龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2012年1月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862493
作品紹介・あらすじ
卯王朝、第十八皇女の月華。どぶ川の畔で、虐げられる民"言遇"である涼孤の剣舞を目撃し自らも剣をとる。はじめは金持ちの道楽でしかなかったその剣術だが、まさかの開眼をはたし-!?一方、元都には武人が生死をも賭して真剣試合を行う大比武が近づいていた。涼孤の働く講武所の師範代である蓮空や、一番手講武所の一番弟子・阿鈴など、それぞれの志を抱き出場を決める。涼孤と月華は武の頂を目指す者たちを巻きこみながら、その運命を交差させていく。鬼才が贈る剣をめぐる物語、第2弾。
感想・レビュー・書評
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すれ違いの結末、蓮空の行く末など、気になることばかりです。
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「龍盤七朝」という中華風というか武侠小説風舞台の
「時代」もの(その時場所を描くことに意味あるもの)
日本ならばシノビとサムライ(カタカナで)もの
お話自体も数冊で収まる単純なものなのに
なぜここまで他の小説と違うのか
「ライトノベル」(キャラクタが話しを作るほど特徴的である)であり
「時代劇」(どんな舞台場所でも通俗普遍なお話)なのに
架空舞台の詳細な描写で時代ものでもあるというものが他にないからか
この作者に創作意欲が残っていたことだけで賀すべきことである
もちろん刊行間隔は3年半といわず1年くらいでも全然かまいませんことよよくってよ -
秋山瑞人は死せず! / あいかわらず読んでてにやけてしまう文章で、嫉妬すら憶える / わりと長めのバトルがあってそのあたりは少しカロリー使う / なんとも秋山らしい展開で、そう簡単にはお定まりの馴れ合いには突入させてくれない / 今巻は禿も月華も、そして次の巻ではあの男もあの女も、みんな死にたくなるような目に遭うんだ / 短刀をもらった侍女は陵辱され、あげたじーさんは病でぽっくり、きっとそうに決まっている / 次の巻が出れば、な
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前作から4年ぶりの続巻。 架空の中華風武芸もの。 ボーイ・ミーツ・ガールものだが破局を迎えたところでこの巻終わり。 一巻目では全二巻になると書いていたが、この巻のあとがきではもう一巻必要だと作者は述べている。やっぱり。 やっぱこの人の文章はゾクゾクするわ。 描写が強い印象を持ってる。相変わらずの描写力と切なさ。 この文章を早い執筆速度を維持できれば最強と思うがこの密度では無理。
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中華ファンタジーなのでやたら漢字が多くて読みにくいのは仕方がない(笑)
蔑まれ差別される側の少年とその少年・涼孤
涼孤の剣の技に惚れたお転婆なお姫様の18皇女・月華。
月華はまだ14歳の女の子で
"涼孤が好きなのか"
"剣の腕が好きなのか"
自分ではまだ分からない…
ただ涼孤を打ち負かしたいって思いで剣の腕を磨く月華
涼孤の尊敬する講武所の師範代である蓮空が
大比武に出場…もうそれだけで涼孤は嬉しかったんだけど
その後蓮空がある行動を∑( ̄ロ ̄|||)
蓮空や月華の事、自分の生い立ちなど
色々重なって気持ちが弾けた時涼孤は………。 -
久々の秋山瑞人、期待を裏切らぬ面白さでした。
お願いは一点。完結して下さいm(_ _)m