こころ不思議な転校生 (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048741873
作品紹介・あらすじ
「私には話しかけないでください。この学校で友達を作るつもりはありません」季節はずれの転校生・昭島こころは、クラスメートを前にいきなり宣言した。自分を押し込め周囲に合わせることで、自らの居場所を作ってきた内気な少女・双葉絆は、そんなこころの謎めいた強い態度に興味を持つ。そんな中、こころの周辺では奇妙な出来事が次々に起こり始め…!?ますますクラスから孤立していく転校生の美少女は、一体何者なのか?そして、こころを知ろうとする絆の決意と、待ち受ける運命とは。
感想・レビュー・書評
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まさかSFとは!
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七瀬さんの物語は、いつもどこか捉えどころがなくて不思議。
謎が謎のまま終わって、大風呂敷を拡げて慌てて閉じた感もあるけれど、嫌いじゃない。
読み手の中で、物語を紡ぐ余地のあるつくり、とでも言おうか。
きっと、読み手の数だけ形が変わる物語だと思う。 -
評価が低いのでどうかなと思ったけど私は面白かった。不思議とチープには思わなくてサクサク読めた。
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前半はこころに関わっていく絆の話として純粋に学園ものとして面白かったけど、まさかのSF?みたいな展開になってびっくりした。
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興味の方向性が近く、読みやすい文章を書かれる方なので、気軽に読めて好きな作家さんです。この作品は従来の作風とは異なり、ファンタジーになっています。詳細は書かないけれど、短い割に大きくしたかなぁと言う印象です。
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表紙で読んだ。
こんな展開か。SFとは思ってもいなかった。
これは…。 -
【天地明察(著)冲方丁氏 推薦】作品。
周囲に打ち解けようとしない、謎の美少女が転校して来る。
「―私に話しかけないでください。この学校で友達を作るつもりはありません。」
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まさかのSF。
怒涛の展開と、ラストには思わず「え?(´Д`)」と
声に出しちゃう位の置いてけぼり感がありました。
『こころ』の真意が知りたい。
彼女の事を知りたい。
という主人公の視点に、自分の気持ちが重なり
一気に読み進めてしまった。
某作品の中学生版かな。と思いました。 -
うん
転校生の気持ち、事を荒立てずにいたい気持ち、分かり合いたい気持ち
伝わります
拓海のその後や指輪がなくなった謎、戻ってきた謎が気になります