火鍛冶の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741866

作品紹介・あらすじ

火鍛冶の匠を父に持つ少女・沙耶。鉄を鍛え、武器や道具を作り出す父親に憧れ、自分も火鍛冶になることを目指す彼女だが、この世界には、女は鍛冶をしてはいけないという掟があった。男と偽り、鍛冶を続けていた彼女に、都からとんでもない依頼が。それは20歳になる麗しの王子に、剣を鍛えてほしいというもので…。叶わぬ夢に身を焦がす男装少女の、鉄と炎の和風ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 似たような設定を読んだことあるのでストーリーが分かってしまい真新しさ感じず。
    だが、ありきたりの設定が安心感につながり今の自分は癒しを求めて、そこから脱却できていない。
    もう少し児童図書が必要かな

  • 職業や生い立ちで性別を厭う人は今でもいる。ファンタジックだけど現代にも通ずる所がある。厭うてきた『女』ではないと扱えない剣の存在で、さやは無事自分のありのままを認められたのかな……

  • 廣嶋先生の恋愛描写好きだから・・・なんか・・・良かったな・・・

  • 人間が作った掟は、神の望んでいたものではなく、女であっても鍛治をしていた巫女がいたということがすごいと思いました。

  • 火鍛冶の匠を父に持つ少女・沙耶。鉄を鍛え、武器や道具を作り出す父親に憧れ、自分も火鍛冶になることを目指す彼女だが、この世界には、女は鍛冶をしてはいけないという掟があった。男と偽り、鍛冶を続けていた彼女に、都からとんでもない依頼が。それは20歳になる麗しの王子に、剣を鍛えてほしいというもので…。叶わぬ夢に身を焦がす男装少女の、鉄と炎の和風ファンタジー。

  • 最後の部分だけ未読のままだったのをようやく読了。男しかできないはずの鍛冶の仕事がしたくて男として生きる娘。その力を認めてもらいたいという思いが災いの剣を生むことになる。サクサクと話が進み、新しい神話が物語られる。

  • 2014年、13冊目。
    最近、お嬢さんと図書館通いが増えてるのである。でもって、必然的に児童書コーナーをうろつくのである…
    ということで、やっぱり偶然手に取った一冊。

    図書館ではほぼお嬢さんの後を付け回してるので(ついて来ないでって言われる…けれど、心配性な母心)、自分の本をゆっくり探してる余裕もなく、こちらの本もタイトルだけでパッと選んだという。
    そもそもお嬢さんが今ハマってるのがバーバパパと怪傑ゾロリシリーズ。ゾロリの作者が原さんで、火鍛冶の娘の作者が廣島さん…
    まあそんなことですが。

    読み聞かせには向かないな。というか、お年頃になっても無理です。でも、面白かった。
    昔読んだ氷室冴子さんの古代ファンタジーシリーズを思い出したりもして、ちょっぴりムネアツ…
    何より読みやすかったなぁ!
    ということで。

  • 個人的には物足りないけど…小学校中学年~中学生くらいかな。

    和風ファンタジー。王族のごたごた。
    そういうのが好きなら、すすめてもいいかな。
    ジェンダー意識もこのぐらいならわかりやすい。と思う。
    恋愛色は思った以上に薄かったな。メインではなく、飾り付けな感じ。
    それもまたよし。

  • やりたいことのために少女は、男になろうとした。またその一方男になりたくないのに嫌々男にさせられた少女がいた。その2人の少女たちが作ってしまった心の歪みが悪夢を呼んでしまう。。。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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