- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048742009
感想・レビュー・書評
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ロリコンの塾講師(Yesロリコン、Noタッチ)が教え子を好きになってしまい、という年の差恋愛小説。
真面目で、切ない話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明るく前向きな紳士ロリコンイナリと、テンポのよい文章であっという間に読んじゃいました。
でも切ない恋の物語です。 -
ロリコンこと『ロンリー・コンバット』、別名『ロリコン殺し』(ってどこかの書評で使われてた気がする)読了。とりあえず、読んだ人全員がおそらくこの展開は予想できなかった、と思う。表紙や最初の数頁のギャグをまじえたロリコンについての主人公
の考え方部分だけ読んだ人にはまず中盤の展開すら予想できないだろうし、若干書評を読んでいたり、日向まさみちさんの前作、というか処女作『本格推理委員会』を読んでいて、割と作り込まれてる作品を書く人だ、という認識を持っていても少なくとも自分は予想できなかった。正直最後の主人公の思考についてはいくらでも議論の余地はある気がするけれど、人が伸びるのを助け、子供たちの夢を広げていくことが夢である主人公にとっては『それ』に気づいてしまった時点でその選択肢しか残されていなかったのだろうと思った。
ひとつ、ロリコンが恋愛をする問題点として、子供を愛したとして、その子供が大人になってしまったら愛せなくなるのではないか、ということが挙げられると思うのだけど、それについてはそれほど触れずに物語が進んでしまったのは若干心残りだった。
次回作も期待したい……が、次出るのも7年後だとすると、ええと……?……まあ、楽しみに待っています。 -
先生の設定は面白いのに、都の設定がど真ん中過ぎておもしろくなかった。全然萌えなかった。趣味の違いか( ;´Д`)にしても最後が、現実的すぎて夢見がちエンドでもよかったのではと。
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文体が私好みでよろしい 表紙で食わず嫌いしそうになったが読み進めるほど何かに訴えたくなる、そんな感じ
内容は25、6の塾講師と生徒との年のさ恋愛がテーマ まぁ王道 -
ロリコンを患ったので塾講師になった。しかしロリコンは子供を悲しませてはならない。YesロリコンNoタッチ。見て癒される事はあっても、決して手出しはしない。
そんな主人公・伏見イナリが、女子中学生と真剣な恋に落ちてしまい――。
葛藤と問題提起の果てに、イナリが出した答えはちょっとぶっ飛んでいる。荒唐無稽というわけではない。感情に流されがちな人間としては、余りにも清廉で聖人じみた答えを、彼は苦しみながらに選び取る。
対象事例として、職場の同僚が登場する。彼も、イナリとは全く違う内容だが間違いを犯した。そして、イナリに比べれば感情的な、人間臭い選択をした。
2つの事例が出てくる事で、他の事例、例えば読者が以前犯した過ちに対しても、同じ問題提起がつきつけられる。感情に従って生きてはいないか。これは糾弾。イナリのような選択ができるかという挑戦。
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