再婚生活

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839754

感想・レビュー・書評

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  • 直木賞を受賞し、とても優しい人とさ再婚し順風満帆なのに、鬱になってしまった山本さん。
    鬱の辛さがよくわかりました。
    それでもこの日記を書こうとする気力は作家だからのものか・・。

  • 山本さんの以前の日記本は、自分が落ち込んだ時に読んでは、こんな風にどぼんと落ち込んでいるのは自分だけじゃない・・・と友達感覚で付き合ってきました。今回の「再婚生活」の山本さんの鬱病生活がどんなだったか興味を持ち、読んでみましたが。・・・今の私には、合いませんでした。読んでいくうちに、自分も落ちていく感じがして。でも、鬱病の方のくるしさが少しは分かったような気がしています。

  • 鬱病の日々にかかれたエッセイ。直木賞とって、お金もあって、山手線の真ん中にマンション買って、優しい人と再婚して・・・、どこが不満なのかと著者自信も苦しみながら、闘病しています。鬱病のコーナーにも置いてほしい一冊。

  • 再婚後の、うつ病生活の日記。
    どうしてこんなものが面白いんだと思いつつ一気読了してしまいました。

  • 山本さん、最近作品が出ないなあと思っていたら、うつ病にかかられていたようです。これは、その時の事を綴った日記。なまじ文章が上手なだけに、読んでいて辛いものがあります。うつ病ってあまり知らない周囲の人にはそれと理解されないだけに、とても参考になりました。(2007/11/3読了)

  • ちょっと新刊でてないかな・・と思っていたら、入院されていたのですね。「うつ」での入院と闘病生活の日記です。<BR>
    <BR>
    題名が「再婚生活」なのでどんな甘いものかと期待していましたが、なんと、闘病記!でもあえて「闘病記」としなかった著者の思いがなんとなく感じてしまいます。ご主人『王子』の大きさ、感動モノです。お仕事と家事、こんな大作家さんでもたいへんなんだな。でも・・これを読んでから特に「仕事」を持つっていいな・・とじんわり思います。なにが無くても仕事があれば・・。<BR>
    一番うらやましいなと思ったこと。<BR>
    ダスキンさんのお掃除サービス!ほんとにほんとにうらやましい・・。

  • 随分長いこと消えてたねぇ、文緒さん、と思ったら、鬱になってたらしく、鬱を煩っていたここ3年間の日記。直木賞を「プラナリア」で取ったのが2001 年。そこから早6年。直木賞以降、ぱたんとあの冴え渡っていたこの人の小説に冴えがなくなり、というか、そもそもぱたんと作品自体が発表されなくなり、燃え尽きてしまったのか、何がどうなってしまったのか、と思っていたのだけど、そういうことだったのかぁ、と。人の日記を見るのって、何で楽しいんだろうかね。けど、内容的には結構辛いし、これはあの山本文緒の文章じゃないと思って読んだ方がいいかもなぁ、と思った。鬱って、そういうものなのかぁ、という理解にはなる。けど、これは特にそこらのネット上の日記と何が違うのかというと、変わりはない。そもそも日記に素人も玄人もないのかもしれんが。(07/9/11)

  • 新聞広告で見て、「面白そう!」と思って予約してやっと順番がまわってきて、初めて日記だと気がつきました。
    しかもうつ病の日記。
    う〜ん、とりあえず全部読んだけど、この人の実生活には特に興味がない私なのでイマイチでした。 すいません・・・。
    でも「王子」であるダンナさんとはすごく仲がいいんですね。

  • 自分の病気についてや人についての考察の鋭さはこの日記にでも出ています。猫への愛情もたくさん感じられました。

  • 題名に惹かれて手に取ったものの、内容は「鬱病の闘病日記」。再婚してから鬱病になったようなので、題名に偽りは無いのですが・・。
    鬱病でも客観的に自分を分析し文章にしているなんて、流石に作家だね〜。感心だケロ。
    素敵な王子様と再婚してホッとしたから、発病しちゃったのかな?弱った時に側に居てくれる人・・いいなぁ〜。って言ったら不謹慎かしら?
    山本文緒のファンになっちゃいました♪

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著者プロフィール

1987年に『プレミアム・プールの日々』で少女小説家としてデビュー。1992年「パイナップルの彼方」を皮切りに一般の小説へと方向性をシフト。1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞受賞。2001年『プラナリア』で第24回直木賞を受賞。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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