誰か僕を止めてください: 少年犯罪の病理

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048837217

作品紹介・あらすじ

凶悪化する少年犯罪を受け、改正少年法が施行された。刑事罰対象年齢を「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げ、16歳以上で殺人などの重大犯罪の場合には、原則として身柄を家裁から検察に戻し、成人同様に刑事裁判を受けさせることとなった。「子供たちに今、何が起きているのか」-。最前線の記者たちが、事件発生当時追いきれなかった背景を検証し、少年犯罪の実態に迫る衝撃のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  •  一つ一つの事件の描写が怖かった。残忍すぎて、読むのが辛くなるようなものもあった。昨日まで普通に過ごしていた少年がいきなり事件を起こす。一番身近にいたはずの母親さえもなんの予兆も感じておらず、何が原因かも全くわからない、というケースが少なくないことに驚いた。距離が違いから、一緒に過ごす時間が長いからといって、相手を理解したことにはならない。自分の息子が加害者にも被害者にもならなくて済むように育てることが、いかに難しいか感じた。

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