日輪の遺産

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048742078

作品紹介・あらすじ

終戦間際の1945年(昭和20)8月10日、3人の軍人たちにある密命が下される。マッカーサーから奪取した900億円(現在の貨幣価値で約200兆円)もの財宝を、秘密裡に陸軍工場へ移送し隠匿せよ-。その財宝は、敗戦を悟った軍上層部が祖国復興を託した軍資金であった。任務を遂行する3人の前に、20名の少女たちが呼集される。御国のため、健気に勤労奉仕する少女たちだったが、8月15日の終戦を迎えたとき、上層部は彼女らに非情きわまる命令を下す…。

感想・レビュー・書評

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  • 色々驚くところはあった。それだけ。

  • 17.02.03

    思ったほど深くない…

  • 傑作!久しぶりに魂が震えた!徹夜で読んでしまった!

    旧日本国軍の財宝というありきたりなテーマをここまでスペクタクルに、かつ、魂を揺さぶるストーリーにしたのは凄い!

    著者は、戦争を美談としては語ってはならないとする一方で、当時の日本人が持っていた魂の高潔さに学ぶものはある、と考えていたのではないだろうか、恐らく多分に悩んだはず。「戦を知らぬ私が戦を書くことは、体験者が存命である限り、必ず批判を蒙ることになる。しかし体験者が存命のうちでなければ(中略)今しかないと私は思った。」という言葉にも如実に表れている。

    これは是非おすすめ!

  • 初期の浅田作品
    たった数十年前の話。

  • 意外な展開内容に驚く。

  • それぞれの抱える『遺産』 作者後書きにもあったけど、なんて悲愴感。少しだけあるピカレスク感にホッ。

  • ある老人が、今際の際にたまたま知り合った男に一冊の手帳を託し命を遂げた。手帳に綴られていたのは、元軍人であった老人が敗戦目前に受けた密命をめぐる手記だった。戦後日本復興の財源として、南洋でかすめ取った財宝を隠す密命を受けた軍人と、何も知らされずにその手伝いをすることになった少女たち。遺された手記をもとに、『日輪の遺産』の在り処を探す男たちが辿り着いた真実とはー

    軍の内部機関とか時代背景、経済について、最低限の知識がないと、登場人物たちの関係性を読み取るのに少し苦労してしまう。途中まで読み進めてから、再度読み返す、ということが何度かあった。
    浅田次郎さんの書く文章は、どことなく色っぽく美しくて、日常使われる平易な単語ばかりとは言えないのに、難なく染み込んでくるように思うので大好きだ。この小説でももちろん存分に味わわせていただくことができた。
    ただ正直なところ、私の浅薄な知識ではやはり各人の立場やお互いの関係性があまり正確に把握できず、それがために信条や感情の重みを感じられなかったように思う。時間をおいてまた読み返したい。

  • 物語の最後は以外な結末でした。

  • 壬生義士伝、シェラザードに続き好きな話になった。蒼穹の昴は別にして。浅田次郎さんの本は、すごくリラックス出来るみたい。その時間、無心になって読める。

  • 忘れてはならない本。

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