さみしさサヨナラ会議

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048850889

感想・レビュー・書評

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  • なかなか深い内容だった。

    小池龍之介が好きだが
    異質の宮崎哲弥との対談で
    また違った感じが出てよかった

    p202
    あ、これは覚醒剤をやっているんだなと
    気づけば、ちょっと治る
    (快楽を求めている時)

    P206
    「快楽を最大化することが
    幸せに違いない」という思い込みは、
    幸福どころか、脳を覚醒剤中毒にして
    しまいかねない罠を孕んでいる

    P208
    「欠如は欲望発生の条件であると
    同時に欲望の目的である」ジャック・ラカン

    P232
    乗り越えるのではなく一体化する

    この痛みをなんとかしたいという
    感情があるうちは痛みは消せない

  • お寺の住職である小池龍之介さんと評論家の宮崎哲弥さんによる対談集。
    さみしさ、孤独とは何か?について延々と討論されている。
    恋愛における部分は参考になった。愛する人と出会うな、とか、愛されるより愛しなさい、のくだりなどは、うぬぬぬ、と唸ってしまった。
    のめりこむな、冷静な視点を持て、ということだと理解した。正解かどうかはわからないけども。
    レコーディングダイエットならぬ、レコーディングわが心。できるようになりたいなぁ。

  • 恋愛の内容が半分以上を占めていて、残念だった。
    他のさみしさについても言及してほしかった。

  • 久々に5つ星。

    ブッディスト同士の対談なので、当然に仏教のお話が出てくるんですが、それよりも一般的なレベルの内容が多くて、読みやすいかなぁと。

    しかもテーマが恋愛や人間関係からくる、さみしさなわけで。身近な話題です。

    読んでる時から思ってたのが、これは孤独とかさみしさとか一人っていうものについて、深く考えたことがある(考えてしまった)人にとってはすごく響く内容なんじゃないかなぁということです。

    逆に言えば、そういうのにひっかからなかった人にとってはただの小難しい本なのかも。

    なかなか一人で考えてても答えは出ないもので、そうやって一人で考えてても到達できないことがこの中で話されてると思います。

    さみしいなぁって感じる時にどうやって自分の中で折り合っていったらええのか。

    答えっていうものはないかもしれないけど、こうやっていったらいいのかなぁっていうある程度の方向性はつかめるんじゃないかと思います。

    なんでさみしくなるのか、どうやったら乗り越えていけるのか、そのメカニズムを知っておくだけでもだいぶ生きていきやすくなるような気がします。

  • さみしさサヨナラできんわな。
    いきて行けない程寂しいと思う人がいる。
    この本を読んで、自殺率の高い我が国をおもう。

    おいらはいきていけるけど、いきて行けない人との差異。

    おいらは何が救われているのか?それとも救われない渦中にあるのか?気づいていないだけなのか?それともそれを通り越したのか?

    【ちょっとメモ書き程度に】

  • 対談本なのに、サクッと読めないのはなぜだ。それくらい的を得ているように感じたのかな。前に読んだ『ボクには世界がこう見えていた』をなんとなく思い出したりもした。

  • さみしさとは何か?をひたすら対談した一冊。さみしさを克服できるような強さをつけたい。

  • 僧侶である小池龍之介氏と政治評論家の宮崎哲弥氏が、恋愛を中心に人間の「さみしさ」について語り合う対談の本。
    人間、本質はみな寂しがり屋…

  • 脳科学と仏教?

  • なかなかに深く考えながら読み進めた。でもまあ、みんなおんなじような事で寂しくなったりするのね、と。同じよくであるけど個々各々において違う。違うを意識して六割で付き合うのが一番精神衛生上いいのじゃないかしら。これが私のさみしさサヨナラ法(笑)

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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