秘密の手帖

  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048837408

感想・レビュー・書評

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  •  『新刊ニュース』に連載された人物エッセイをまとめたもので、いしかわの友人・知人(かつ著名人)の面白エピソードを紹介していく内容である。

     『新刊ニュース』が舞台であったためか、取り上げる友人・知人は「本を出している職業の人」(マンガ家・作家・評論家など)縛りで人選されている。

     内容としては、いしかわの身辺雑記マンガ『フロムK』に近い。じっさい、『フロムK』と重複するエピソードもある。

     読み終えたあとに何一つ残らない、読み捨ての娯楽エッセイではある。が、読み出したらページを繰る手が止まらない面白さは、なかなかのものだ。

     いしかわじゅんは、本業はマンガ家ながら文章もうまいし、力の抜き加減をよく心得ている。ツルツルと喉をすり抜けていく蕎麦のような、抜群のリーダビリティ。あっという間に読み終わる。

     呉智英・高千穂遙・杉作J太郎・山田詠美についてのエッセイが、とくに面白かった。
     山田詠美は明大漫研時代からの古い知人(山田が後輩)だそうで、3回にわたって登場する。しかも、3回とも“山田がいしかわに借りたカネを返さない”というネタ(!)。
     人気作家になって羽振りがよくなってからもカネを返さない山田もどうかと思うが、都合3回もエッセイのネタにするいしかわも大概である。

     あと、岡田斗司夫も2回にわたって取り上げられている。例の暴露事件後に読むと、なんともビミョーな内容だ。

  • 910.26
    著書の知り合いの著述業者たちの意外?な一面
    山田詠美、内田春菊、岡田斗司夫、呉智英、北方謙三…

  • 2009/4/2購入

  • 文学・漫画業界の交友録。

  • 豊田出身なのでつい縁を感じる。
    ここに出てくる作家を大半は知らなかったけど、つい読んでみたくなった。そして、これを読んでから本屋の棚を見ていたらやたらと親しみを感じて、その作家の作品を読んでみたくなった。というか全部一作ずつは読んでみようと思ってる。

    もしかしたらいつかはインタビューできるかもしれないしね!
    少なくとも原田さんとの話のネタになるかもしれないしね!

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