鼠、影を断つ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 78
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741842

作品紹介・あらすじ

江戸を騒がす義賊・鼠小僧。その昼の顔は"甘酒屋"の次郎吉と呼ばれる遊び人。果たし合いの仲裁をしたり、身投げ娘を助けたり…。弱きを助け、強きをくじく。いなせで気っ風のいい江戸っ子・次郎吉が、妹で小太刀の達人・小袖と共に市井の事件を解決していく、大人気時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 助けてばかりで実入り無し

  • 江戸を騒がす義賊・鼠小僧。
    その昼の顔は“甘酒屋”の次郎吉と呼ばれる遊び人。
    果たし合いの仲裁をしたり、身投げ娘を助けたり…。
    弱きを助け、強きをくじく。
    いなせで気っ風のいい江戸っ子・次郎吉が、妹で小太刀の達人・小袖と共に市井の事件を解決していく、大人気時代小説。
    (アマゾンより引用)

    時代物は読まないようにしてたんだけど、以前このシリーズを間違えて借りてしまって、読んだら意外と面白かった(笑)
    赤川次郎の時代物だけは借りようと思って同シリーズをまた借りてみた(o`∀´o)
    短編集です。
    時代物だけど、赤川次郎だけに(?)さくっと読める

  • 鼠の活躍がとてもよい!

  • 鼠、江戸を疾るシリーズ第3弾。今年1月9日よりNHK木曜時代劇で放映された赤川次郎さんにとって初めての時代小説。地元の図書館にこの巻だけあって借りる。次郎吉がなじみの小料理屋で飲み、寝入っているところ隣家の母と幼い娘が住む家が原因不明の火事となり、次郎吉の機転で延焼を防ぐ、焼け出された母子の面倒を見る次郎吉の妹小袖だったが、母子の周辺に見え隠れする怪しい人物。何かあると感じた矢先、今度は小料理屋が火事に…。人情あつい次郎吉と小太刀の達人・小袖のやり取りが、三毛猫ホームズシリーズの片山兄妹のようで懐かしい。

    「鼠、江戸を疾る」シリーズ一覧。1.鼠、江戸を疾る 2.鼠、闇に跳ぶ 3.鼠、影を断つ 4.鼠、夜に賭ける 5.鼠、剣を磨く 6.鼠、危地に立つ(2013年12月25日発売)

  • シリーズ3作目で、すっかり嵌まってきました。結構重い話もあるんですが、赤川さんの筆力で読ませてくれます。

  • 鼠シリーズ三作目。
    (ニ作目はまだ読んでいないが)

    新しいキャラも登場。
    新しいキャラが、身をうることなく、自分の道を歩けることになったのがとても嬉しい。

    人情あふれる長屋も微笑ましい。
    こんな人情、現代では少なくなっている。
    困っていたら助ける。
    それは普通のことなのだが。

    最後の章は、怪奇談的な要素が入っていて、赤川次郎らしいなーという感じ。
    このシリーズ、やはり面白い。

  • シリーズ第3弾。
    もはや鼠小僧の出番はなく
    必殺仕事人姉妹の色合いに。
    夕方の再放送時代劇を見ているかのよう。

    【図書館・初読・2/27読了】

  • 鼠シリーズの第3弾。
    赤川次郎のミステリーはどれも好きなんですが、このシリーズは絶対的な探偵がいないのが特に好みです。発刊ペースが速い作家さんなので、どんどん新しい話が読めるのも好み。

    第3弾では新たなレギュラーも登場し、このままドラマ化しないかなーと期待しています。
    サスぺリア・ミステリーという月刊誌でたまに漫画化はしています。

  • 時代小説、鼠小僧次郎吉。
    弱きを助け、強きを挫く。

    本当にあった話かのように描いている。
    ついつい、次郎吉の視点でのめりこんでしまう。

    どんどん書き継いで欲しい。

    日本のよき文化の継承。

  • 赤川次郎はどうも苦手で…
    「」内のやりとりだけで物語が進んでいく展開が好みじゃないのです。
    でも時代物はけっこうよかったな。
    あさのあつこの木練柿ほどのインパクトと意外性はなかったけど。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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