水辺のゆりかご

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048834643

作品紹介・あらすじ

すべての不幸は「家族」に始まるのか?過去への墓標とも言うべき衝撃の自伝。

感想・レビュー・書評

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  • 柳美里さんの自伝エッセイ。淡々と過去の事実を語っているけれど、どのページも美里さんの痛みが感じられて読んでいて辛かった。でもその反面、目を外らすことの出来ない魔力というのか、次から次へとページをめくりたくなってあっという間に読んでしまった。
    東京キッドブラザースの東由多加氏が「あなたの家族のことも、これまでの出来事も、ひとには知られたくないマイナスのことだったでしょうが、演劇をやっていくんならすべてがプラスにひっくりかえるでしょう。それはあなたの才能であり、誇りにした方がいい」と言ったそうだけど、本当にそうなのかもしれない。ただ演劇でではなくて作家としての才能にプラスになったのだろうけど。
    過去の墓標としてこのエッセイを書いたそうだけれど、たぶん美里さんにとってこれを書き終えたことでひとつの区切りになったのではないか、と、読んでいる私からも思えた。砂浜の骨ばったゆりかごのイメージが私の胸の中にも印象的に焼き付いた。

  • 久しぶりに夜を忘れて一気読み。
    ゾクゾクした。

  • 日本で韓国人であることが、どんなに大変かを教えてくれる本だ。

  • 壮絶な自伝でした...。この方のお話は初めて読んだのだけれど、なんていうか、強烈だった...。

    ショックが強かったけれど、これからの日本が考えなくてはいけないことが沢山、詰まっていると思う。

  • 作家になる人って、すごい数奇な人生を歩んだか、価値観が人と違ってるか、その両方だね。

  • 高校生の時に初めて読んだ柳美里の作品。すっごく心に残る作品だった。それ以降柳作品を読み漁ったが最近はほとんど読まなくなった。

  • 被害妄想かな?

  • 作家に住みつかれている作家さん。

  • 作者の自叙伝。
    一時、柳美里に凝っていたが、
    読むと気分が落ち込むから、今は読まない。

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著者プロフィール

柳美里(ゆう・みり)小説家・劇作家。1968年、茨城県生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を、文芸誌『新潮』に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、『家族シネマ』で、第116回芥川賞を受賞。1999年、『ゴールドラッシュ』で、第3回木山捷平文学賞を受賞。2001 年、『命』で第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。福島県南相馬市在住。

「2017年 『春の消息』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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