霊道紀行

  • 角川書店 (2010年3月25日発売)
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感想 : 14
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048850490

作品紹介・あらすじ

独特の文章でカルト的な人気を誇る著者が、スピリチュアル世界を徹底リポート! オーブ、オーラップ、アセンションなどなど。時にシニカルに、時にユーモラスに愛情をもって鋭く切り込む絶品エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に最近ハマっている辛酸なめ子。
    今回は、「霊道紀行」。流行りの四国八十八ヶ所巡り的な内容かと思いきや、文字通りスピリチュアル体験。そういえば、彼女の得意分野にオカルトもありましたね。
    本書は例えば、こんな話。
    ・人の持つオーラが撮影出来るオーラ撮影会に参加。オーラの色にもランクがあり、霊的には白が1番高い。ちなみに、下から、深紅、赤、オレンジ、金、黄色、緑、深緑、青、藍、紫、ラベンダー、白の順。筆者は数か月前に撮ったオーラの色は、白。他の来場者が見てる中、なぜか優越感で撮影開始。その時、蝿がカメラに止まって動かない。このままでは、「ハエのオーラと混ざってしまう」と思ったがそのままパシャリ。結果は黄色でした。「これは、自分の魂のレベルが七段階下がったのではなく、ハエのせいだと強く信じています」
    ・また、憑依体質の人には朗報。霊は下ネタを嫌がるので、金縛りになった時も下卑な4文字言葉を叫べば一瞬で解ける、そうです。しかし、これは諸刃の剣。自分を守っている守護霊があきれて離れて行ってしまう心配も…
    ・アセンション(主にスピリチュアルな文脈で使われる言葉で、「次元上昇」や「次元回帰」など、人間が魂の成長や意識の進化のために、より高い次元へと上昇するという考え方です。具体的には、地球の波動が変化し、それに合わせて人間の意識も進化していくという解釈が一般的)向け異次元トリップCDがあるようです。モンロー研究所から発売されている「ヘミシンクのCD」、この方面に興味がある方は、試してみては。
    暇つぶしにはモッテコイの内容でした。

  • 2010/4/11  借りて読み始める。4/13 読み終える。
    占いやら、霊感やらには とんと 興味はないのだが・・・。
    図書館の 新刊コーナーには 不思議な力がある。
    シュールなイラストの表紙に 著者が「辛酸なめ子」、ただそれだけで、借りてしまった本。
    読み始めて、思わず口元がほころび・・・ついにはクスクスと声を上げて笑ってしまった。

    読み終えると、肩こりも頭痛も、夜室内で鳴る音も 霊なのかと〜、思う? いえ〜思わないね。(*^_^*)♪

     これから私のスピリチュアル人生は・・・どうなるのでしょう。
    「辛酸 なめ子」、イラストには不思議な魅力がある。
    さらにこの本を読んで、その語り口に波長があったようで 他の本も読んでみたくなった。

    内容 :
    さすらいの前世探し、嬉し恥ずかしヒーリングセッション、アセンションへの心構え…。
    辛酸なめ子がスピリチュアル世界を徹底リポートし、スピリチュアル・ブームに鋭く切り込む。

    著者 : 
    1974年生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。漫画家、コラムニスト。
    著書に「片付けられない女は卒業します」「消費セラピー」「癒しのチャペル」など。

  • 独特の文章が楽しくて、ニヤッとしながら読みました。

    多くのスピリチュアル系のイベントやワークショップに
    参加して、
    スピリチュアルにハマりすぎた人を
    おちょくりながらも、自分も霊感体質で
    見えたり、いろいろ感じてしまって、
    ホワイトセージや、パワーストーンに頼っているところが
    面白かった。

    私もハマりすぎそうになっているので、、
    分かる気がすると思うところが多数。
    客観的にみれば、真剣に言っていることが、
    かなりおかしなことだらけですあせあせ
    (客観的に見なくてもだけれど・・・うまい!)


    宜保愛子とか、細木和子とか美輪さん江原さん
    ジョセリーノなど、色々なそっち系の人のことが
    ちょこっと書いてあります。

    アリソン・デュボアはドラマを見ているので、
    インタビューがあって、あらゆるスビリチュアル系を
    網羅していて羨ましいですウッシッシ

    スピリチュアル系を探索すると
    通る道は大体一緒なんだなと思いました。

    著者が読んでいる本が
    別の意味で面白そうなので読んでみようと思いました。

  • 期待していた内容とは違ったのですが、以外と面白くて読みやすくて一気に読んでしまいました。夜中に読んだら怖いです。

  • うさんくさいけど面白かった!

  • どこまで本当か分からないけど面白かった。あまり深刻になるより、このくらいのテンションで対処した方が色々と良さそうです。

  • 怖かったが面白かった(^^;見える&感じる人は凄いな~と思いつつ読んでいた・・・。語り口が面白い。

  • もーー!!面白かった!!!面白かったけど、暗すぎて闇に引きずり込まれそうで恐ろしかった。自分には見えない、体感出来ない世界だけれど、「嘘だっ!!!」とは思えなくて。「そうか、こんな世界が繰り広げられているのだな」と異世界を覗けたような気持ちになれて楽しかった。嫌いじゃない、です。

  • なめ子先生から少し目を離しているうちに、スピリチュアル道の求道者としてずいぶん探求されていることに驚かされたり。
    前編楽しく電車内で読んだのだけど。続きが読みたくて、家で読もうとしたら、なんだか出てきそうで、家読みは断念。おもしろいけれど、家には置きたくないな1冊です。

  • 2011.02.25.

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター、コラムニスト。
1974(昭和49)年東京都生れ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。鋭い観察眼と妄想力で女の煩悩を全方位に網羅する画文で人気を博す。著書は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)『ヌルラン』(太田出版) 『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP)、『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。

「2022年 『辛酸なめ子、スピ旅に出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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