呼吸入門

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 220
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048838658

作品紹介・あらすじ

3秒吸って、2秒溜めて、15秒で吐く。これだけで、からだの力が劇的に高まる。斎藤メソッドの原点にして集大成。かつて日本人が持っていた「呼吸力」を取り戻す感動の書。

感想・レビュー・書評

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  • ディランは、息の仕方を知ってるなんて奇跡だぜって歌ってた。
    ひとかどの人は、意識的にせよ無意識的にせよ、徹底された呼吸の訓練がベースにあって、身体に呼吸の在り方を持ってる構えがあるように見える。
    動作と呼吸が合ってると、心地よい快感と安心感が生まれる。テンポのいい動きは、必ず呼吸と連動してる。仕事が上手く回ってる時、声の響きを良く感じる時、ヨガで落ちる時、自分の鳴らす鍵盤の音が近しい時、呼吸も佳い。
    特別なことではない、あらゆる活動の基盤は、息を全うさせることが要になってる。
    人生には、息詰まったり息を呑んだりすることも満ちてるが、そんなものも、吐いて、吐き出すことで、取り戻していける。
    自分を守ろうとして、得たものに執着すれば、息は浅くなるだけ。
    どんどん捨てて吐き出す。
    ゆったりとたゆたう穏やかな海のような呼吸を身にすれば、身体を外側から捉え直すことが出来たり、自分自身に立ち戻れるという回路も身につけられるんじゃないか。
    自分の身体と呼吸を、心を処する道具にする。

  • 元来、呼吸は腹の力をしっかり使ってやるものです 例えば、武士と言うのは日本文化の1つの典型です。あれは極めて演劇的な存在です。生まれた時から教育を受けて、武士と言う人生を演じているわけです 病院まで君をとればとるほど、体はエネルギーをより効率よく使うことができるのです 体に中新宿を作ると力みが抜ける ゆったりとした呼吸が技として身について、1匹の1学期のような体になると、それはもうどこへでも持ち運び可能な寺院を持っているようなものです 教育と言うのは、自然の流れに任せでは身に付かないことを身に付けるためのものです

  • 人に薦められた本を読む第16冊目
    職場の後輩に薦められた本。別れの際に沢山付箋が貼ってある、だいぶ読み込まれたであろう大切な本をそのまま貰って、非常に心打たれた。自己啓発本はあまり好きではないのだけれど、念頭に置いておこうと思ったメッセージが少なからずあった:
    ・ケツの穴に指をつっこまれても怯まないくらいの覚悟をせよ。
    ・相手の吐く息に注視しながら呼吸を同調させると、相手も気を許す様になる。どんな人間も一体化した呼吸を感じると安心する。
    ・「積極的受動性」を持て。息を吐いて、新しい事を受け入れるスペースを作る。相手の話している事に傾聴する。従来の「型」と現在の「こなし」は違う。たまには「ながら」ではなく、物事に集中する。
    ・子供を教える時:「10カウント」「回し読み」「大縄跳び」。呼吸を一つにして、気の流れを皆で読める様に。

  • △体を揺らして空気を入れ替える方法が良いと思い取り入れました。

    △足の親指の付け根と臍下丹田を意識することによって、体の安定感を感じることが出来ました。

  • 呼吸は大切だが、他人に説明するのが難しい。

  • 呼吸を切り口に、型と文化まで語ってしまいます。
    呼吸と意識、感情は密接に絡まっており、呼吸を整えることで心の状態を整えることができるってのは、まあ、瞑想や武術、ヨガや気功などを実践している人にとっては既知の事実であります。
    ただ、著者(「声に出して読みたい日本語」で有名な齋藤孝氏)は「気」を扱いません。呼吸のメソッド化を目論む氏の手法にとっては、それは賢明な判断だと思います。
    その呼吸メソッドは
    「3秒吸って、2秒溜めて、15秒で吐く」
    というシンプルなもの。
    私としてはちょっとアンバランスな感じがしますが、どうですかね?

    レベル:354

    まあ悪くはないですけどねえ。

  • 雑な書き方をすると、すっと吸ってちょっと溜めて長く息を吐くとなんかよくなるよ。そうするといろんなことが良い方向に変わってくるよ。てな感じかな。
    その呼吸法+著者の教育論がメインだけれども10年経ってしまったからか根拠が薄い。昔は良いものがあったが近年は捨ててしまった(それを取り戻そう)というような流れのようだけれども、その昔というのが戦前のことだったり6,70年代だったり、江戸よりも前だったり全部ひっくるめすぎの感がある。
    呼吸法に効果があるということを言いたいようだけれども、その根拠に文化だ歴史だというのは根拠になっていないと思う。

  • 呼吸というものは、普段当たり前すぎて意識しない。
    案外、ちゃんとした呼吸はできていないものだ。

    臍下丹田に意識をもっていき、3秒吸って、2秒とめる、15秒はき続ける。
    これが「斉藤メソッド」

    リラックスしたいといき、焦っているとき、頭に血がのぼっているとき、心と体の安定に正しい呼吸は必要。

  • 呼吸に関する本は結構読んでいる。
    この本を見る度に呼吸について意識する大事さを痛感する。
    息を吐く事=死んでいく
    息を吸う事=生きていく
    という発想が面白い。
    「呼吸の本」谷川さんの本よりもこっちの方がよっぽどいい。
    しかし、何というのか内容にもう少し厚みが欲しいね。

  • 斎藤孝先生、呼吸法の大切なことがわかりました!

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著者プロフィール

1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部助教授。教職課程で中・高教員を養成。専攻は教育学、身体論。
著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)、『教師=身体という技術』『「ムカツク」構造』(以上、世織書房)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)、『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書)、『スラムダンクを読み返せ ! ! 』(パラダイム)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)などがある。

「2001年 『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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