習慣力 1日1分7つのステップ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048850834

感想・レビュー・書評

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  • やりたいことどころかやらなければならないことすら手のひらからどんどんこぼれ落ちて行く毎日が怖くなっていた。これまで何度も本やサイトや友人から色んな情報を得て生活改善しようと試みてきた。その都度、いつも3日坊主とはならずに2週目、3週目と継続できていたのに、ある日入った「不可避な横ヤリ」をきっかけに、全てがうまくいかなくなってしまう。そんな日々が長いこと続いていた。

    このままでは気がついたら定年を迎えてしまう。。。そして趣味もなくつまらない老後を淡々と過ごして死を迎える。そんな未来が見え始めた瞬間、背中に寒いものを感じた。いままでも生活改善を試みて半分成功はしてきたのに、なぜそれが習慣にまではならないのだろう?それは俺がただ単にグズだからか??
    この状況にブレイクスルーをもたらすには、テクニックなどではなく「精神面における継続する力の改善」が必要なのではないか?、そう感じ、いわゆるライフハック本ではなくそのものズバリのタイトルであるこの本を手にした。

    これまで習慣づけられないのは心が弱いからだ、とずっと思い込んでいた。しかし筆者は違うという。読んでみるとこの本で提案されている手法は昔からよく言われていることをベースに作られている。しかしそれを継続させるために必要なマインドセットや、なぜ人が習慣を継続できないのかという仕組み、そして継続をさせるために必要な手順ではなく思考にまで本書は言及している。世に数多ある自己啓発本やライフハック本では、方法論は語られても続けるための精神論は「根性」や「強い成功イメージを持つこと」などという絵に描いた餅ばかりかったが、この本はそれを全否定する。

    筆者の主張はざっと纏めるとこうだ。
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    習慣とは何もしなくても勝手にやってしまうことであり、身につけることができれば最強の武器になる。良い習慣をたくさんつけておき悪い習慣をできる限り排除しておけば、努力などしなくても成功は自ずと自分の近くに集まってくる。

    人生は、感性×理性×知識×行動で決まる。
    自己啓発/自己改善しようとしている人の多くは、感性や理性、そして知識までは揃っている場合が殆どだが、行動が伴っていない。

    人が行動を起こすためには意識改善が必要であるが、この「意識」は顕在意識、潜在意識、感性の3つからなりなっており、多くの成功本では潜在意識を変えるためにイメトレしよう、といっているが成功体験のない/少ない人にはそもそも成功イメージがないのでそれが出来ない。いい思いを一度もしたことがない人にとってはここが最大の障壁になる。なのでまずは「顕在意識」から変えていくことが大事。

    顕在意識を変えるとは、つまり自己啓発のような高尚な精神論はさておき、とにかくカタチ(発する言葉、行動、身なりなど)から整えて入り、それがなんの意識もなく続けられるような仕組み作りを最初からしておくことと言い換えられる。習慣はこうやって自然につくられていくものであり、我慢や根性で身につけるものではない。

    弱い自分を認め、何があれば自分をドライブできるのかを知り、それをトリガーとした仕組みづくりをして、あとは単純にそのフローに従って「淡々と」生活するだけ。変わらなくては!と毎日自分を鼓舞する必要もないし、複雑な手順を踏む必要もない。
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    具体的にどうやっていくのかは本書に譲るとして、筆者が訴える「良い習慣」とは「早起き」×「掃除」×「日記」×「10の誓い」の4つで構成されるそうだ。これは本書内で繰り返し著者が主張している内容を余すところなく取り込んだ手法だが、先にも書いた通り最初の3つなどはそれこそ古典的ともいえる生活改善手法だ。問題はそれらをどうやったら続けられるのか?であるが、それが最後の「10の誓い」に込められており、本書の最大のポイントと言える。

    これまで読んできた何冊もの自己改善/自己啓発本の内容とは少し別の視点から「習慣化」へのアプローチを提示してくれた本書。テンプレートも用意されていて準備も簡単なので、早速今夜から始めてみたいと思う。

