日本妖怪大事典 (怪BOOKS)

著者 : 水木しげる 村上健司

• 角川書店 (2005年7月16日発売)

作品紹介・あらすじ

水木しげるの"妖怪千体説"を基に、古から現代まで、全国津々浦々に跳梁跋扈し、語り継がれてきた妖怪たちを、この一冊に収めた"妖怪事典の決定版"。総項目数1592、水木しげるの妖怪画641点を収録。

感想・レビュー・書評

[放浪金魚さんの感想 · 2015年2月23日]

日本全国の妖怪たちの解説と水木しげるさんの挿画641点が収録された、名前の通り大事典。
あいうえお順に小口で索引もでき、出没地域・特徴・出典まで丁寧に書かれた充実の情報量です。カラー無し・新聞のような紙質ですが、だからこそ味が出ている部分もあるので個人的には満足。
妖怪の登場シーンに出会いたくなり、出典経由で読みたい本が増えるのも困りもの。

[turunokaiさんの感想 · 2011年8月25日]

本当に妖怪の事典です。

[たきひさんの感想 · 2008年8月20日]

水木しげるの“妖怪千体説”を基に、古から現代まで、全国津々浦々に跳梁跋扈し、語り継がれてきた妖怪たちを、この一冊に収めた“妖怪事典の決定版”。総項目数1592、水木しげるの妖怪画641点を収録。

[わすれんぼうさんの感想 · 2015年6月5日]

あちこちつまみ食いするように拾い読みするのが楽しい妖怪事典。内容は妖怪・幽霊の伝説から土俗神、民俗儀式、文学上のものまで多岐に渡る。語順でワードを探しやすいし、間違いなく良本なんだけど、水木しげる先生の絵が小さすぎて怖さが伝わらないのだけは納得いかない。
末尾に50音順検索をつけてあると、もっと事典として使いやすくなると思う。2F左

[esotericaさんの感想 · 2014年10月3日]

妖怪に関する　恐らく詳しい物
　原典から可能な限り取材し、水木しげるの絵も付け、客観的に記述。

[isutabiさんの感想 · 2010年7月20日]

全国の妖怪の簡単な解説に水木さんの挿画。
見たことのある水木さんの絵はほとんど使われているように思われる豪華版。それぞれはちょっと小さいのが珠に傷だけど。
まあ他の本をかなり持ってるのでそちらで見るからいいのだけど。

[羽森水菜さんの感想 · 2009年9月15日]

さすがは　しげる先生だ！

[どどゾンさんの感想 · 2008年4月30日]

図版がちりばめられていて、水木先生のファンならずともわかりやすく妖怪を調べられる。
但し、その図版が逆にひき辛さを思わせてしまう。
同作者である村上健司が他に出版している妖怪事典のほうが、使いやすさが勝っていると思う。
しかし、随所に図版があるということは、それだけで資料的価値を高くしているために、駆け出し妖怪ファンの方にはお勧めできる一冊。
内容は間違いなく満足のいくものであることは約束したい。

[仙人掌さんの感想 · 2007年3月30日]

この妖怪ってどんなんだっけ？って時に大変便利です。

[sasatosiさんの感想 · 2006年9月2日]

水木しげる氏の妖怪図典

著者プロフィール

1922年（大正11年）生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第６回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ！』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵　あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」