私たちが書く憲法前文

制作 : 大塚 英志 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048837569

作品紹介・あらすじ

本書は、平成十三年から十四年にかけて月刊誌『中央公論』誌上で行われた読者参加型企画「夢の憲法前文をつくろう」に応募された全投稿を選考し、一冊にまとめたものである。14歳から88歳まで、普通の人々126人が書き綴った理想の「日本」が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 平成13年から一年間、月刊誌『中央公論』誌上で行われた読者参加型企画「夢の憲法前文をつくろう」に応募された全投稿を選考し、一冊にまとめたもの。

    改憲論者がよく言う「日本国憲法はアメリカに押し付けられたもの→だから日本が自らつくった憲法にかえるべき」という考えに対し、では、「だれ」が今度は憲法をつくるのか。官僚など一部の人間がつくったところで、それだって「官僚による押しつけ」の憲法になる可能性だってあるんじゃないのか。という問題提起からはじまった「国民一人一人による多彩な草案をあつめて理念を示し合い、すりあわせて憲法について考えて行こう」という企画。
    14歳から88歳まで、さまざまな目線、立場、言葉で語られた「理想の日本像」とは。

    憲法だとか戦争だとかの話になると、「絶対に自分の考えの方が正しい」と、感情的になって相手を口汚くののしる人をよく見かけますが、フラットな気持ちで、「こんな考え方もあるんだな」と、日本に住む一般の人たちみんなの言葉に耳を傾けてみては?

    あらためて、国としての日本のあり方について考えさせてくれる一冊です。

    【今月のおすすめ/2012年1月】

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