龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 236
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048862493

作品紹介・あらすじ

卯王朝、第十八皇女の月華。どぶ川の畔で、虐げられる民"言遇"である涼孤の剣舞を目撃し自らも剣をとる。はじめは金持ちの道楽でしかなかったその剣術だが、まさかの開眼をはたし-!?一方、元都には武人が生死をも賭して真剣試合を行う大比武が近づいていた。涼孤の働く講武所の師範代である蓮空や、一番手講武所の一番弟子・阿鈴など、それぞれの志を抱き出場を決める。涼孤と月華は武の頂を目指す者たちを巻きこみながら、その運命を交差させていく。鬼才が贈る剣をめぐる物語、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 未完。1巻のあとがきに、2巻で終わる、と書いてあるから、終わるのだろうと思って読んでいたのだけれども、全然終わらなかった。いろいろな伏線が回収されていなさすぎる。続刊はまぁ出ないでしょう。全般的には、いつもの秋山瑞人の通り面白く読めるのだけど、中国ネタだからか、よくわからない漢字が多くて、読むのがちょっと大変だった。微妙な点としては、主人公が卑屈すぎるのが読んでいてちょっと不快かな。それにしてもお姫様強すぎな件。

  • すれ違いの結末、蓮空の行く末など、気になることばかりです。

  • 「龍盤七朝」という中華風というか武侠小説風舞台の
    「時代」もの(その時場所を描くことに意味あるもの)
    日本ならばシノビとサムライ(カタカナで)もの
    お話自体も数冊で収まる単純なものなのに
    なぜここまで他の小説と違うのか
    「ライトノベル」(キャラクタが話しを作るほど特徴的である)であり
    「時代劇」(どんな舞台場所でも通俗普遍なお話)なのに
    架空舞台の詳細な描写で時代ものでもあるというものが他にないからか

    この作者に創作意欲が残っていたことだけで賀すべきことである
    もちろん刊行間隔は3年半といわず1年くらいでも全然かまいませんことよよくってよ

  • 武侠ライトノベル。天衣無縫な皇女月華は調子に乗って、街で喧嘩をふっかけたりしていた。しかし、涼狐に対しては相変わらずヘンな調子でつっかかることしかできなくて……。やっぱり秋山瑞人さんは文章がいいなあ。情景描写とそこからあらわれる感情が、素敵です。ちょっと大人の登場人物が多いからか、二巻の方が暗めでしたが……三巻完結予定だそうですが、タイトルからいくと、月華が涼狐を倒す話なのでしょうか。

  • 秋山瑞人は死せず! / あいかわらず読んでてにやけてしまう文章で、嫉妬すら憶える / わりと長めのバトルがあってそのあたりは少しカロリー使う / なんとも秋山らしい展開で、そう簡単にはお定まりの馴れ合いには突入させてくれない / 今巻は禿も月華も、そして次の巻ではあの男もあの女も、みんな死にたくなるような目に遭うんだ / 短刀をもらった侍女は陵辱され、あげたじーさんは病でぽっくり、きっとそうに決まっている / 次の巻が出れば、な

  • 超絶。
    最高。
    王道。
    王道。
    読んでるだけで血肉沸き踊る。
    練度が高すぎる。
    欲しいところに欲しい言葉が来てる文章を読むことの心地よさよ!!
    ここまで練られた文章で、お約束を守ってくれて、決めるところをスパっと決めてくれたら文句はないし愛してる。
    読んでて叫んだ。
    どうしようもなく、文章を求めるなんて、なんて久しぶり。
    次を。早く次を。死んでしまうよ。

  • 前作から4年ぶりの続巻。 架空の中華風武芸もの。 ボーイ・ミーツ・ガールものだが破局を迎えたところでこの巻終わり。 一巻目では全二巻になると書いていたが、この巻のあとがきではもう一巻必要だと作者は述べている。やっぱり。 やっぱこの人の文章はゾクゾクするわ。 描写が強い印象を持ってる。相変わらずの描写力と切なさ。 この文章を早い執筆速度を維持できれば最強と思うがこの密度では無理。

  • 中華ファンタジーなのでやたら漢字が多くて読みにくいのは仕方がない(笑)
    蔑まれ差別される側の少年とその少年・涼孤
    涼孤の剣の技に惚れたお転婆なお姫様の18皇女・月華。

    月華はまだ14歳の女の子で
    "涼孤が好きなのか"
    "剣の腕が好きなのか"
    自分ではまだ分からない…
    ただ涼孤を打ち負かしたいって思いで剣の腕を磨く月華

    涼孤の尊敬する講武所の師範代である蓮空が
    大比武に出場…もうそれだけで涼孤は嬉しかったんだけど
    その後蓮空がある行動を∑( ̄ロ ̄|||)

    蓮空や月華の事、自分の生い立ちなど
    色々重なって気持ちが弾けた時涼孤は………。

  • 久々の秋山瑞人、期待を裏切らぬ面白さでした。

    お願いは一点。完結して下さいm(_ _)m

  • 3年ぶりの新作。もう出ないと思ってさえいたので、これだけで大感動。
    一巻が凄すぎたので、かなり間が空いているしレベルが落ちてたらどうしよう、と思ったが杞憂だった。
    今回は前巻のあとがき通りデストロイ。帯の「ベルカ開眼」という文字にこの上なくワクワクさせられた。最後のすれ違いがすごく切ない。一応ボーイミーツガーツのラブコメ物だからハッピーエンドだと信じてる。
    続きが何年先でもずっと待つので必ず出してほしい。

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