原発事故で美しい故郷と生活基盤、資産をすべて失う。何度も避難所を換えながら、詠み続けてきた著者の深き思いが凝縮した、哀切なる第一歌集。
山田 純華:1944年9月28日生まれ。福島県双葉郡広野町生まれ。現在、いわき市在住(避難先)。2004年、富岡町公民館短歌教室へ入会、佐藤祐禎氏に指示。同年、水流へ入会(大熊町)。この間、短期間だが新アララギ、林泉へ入会。2008年、桜井登世子先生の銀河会へ入会、現在に至る。 「2019年 『歌集 雪ふれば雪 花咲けば花』 で使われていた紹介文から引用しています。」