• Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839723

作品紹介・あらすじ

36人の36通。達人の手紙術。とかく手紙は難しい。文章の達人が、思いを込めて伝えます。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見かけて豪華な面々に惹かれて手に取った。パラパラと読んで面白かったので借りてきた。手紙って難しいよね…。

    だが、さすがプロ。短い文章、手紙なのに情景が目に映るかのように流れていく。あり得ない設定の手紙も面白く、笑えたりじわ~っときたり。

    こういう手紙をもらえたら終わった恋も再燃しちゃいそうだし、夜空の星になっていても転生したくなっちゃうなぁ。

    美しく心のこもった手紙の数々、なんてキラキラしているのだろう。メールは簡単で楽ちんでいいけど、自分で想いや心をこめて綴る手紙ってやっぱりいいな。誰かに手紙&ファンレターを書きたくなります。

    いいなと思った手紙は…

    小池真理子さん(美しい)、奥田英朗さん(笑えた!!)、楡周平さん(巧い!)、五條瑛さん(アツくマニアック!笑)、有栖川有栖さん(難題をスマートに解決?さすが。だけどこの後、密室殺人に発展したりして・笑)、大島真寿美さん(参考になる)、素樹文生さん(輝く青春、懐かしい)、星野智幸さん(一番好きかも。)、豊島ミホさん(好きだこの感性が。)

    って感じでした。サクサク読めるので気楽です♪ちょっとした参考になる文章もあったので、楽しかったです♪

  • 近頃手紙を書かない。すべてメールだ。しかし3月は別れの季節、メールでは伝えきれない思いもあるのではないだろうか。そんな様々な状況を想定し、第一線で活躍する作家36人が、手紙を書くとどうなるか?例えば「人間でないことがばれて出て行く女の置き手紙」・・・なんだこの手紙!?思わず言ってしまいそうになるタイトル。これは気になる。実在する人物への手紙と、完全な架空の手紙が入り交じり、ショートショートのようで楽しい。

  • 面白い一冊でした。
    好きなのは
    「タイプだと思った相手に交際を申し込む手紙」(中村うさぎ)ストレートに好意を示しつつ、相手に逃げ場も提供しているテクニック!
    「一方的に自作小説を送りつけてきたファンへの手紙」(奥田英朗) 相手の気持ちを傷つけないようまく編集者におしつけて行くテクニック!
    「エイリアンさまへの手紙」(五條瑛)ただ好き!という気持ちがガンガン伝わる。
    「親しくしていただいている(と自分が思っている)編集者に宛てた、借金申し込みの手紙」(角田光代)言いにくく、いたたまれないがやむを得ない気持ちがガンガン伝わる。けど残尿感とか書いてるあたり、貸してもらえるか不安。
    他にも意表を突くもの、ジーンとくるものなど様々な手紙がありました。ふと手紙を誰かに書いてみたくなったけど、字の汚さに涙。

  • とっても面白いです。自分の好みがよくわかる。小説家さん発掘にもおすすめ。
    以下好きだったもの。

    申し込まれた借金を断る手紙(楡周平):文体が好き!
    エイリアンさまへの手紙(五條瑛):かわいい!ひめくりカレンダーのくだり。
    マンション管理人が住民に騒音を注意する手紙(酒井順子):詮索好きの、でも悪気のないお節介な管理人、が目に浮かびます。手紙を受け取って赤面する高木さん、も目に浮かびます。
    親しくしていただいている(と自分が思っている)編集者に宛てた、借金申し込みの手紙(角田光代):文体が好き!
    旅立つ前に久しぶりにばったり会った昔の彼女への手紙(西田俊也):口調と風景がすてき。
    亡き兄を送る手紙(歌野晶午):さすが、上手い。こういうの大好き。
    卒園する息子へ(松久淳):ときめく!
    十三歳になった未来の孫へ、日記とともに託す手紙(豊島ミホ):なんでもない手紙だけど、切なくてきゅんとしました。

  • これは勉強になるし為になったし、面白い!!

  • 915.6
    過去に読んだかも…

  • 携帯電話やスマートフォン、パソコンばかり使うようになってから、手紙を書く機会がめっきり減ってしまった私。
    ちょっと手紙書いてみようかなと思った。
    作家のみなさんのようにセンスのある手紙は書けないけれど、自分の文字で思いを込めて書くのってなんだかすてきだな。

  • これちょっとおすすめです。

    ・タイプだと思った相手に交際を申し込む手紙
    みたいに、ちょっと身近?な状況のものや、
    ・人間でないことがばれて出て行く女の置手紙
    のような、完全ファンタジー★な状況のものまで、たくさんの手紙が載っています。
    ・亡き兄を送る手紙
    のように、ミステリちっくなものもあり、、
    ・植物転換手術を受けることを決めた元彼女へ、思いとどまるよう説得する手紙
    のようなものまで、、とにかく、色々載ってます。そして、ひとつひとつが濃い。

    切なかったのは、別れた元妻に「子供に会わせてほしい」と伝える手紙。
    便箋何枚かに、ものっ凄い「思い」「人生」のようなものが溢れてるようなかんじがしました。

    ・マンション管理人が住民に騒音を注意する手紙
    等、ちょっと笑っちゃうようなものもあり、
    そして、
    ・13歳になった未来の孫へ、日記と共に託す手紙
    ・遠い日に逝った父への手紙
    なんかにはちょっとほろりとしたり。

  • いろんな手紙。いろんな気持ち。
    作家さんによってさまざまな感覚が味わえた。

  • 36名の作家さんが色々な時と場合の手紙を書きました…。

    手紙を読むのも書くのも楽しいものです。
    文章を書く力のある方が書く手紙はまた格別!
    センスの良いお手紙が書きたいなぁ。
    未来へまだあったことのない人へ手紙を書く発想もおもしろいと思いました。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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