トカゲの王 2―復讐のパーソナリティ (上) (電撃文庫 い)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2012年1月7日発売)
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感想 : 17件
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- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862448
感想・レビュー・書評
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前作では正直...微妙な内容と展開でこのシリーズの
どこを楽しむべきか分かり難かったのですが、
今作で少しその方向が見えてきたような...気もします。
能力者が何人も登場する異能バトル作品に見せかけた
実は作者らしい人間の裏側のダーティーな感情、嫉妬、
欲...そして嘘が渦巻く入間作品なんですね。ヒロインの
「巣鴨」のキャラも1巻に比べて分かりやすく変わって(笑)、
そのヒロインに無条件、丸投げで救われる事になる
主人公「トカゲ」との関係性もようやく形になってきて
このシリーズの輪郭が見えてきたような...。
能力者に比べ単なる人間の殺し屋「ナメクジ」さんが
大活躍する巻でしたが、バトルというより一方的に
暴走するだけで戦闘バトルシーンはほぼナシw。
というか...戦闘、格闘シーンの描写が実はは苦手なのでは?
と思うほど...頭にイメージが浮かんでこないw。ある意味
その路線キープしつつ、さらに歪んで予想出来ない
ヘンテコで救えない荒唐無稽な物語を...少し期待してます。詳細をみるコメント0件をすべて表示