モナミは世界を終わらせる? (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048742573
感想・レビュー・書評
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久しぶりにはやみねかおるを読んでみた。表紙につられた感じ。
なんとなく「時をかける少女」の雰囲気が感じられて、懐かしい感じがした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モナミと世界がシンクロしているという。どじっこぶりがあざとく感じてしまった・・
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書店で見かけてカスヤナガトさんのイラストに惹かれ図書館で予約。初はやみねかおる。中高生向けの本だったと借りてから知った。序盤は微妙と思ってたけど慣れてくると面白くて一気読み。地球を救うかも知れないし破滅に導くかもしれない不確定要素モナミンのドジっぷりは「ないやろ~」と突っ込みどころ満載だけどフィクションとしてならアリなんだろうなぁ。モナミンの名前の由来が素敵。2011/609
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小難しいというか、楽しめない。
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読んでいて『涼宮ハルヒ』を思い出しました。そして一人一人のキャラクターがとても魅力的で素敵でした。児童書として素敵な一冊で、中学生向きかな?昔この手の本はたくさん読んだので安心してほっこりと読みました。
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1匹の蝶が世界を変える?
小学3、4年生ころ、はやみねかおるに出会った。
当時大好きな作家で、休み時間はずっと読みふけっていたために通信簿の「友達と仲良くできる」欄は「普通」になった。
本ばかり読んでいたので、その欄は卒業まで「普通」だった。
しばらく遠ざかっていたが、久しぶりに読むと、自分が大人になったことを感じる。
本作はドタバタした本で、その根幹である主人公モナミ(そういえば地元にプチモナミというパン屋があったっけ)のどじっ子っぷりは酷い。
作風として、有川浩にも通じるものがある。
自分の行動が世界とリンクしている。
そんな突拍子もない設定だが、このドタバタ推理ファンタジーのなかでは無理があるようには感じない。
モナミのどじっ子っぷりには終始イライラさせられるものの、謎の美女、永遠は気に入った。
1対99ならどちらが勝つと思う?
こんな質問を繰り出す辺り、著者の思いが込められている。
また、「改革」についても、昔は新鮮だったかもしれないが今はとても安っぽく思える言葉、と切り捨てるのも、その現れだろう。
ドタバタ劇に目を奪われてしまうが、随所に含みのある言葉がちりばめられていて、正統派のコメディ(社会風刺という意味の)ともいえる。
ユーモア溢れ、誰かを傷つけることがない。
著者の優しさが詰まっている。
さて最後に。
なぜ私がモナミにイライラしたのか。
それは単に私が短気というだけではなく、同族嫌悪というものである。
わが家では私に「ケーキをもたすな」といわれている。
さすがに主人公ほど酷くはない.......と思っているが、客観的に見たら目くそ鼻くそ、であることだろう。 -
ずっと笑いをこらえながら、しかもスラスラ読めました。
丸男とモナミの会話、面白かったです。続編早く読みたいです! -
読みやすかったけど、なんとなく小中学生向けな感じがしました
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んー、わかるようなわからないような。
いきなり別の事件になったり、地球と天体の関係になったり。
沢山持て余した何かがある感じで複雑な気分。
シンクロのテーマは良かったな。
モナミが、世界のシンクロの中心にいて、悪巧みしているやつを見付け出す話。
最初は面白かったんだけど。
文体が東川篤哉みたいで、読みやすい。
モナミには最後まで無茶して欲しかったな。まさかの落ち。
カスヤさんの表紙、いいね。