、こうして有川さんの本のことを語り合えて、とても幸せです(*^_^*)
      2013/05/21
  • 初めて有川さんの作品を読んだ。主人公の成長が非常にさわやかに描かれている。相手に喜んでもらうために何ができるのか・・・仕事でも役に立つ内容だとおもった。

  • ダヴィンチの「BOOK OF THE YEAR 2013」文庫ランキング1位。
    いま人気の有川浩作品、「三匹のおっさん」以来です。

    高知に実際にある課をモデルにしたフィクションのエピソード。
    テーマはとても面白くて、一見ちょっと敬遠されそうな堅めの内容をテンポよく読みやすい作品にしているのはすごくよかった。
    恋愛の部分は、個人的にはあまり好みではない。下元さん&清遠さん主役でがっちりとしたストーリー、脇で若者の恋がちらりと垣間見える、みたいな方が好きだな。笑
    ただ、有川作品にはまる人がいるのはわかる気がします。

    高知に遊びに行きたくなる!

  • この本まるごと、地方おこしのお手本にしちゃえばいいのだ、と思える一冊。所々、有川さんらしいベタ甘ラブ展開は当然挟まれるものの、半分ノンフィクションな県庁と作家のやり取りはリアル感があって、お役所感覚と民間感覚の違いを考えさせられる、興味深いモノだった。地方の観光集客におけるポイントも的確で、なるほど、と考えさせられる。とにかく最後は、高知に行ってみたい!と思わせられた。この本の出版までの経緯がストーリーそのままなのだとしたら、これほど高知のPRに力を寄与しているものはないだろう。

  • 高知に行きたい…

  • 有川さんの書く、最初はグズグズだった主人公が、いろいろあって成長していく話、好きだな。
    おもてなし課って何するんだろ?実在するって書いてあるけど、どんな人が働いてるんだろ?折しも少し前にフジテレビで高知のドラマあったなぁ、いろいろ想像しながら読んだ。
    掛水さん、グズグズかもしれないけど、怒られても怒られても、喰い下がってヒントもらって前に前に進む姿は好感がもてる。
    途中から入り混じっってくる登場人物達の恋愛模様には、驚く部分もあり、展開が気になり読む楽しみが増えた。
    ラスト読み終え、あとがき、巻末収録分まで読むと、これはそうだったのか!と2度おいしく、内容も染みてくる。

    • dekohamuさん
      私も、映画楽しみです(^_^)俳優さんがイメージに合ってる感じがするので、かなり期待してます(^_^)
      私も、映画楽しみです(^_^)俳優さんがイメージに合ってる感じがするので、かなり期待してます(^_^)
      2013/04/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「俳優さんがイメージに合ってる感じが」
      予告編観たのですが、なかなか良い感じでした。明日5/11公開!いつ観に行こうかなぁ~
      「俳優さんがイメージに合ってる感じが」
      予告編観たのですが、なかなか良い感じでした。明日5/11公開!いつ観に行こうかなぁ~
      2013/05/10
    • dekohamuさん
      この5月公開っていうのも、さわやかな気候が私の中ではいい感じです。私もいつ観に行こうかな~(^ ^)
      この5月公開っていうのも、さわやかな気候が私の中ではいい感じです。私もいつ観に行こうかな~(^ ^)
      2013/05/12
  • 役所で働いてるわけじゃないけど、すごく解る実情。
    誰もが不毛に思っていても抜け出せない現実。
    まさにこんな感じ。

    だからそんなおもてなし課のメンバーが
    少しずつ変わっていく様子を
    楽しく読むことができた。

    清遠さんと吉門さんが格好良い。


    (図書館)

  • 有川浩さんの、爽やかで美しい文体が好きです。
    乏しい予算で観光立県を目指す高知県庁・おもてなし課の奮闘記。
    その中で、温かい人情と美しく爽やかな恋愛も織り交ぜてとても心地よい作品だと思いました。
    有川さんの作品は「フリーター家を買う。」「阪急電車」に続き3作目でしたが、やはり期待通りの素晴らしい作品です。
    いつもホッとするような心温まる場面があり、個人的には大好きな作家さんの一人です。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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