ものかげの雨

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048765046

作品紹介・あらすじ

第1回林芙美子文学賞佳作の表題作「ものかげの雨」と、新作3篇を収録。4作品に通底する老いのテーマとともに、人間の悲喜こもごもと心の機微をときにユーモラスに、ときに官能的に、見事に描き切った傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 雨の日、10歳年上の75歳のタツ子からの手紙。2万円を添えて。
    祖父の真吾はひろみの祖父。有田育ち。
    金を返送しても返ってくる。
    お返しにと2万円の毛布を送っても手紙は続く。1万円入りで。
    真吾の長兄の孫で又従姉妹にあたる。
    タツ子は母と「ぐうたら」の娘。
    裕福なひろみへの妬み?
    親戚づきあいのないタツ子がなぜ住所や近況を知っているのか?
    10万円が届く。真吾の50年忌にと。
    生い立ちから現在までの怨念がひろみに向けられた。

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著者プロフィール

会議通訳、アイエスエスインスティテュート講師。
1937年生。福岡県立小倉高等学校、東京女子大学英米文学科卒。
43歳から3年間ISSで通訳教育を受ける。50歳から3年にわたり、エジンバラ、ツール、カーン各大学の夏期講習で経済、法律を学ぶ。趣味は建築、絵画、現代音楽。夫と娘二人、孫四人

「2011年 『天の火』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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