  • ・成功哲学を知りたい人ではなく成功したい人になる
    ・「知行合一」知って行わないのは知らないことと同じ
    ・成功体験がないと夢は苦痛
    ・感性、理性、行動、知識の面から習慣が必要
    ・毎日1本指を立てて1億というと1億稼げる
    ・根拠のない自信をもつ「ちょろいの法則」
    ・子どもはほめることが必要
    ・人は自分との約束は破るが人との約束は破らない→仲間をつくることが大切
    ・褒められたことがモチベーションになる→褒められたことを日記に書くこと
    ・行動がつらいときは自分が求めていないとき
    ・絶対にすべき習慣は、早起き、掃除、日記、明日やること5つ決める
    ・5分でできることをやる
    ・おもりのついた風船からおもりをとって自然に上昇していくイメージ
    ・今使わない物は捨てる

  • 早起きと掃除。5分でもいいからやってみる。

  • 良い習慣が人を成長させる。その習慣を定着させるための方法論もあり。

  • •基本的な4つの良い習慣。早起きをする、掃除をする、日記を書く、10の誓いをたて毎日チェックする
    •習慣づくりというのは、意志の強さでも我慢でも根性でもない
    •成功したい人の条件は、すぐに行動する、継続する。ただ知識があっても意味がない。
    •人は誰でも行動を継続することで変われる
    •成功するには行動が必要です。その行動も、一定期間に一定レベルの行動を一定量こなさなければならない。
    •日々の小さな行動習慣を変えることによって人生は変わっていく。
    •感情というのはどんな言葉、動作、表情、姿勢を使っているかで作られてくる。
    •人は潜在意識で良い思い込みをしていると、潜在能力が開花する
    •行動習慣を変える7ステップ
    1.このままじゃ、まずいなーと思うこと。思い浮かべる。もしこのままだとどうなるか予想し、出来るだけたくさん紙に書き出す
    2.なぜ変わりたいのか、変わったらどうなるのかを考える。この気持ちを毎日見返す。
    3.変わりたいから変わるぞ!へ決意する。変わるための行動紙に書き出す。
    4.一緒に行動する仲間を作る。仲間と一緒に同じ目標に向かって行動する。
    5.行動を反復する。10の誓いをチェックシート活用する。
    6.小さいこと簡単なことを繰り返す。仲間と自分の行動の進捗状況を教えあう。
    7.基本の4つの誓いは、早起きをする、掃除をする、明日やること5つ日記に書く、10の誓いを確認する。
    •10の誓いの注意点 1.ーしないはダメ、ーするにする。2.21回連続◯がつけばオッケー。
    •10の誓いをやり続けた人は自信が増し、継続しなかった人自信を喪失します。
    •習慣教育のジョーカーは、早起き、掃除、日記。
    •掃除はまず整理から。今つかないものどんどん捨てること。いろんな思考のしがらみから解き放たれるように心が軽くなる。
    •徹底的に掃除する。掃除は80点ぐらいで満足する人は、他のことも80点ぐらいで満足してしまう。
    •愛情は理解+応援

  • 基本的な4つの「良い習慣」
    ①早起きする
    ②掃除をする
    ③日記を書く
    ④十の誓いを立て、毎日チェックする

    上記のとおり、特に、目新しいことを述べている本ではありません。
    しかし、これができる人は確実に自分の人生を望む方向へ変えられるだろうと思います。

    最近、勉強していることに関連して、自分を見つめるツールとしての日記を活用してみようと考えています。

    もちろん他の習慣についても、無理のない範囲で徐々に取り入れていくつもりです。

  • ISBN-13: 978-4048850834

  • 毎日、何かを習慣にして実行するのは簡単なようで難しいこと。けどこの本を読んで毎日の習慣は改めて大事なんだと実感した。自分を変えたい、夢を叶えたい、成功したい人には是非、読んでもらいたい。

  • 早起き、掃除、日記、10の誓いを真に智行うこと。
    人生は小さなことからしか変えられない。

    *日記;感謝、成功法則、ほめられたことを書く。⇒新しい自分の発見につながる。
    *10の誓いは、21日続いたら次の事をやる。

  • 成功したい人なのか、成功ノウハウを知りたい人なのか、その辺を書いてあるしびれる本。

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